ヨガポーズの補助をされたら?|アシストが生み出す魔法【ヨガハワイマガジン】

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Cover image by Patrick Kelley

アシストは、適切なアライメントやポーズの完全性、深さ、集中力、スペースを促すために行われる。

ヨガは初めて? どんな練習をするのか、わくわくしている?(緊張も?)レッスンパス、ヨガマット、ヨガタオルを揃えたら、いろいろな疑問が湧いてくるかもしれない。「クラスの雰囲気はどうだろう? レッスンについていけるかな? うまくできるだろうか? 続けられるかしら? 練習中の自分はどう見えるだろう? いったいどうしたら足に手がつくわけ?」大丈夫、そう思うのはあなただけじゃない!

ヨガが初めての人も熟練者も、一番大事なのは楽しむことだ。自分に合う指導者やコミュニティを探し、しっかりと学んで成長できるスタジオや環境を見つけよう。体の声を聞きながら、必要なときには休息し、自分の疑問を疑い、自己発見の豊かな旅を満喫するのだ。

ヨガ経験の長短に関わらず、初心は忘れずに。笑いや笑顔と同じく、感謝と好奇心も持ち続けよう。ヨガを始めるとたくさんの疑問が湧いてくるが、常にオープンに寛大に自分を慈しもう。ヨガを学ぶのに最適な方法は、献身的に一貫した姿勢で練習を積むことだ。その学びの過程を信じよう。

さて、いよいよあなたは最初のヨガクラスにやってきた。おめでとう! クラスに参加するという最大の難関をこれで乗り越えた。部屋に入ったら、動きと呼吸の練習開始だ。ポーズの仕組みもわかり、だんだんコツもつかめてきた。だが不意にダウンドッグで誰かに腰を後ろに引っ張られて、びっくりする。それがヨガティーチャーとわかってほっとしたものの、慌てて両手を足の方に歩かせながら、どこが間違っていたのだろうと悩み始める。

大丈夫、これも誰もが通る道だ! 間違ったことなど何もしていない。

手や体を使うハンズオン・アシストやアジャストメントは、ヨガの指導者たちがインストラクションを伝える方法の一つで、世界中のヨガスタジオで行われている。言葉がけや、デモンストレーションによる指導も行われるが、アシストでは直に触れながら動作を促し、和らげ、深めるといった、言葉やデモでは伝えられないサポートができる。

アシストは、適切なアライメント(身体位置)やポーズの完全性、深さ、集中力、スペースを促すために行われる。配慮が行き届いた明晰なアシストを受けると、自分の体について新たな発見ができる。経験豊かな指導者によるアシストは、生徒の可能性を開いて、チャレンジと快適さの間でのバランスを生み出し、不必要に触る感じや、不適切な感覚を生徒に与えない。

アシスト
Photo by Patrick Kelley/Yoga HAWAII Magazine

3つのアシストタイプとは

ヨガクラスでのアシストは大きく分けると、「方向を伝える」「安定させる」「深める」の3つのタイプがある。方向を伝えるアシストは、動的なエネルギーの方向に沿って体を誘導するものだ。ヨガティーチャーは、生徒の体の部位に手を添えて動作の方向を伝える。例えば椅子のポーズでは、ヨガティーチャーは腰の両側にこぶしをあて、中心に向かって押し合い、さらに下に押し下げることでポーズが深まるようにサポートするだろう。方向を伝えるアシストは、ポーズの基本動作を促すために行われる。

安定させるアシストは、関節の正しい位置を確かめながら手と足と体幹の位置も調整し、土台からポーズを組み立てるように促すものだ。土台づくりをサポートしながらアライメントを整えると、体は安定する。体が安定すると、より楽に呼吸が行えるようになる。ヨガティーチャーは、生徒の足の縁を床に押し付けたり、足の指先を広げたり、下腹部を中に引き入れて尾骨を下げるように働きかけたり、特定の筋肉を強く使うように促す。例えば戦士のポーズIIを安定させるために、指導者は片方の手で生徒の右足首の上に右ひざの位置を調整して地面に根付かせ、もう片方の手は右ももの付け根にそえるだろう。このアシストにより、大腿骨が骨盤で安定するのだ。

深めるアシストは、ポーズを深め、可動域を広げるように働きかけるものだ。可動域は、私たちが思う以上にコンフォートゾーン(心地よい領域)よりも広い場合が多い。深めるアシストは、前屈などのポーズでは上半身をさらに伸ばすように、また、ねじりのポーズでは背骨の回転を深めるようにサポートする。これらのアジャストメントによって呼吸がスムーズに行えるようになるため、結果としてより深いレベルでアサナを実践できる。例えば立位の前屈では、ヨガティーチャーは片方の手で生徒の腰を下に押して安定感を高めながら、腰の位置がかかとの真上に来るように調整し、もう片方の手は背骨に沿って頭の方にすべらせるだろう。これらのアシストにより、前屈を深めることができるのだ。

アシストは決してポーズを直すためのものではない。直すことを目的としたアシストは、何かが間違っているという考えに基づいている。自己発見の練習において間違っていることなど何もない。言葉やハンズオンを通じてアライメントを整えるサポートは安全にヨガ練習を行う上で大切ではあるが、それに固執したり、完璧さを求めすぎないようにしよう。動く瞑想であるヨガを通じて体と呼吸に意識をむけながら、急いで結果を出そうとせずに、体と精神と魂が自由に放たれる喜びを味わおう。

アシストは生徒だけでなく指導者にも恩恵をもたらす。ハンズオン・アシストで触れ合い、繋がりを感じると、私たちは互いを思いやるようになる。これはマットの上でも外でも、信頼と活力を築くことにつながる。

次にヨガ練習に行った時、指導者がアシストで手を添えてきたら、自分の体のどこかを直そうとするのはやめよう。代わりに、指導者の導きに委ねながら、新たな可能性に息を吹き込み、いまこの瞬間にいる練習をしよう。生徒と指導者が神聖なレベルで繋がった時、魔法は起きる。

この記事を書いたのは…ジェシカ・ステインさん
ハワイ州カパアにあるカウアイ・パワーヨガスタジオの創設者でディレクター。今後の200時間ティーチャートレーニングについては kauaipoweryoga.comへ。

ヨガハワイマガジン/「The Magic of Deep Connection Through Yoga Assist」

by Jessica Stein
Translation by Sachiko Matsunami

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