1. トップ
  2. 恋愛
  3. どんでん返しでスカッと! 悲しいときこそ観たい「恋愛映画」処方箋

どんでん返しでスカッと! 悲しいときこそ観たい「恋愛映画」処方箋

  • 2015.3.17
  • 8298 views

出会いの数だけ別れがある…。卒業や異動シーズンとなるこの季節。ちょっぴりしんみりした気持ちになる方も多いのでは? そこで今回はそんな3月だからこそ、みなさんにおすすめしたい恋愛映画作品を一挙ご紹介します。

人との別れはどうしたって悲しいもの…。どうにかしてその気持ちを“前向き”に方向転換したいものですよね! そんなときはぜひ、恋愛ライター・ゆきちが選んだとっておきの3作品をお試しあれ~。

■笑って泣ける『ラブ・アゲイン』

悲しい気持ちになったとき、まず観るべきは“ザ・どんでん返し”映画でしょう。なかでも『ラブ・アゲイン』は、見終えたあとのスカッと爽快感が最高なので、とてもおすすめ。

「なんて幸せな人生なんだ」と自分の人生に何の疑いも持たずに生きてきた主人公の中年男性・キャル(スティーヴ・カレル)。本作では、愛妻・エミリー(ジュリアン・ムーア)が浮気をし、離婚したいと打ち明けたことでそんな彼の人生が一変していく様を描いていきます。妻に捨てられ、なんとなく冴えない毎日を過ごしていた彼はある夜、バーで遊び人代表のような男・ジェイコブ(ライアン・ゴズリング)と出会うのでした。

彼の教えで服装を変え、女性に対する接し方を覚えたキャル。果たして無事、エミリーへのリベンジを成し遂げることができるのでしょうか…? 気がつくとキャルを応援し、観ている自分自身にも勇気が湧いてくるお話になっていますよ。

■もどかしさが懐かしい『恋人までの距離』

“忘れられない人がいる、すべての人のための85分”というコピーが目を引くこちらの作品。恋愛で「なんであのとき、こうしなかったのだろう」と後悔したことのある方なら響くこと間違いなしの一作! あなたもこの機会に、『恋人までの距離』の主人公たちに思い出を重ねてみては?

物語は、ヨーロッパ旅行の列車の中で偶然出会った一組の男女(ジュリー・デルピー&イーサン・ホーク)の会話にスポットを当てて展開していきます。心に傷を抱えた二人は、ウィーンの街を歩きながら極々ありふれた会話の中で、お互いへの興味関心を高めていくのです。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ去り…。

じつはこの映画、その9年後、さらに9年後を描いた「ビフォア」シリーズ3部作としても有名なんですよね。旅行という非日常的空間が、観る者の心に「私にも、前に進むチャンスがやってくるかもしれない」と希望を与えてくれる仕上がりになっています。

■主人公の不器用さに学び多き『ルビー・スパークス』

自分が小説に描いた女の子が現実に現れて、しかも自分のことを好きだと言い出すまさに理想的な展開!? 最後に一本、そんなファンタジックなストーリーが魅力的な映画『ルビー・スパークス』をご紹介しておきましょう。

19歳の頃、天才小説家として華々しいデビューを飾ってしまったがため、若くしてスランプ続きとなってしまった作家・カルヴィン(ポール・ダノ)。困り果てた彼は、理想の女の子“ルビー・スパークス”の物語を書くことに。すると、執筆に没頭していたある日、彼の前にルビーを名乗る女性(ゾーイ・カザン)が現われて…と、“理想”と“現実”の恋の狭間でさまよう複雑な心情を描いた青春ラブストーリーです。

人の気持ちは季節と共に移りゆくもの。その儚さを丁寧に伝えてくれる、優しいけれど厳しいお話となっていますので、人生の教科書として一度は観ておくべき映画といえるでしょう。

以上、いかがでしたか? 新たな一歩を踏み出す4月に向け、おすすめの処方箋映画3選でした。

(ゆきち)

の記事をもっとみる