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「男を見る目を養う2つの実践テク、教えてやんよ」藤本シゲユキの一発逆転恋愛学【第11回】

  • 2019.4.8
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こんにちは、悲恋改善アドバイザー改めリアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。

ここ数回の連載では、ダメ男に引っかからないための理論についてお話してきました。しかしあくまで「理論」でしかなかったため、読むだけでいい恋愛ができるとは限りません。そこで今回はより実践的にどんな考え方を身につけ行動すればいいか解説させていただきたいと思います。

今回はここ数回のコラムで何度もお伝えしている「人を見る目を養う」ための実践的なテクを2つご紹介します。しかしまずは、ご紹介するにあたり「男性を見る目=人を見る目」であることを理解しておいてください。つまり男性を見る目だけを向上させようと思っても、それはできません。性別、年齢、地位など関係なく、様々な人を見る目を養うことが、結果男性を見る目を養うことにつながります。

1「徹底的に周囲の人間を俯瞰する」こと

これはつまり、あなたの周りにいる人たちを一人ずつ「客観的な視点」で見ることです。

人間というものは、親や友人など心理的な距離が近い人を客観的に見られない傾向があります。特に親しい人の場合、悪い面があっても「でも良い面もたくさんあるから」と言って悪い部分を無意識的に見ないようにしがちです。

一方、あまり話したがらない職場の同僚など、心理的な距離が遠く、親しくない人はどうでしょうか。そういう時に限って「あの人のことはよく知らないけど、こういうところ(悪い面)があるよね」と言ってしまうことはありませんか? なぜ知りもしないのに、そんなことを皆言ってしまいがちなのでしょうか。それは自分とほぼ関わりがなく、「冷静に」相手のことを見ているからなんですよ。

冷静かつ客観的視点で周囲にいる様々な人を観察していると、今まで見えてこなかった部分がたくさん見えてきます。

ポイントは客観視する相手の「良い面」と「悪い面」を切り分けて考えること

最初のうちは親しい人の悪い面を見つけることに苦労するでしょう。仲が良い人やお世話になっている人を「そんな風に思っちゃいけない」という良心が邪魔をしてるからです。

また、自己肯定感が低い人は「自分なんかが人のことをとやかく言ってはいけない」と思い、人の悪い面を探すことにストッパーがかかっている場合も多いですね。

しかし、ここでいう「相手の悪い面を探す」とは、別にその人のことをボロカス言うことではありません。「完璧な人間なんてこの世にいないから、人それぞれ良い面も悪い面もある」という前提のもと、その人の「一部分」として見ることなんです。

そして自己肯定感が高かろうが低かろうが、接する相手のことを冷静に判断できず、さらには線引きもできない人ほど、人付き合い全般で苦しんでしまうものです。ここで言う「線引き」とは、あなたの尊厳やプライドを踏みにじろうとしてくる相手に対しての回避か拒絶のことを指します。

「人間観察」とは、自分以外の人間を、その人に対する感情や背景を一切考えずに「徹底的に客観視」することを言います。

断言するけど、

2 当事者意識をもって「ドラマ・映画・漫画」を観る・読むこと

人を見る目を養うために、ストーリーのある作品に触れることは非常に重要です。ポイントは、実際に起こり得そうなリアリティがある物語を選ぶことです。

ちなみに活字慣れしている人は小説を読むでもいいのですが、苦手な人だと人物描写がしづらいため、あまりオススメはしません。

ではなぜドラマ・映画・漫画で人を見る目を養えるかというと、現実世界よりも「人を見る」場数を踏めるからです。

僕たちは、一生のうちに出会う人の数が限られています。その上住んでいる場所や生活環境によっては、新しい人と出会う機会がないという方もいらっしゃると思います。そういった方が実生活だけで人を見る目を養うのは至難の業といえるでしょう。

そこで、ドラマや映画、漫画を通じた「人を見る目を養うトレーニング」が役立つわけです。

これは僕自身も日々行っているトレーニングで、登場人物の人格やそうなった背景に着目しながら、「なぜこの人はこういうことを言うんだろう?」「なぜこの人はこういうことをしたのだろう?」という視点で作品を観たり読んだりしています。

そして「自分がこの人物だったらどう考えて、どう対処しているか?」と考えを巡らせることも非常に大切です。実践する際は主人公だけに焦点を当てず、できれば主要人物すべてに対してこのトレーニングを行うことをおすすめします。

当事者意識をもって作品に触れる

ほとんどの人が、物語に対して「これは現実ではない。自分には関係ない」と無意識に思っています。

しかし、この前提を「現実として自分の周りで起こっている出来事」として考えると、作品に対する見方が変わってくるんですよ。

中でもオススメしたい作品が漫画『闇金ウシジマくん』です。今まで莫大な数の人間を見てきた僕からすると、物語に登場する人物は、姿は違うものの「確実に」実在します。

人から何かを搾取することになんの躊躇もない人物や、どん底や地獄に突き落とされる人たちの背景描写は秀逸で、「人間の闇」を知らない人にとってはかなりショッキングなストーリーになっていますね。

だからこそ、「こんな人いねえよ」という前提で読んでしまいがちなんですが、今のあなたの周りにいないだけで、世の中にはちゃんと存在しているんです。

一方、実体験を通じて知っている人たちは、「もう二度とこういう人間とかかわりたくない」、「自分もこうならないように気をつけないと」という意識でこの漫画を読んでいることが多く、「当事者意識」があるんですよね。

つまり、物語にふれる時はいかに「他人事じゃない」と思えるかどうかも重要なポイントになるといっていいでしょう。

当事者意識をもって作品を観たり読んだりすると、人を見る目が養われるだけではなく、「自分ならどうするか?」という観点で、あらゆる場面に遭遇した際のシミュレーションもできます。


以上、
1「徹底的に周囲の人間を俯瞰する」こと
2 当事者意識をもって「ドラマ・映画・漫画」を観る・読むこと

上記2つが、私がオススメする「人を見る目を養う」ための実践的なテクになります。これまで様々なテクを実践してきた私が、最終的に行き着いた考えですので、皆さんもぜひ試してみてください。

-PROFILE-【藤本シゲユキ 悲恋改善アドバイザー...
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