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油断してた…?! 自宅マンション内でも気を抜いてはいけないと思ったあの日【笑いあり涙あり 男子3人育児 第38話】

  • 2019.4.8
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ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。tomekkoです。

子どもの事故や病気、報道などで知るたびに、他人事ではないと気を引き締め直しているつもりですが、実際その時というのは突然やってきますね。

長男が性格的に無茶なことをするタイプではなかったので、あまり大きな怪我や事故に遭うことはなかったのですが、実は一度、安心だと思っていた自宅マンション内で迷子になったことがありました。

長男が2歳半ごろだったでしょうか。
当時はまだ子どもは長男1人でワタシも身軽でした。その日は夕方から車で小児科へ行こうと玄関を出たところで忘れ物に気づき、エレベーターの前で待っていて、とワタシだけ引き返したのでした。



忘れ物を取ってエレベーターホールまで戻るのに、1分もかかっていないと思います。

でも、戻ったところに長男の姿はありませんでした。


2つあるエレベーターの表示を見ると、1つは上へ。もう一つは下へ。

忘れ物に気づく前、ワタシは下へ行くためのボタンを押していたことを思い出しました。

よく自分がやるんですが、電車でも次の特急を待とうと思っているはずなのにドアが開いた瞬間無になって発作的に乗ってしまうことってありませんか…?

たぶんそんな感じで何気なく乗ってしまい、行き先階を押していなくても他の階の方が呼び出していたらエレベーターは動き出してしまったのかもしれません。

ともかく、早く確保しないと2歳児のことだから、ワタシを探して突拍子も無い行動をしないとも限らない。心臓が泡立つような焦りを感じました。

とりあえず来たエレベーターに飛び乗り、ロビーへ。しかし長男の姿は見当たりません。
管理人さんなどもいる時間帯ではなく、息子を見なかったかと聞く相手もいない。

焦って外に飛び出したら車も走っている。夕暮れ時の視界が悪い中、幼児が一人歩きなんてしていたら…

この時点で悪い想像が湧き上がりまくって口から心臓が飛び出しそうな状態でした。

もう一つのエレベーターに乗って戻ったのか、それとも階段?

もう一度ロビーから乗り込み、全ての階を押して、一階ずつホールに出て見ていきました。

しかしどこにもいない!



たぶんこの時、俯瞰で見たらコントみたいなことになっていたんだと思います。
今思い出せばちょっと微笑ましくもありますが、この時はこちらも半泣き。

ロビーに戻って放心していると、上の階から子どもの泣き声が…!!

今度は階段を使い必死にお互いに呼び合いながら、上がっていくと…
やっとロビーの上の階で涙涙の再会…!!

長男に話を聞いても要領を得ず、想像ですが、たまたまドアが開いた階で降りてしまったようですがワタシの乗ったもう一つのエレベーターとはすれ違いになっていて会えなかったようです。

長男には1人で勝手にエレベーターに乗らないこと、もし今後エレベーターだけではなく迷子になったり親が見当たらないと思った時にはその場を動かないことなどを言い聞かせましたが、これは子育てに少し慣れてきたワタシの過信が招いた重大なミスだったと思います。


ちなみに、この反省が活かされず実は次男もつい最近同じことをやってしまいました。


小1の長男は今では1人で出かけたり、マンション内のお友達と行き来したりしています。兄といつでも一緒、そして同等の能力を持っていると思い込んでいる次男。



ある休日の夜、マンション内の友人宅から夕食に招かれて先に長男が向かいました。夫とワタシは次男と三男を連れて支度ができ次第向かうことになっていたのですが…それが気に入らない次男は、ワタシの手を振りほどいて兄を追いかけエレベーターに猛ダッシュ!

長男の時のことを思い出し、慌てて追いかけようとするも三男を抱いてまだ靴も履けずもたもたしてしまったので、家の中にいた夫に声をかけ見に行ってもらいました。

やはりエレベーターホールに姿は無く、2つのどちらに乗ったのか分かりません。

今回は大人が2人いるということで、夫がエレベーターで様子を見に行き、ワタシはそのままエレベーターホールで待機しながらもう一つのエレベーターの動きと中の様子を確認することに。

ロビーに降りた夫から「いない」とLINEが来た時にはドキリとしましたが、その数分後に「確保」!!



まだ行き先階など押せない次男。
今回はたまたまロビーまで降りたエレベーターに乗り込んだ女性たちが、一度は目的階まで上がったものの、1人で不安げに乗っている幼児を不審に思い、もう一度ロビーに戻ってきてくれたそうです。

一つ間違えればドアに手を挟むなどの事故や、マンション内とはいえ誘拐や犯罪に巻き込まれる可能性もあったし、子どもが焦って外に飛び出していたら…など、考え出すとドキドキしてきます。

無事だったからこそ兄弟揃って笑い話になりましたが、自宅の敷地内って気が緩みがち。
ほんのちょっと、という大人の感覚は子どものそれとは違うので、今は忘れ物があっても必ず一緒に戻るようになりました。
それ以前に毎回毎回忘れ物すんなよって話ですがね。

(tomekko)

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