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カシミヤ度最高潮の「ヘリル」のジーンズ

  • 2019.4.4
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日本のカジュアルウエアブランド「ヘリル(HERILL)」がデビューシーズンとなる、2019-20秋冬の展示会を行った。

デザイナーは「ジャーナル スタンダード( JOURNAL STANDARD)」や「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」でキャリアを積んだ大島裕幸だ。繊維長のあるゴールデンキャッシュなどのカシミヤを使ったセーターやマフラーを中心とするが、目を引いたのが緯糸(よこいと)にカシミヤ100%糸を使ったジーンズだ。

日本におけるカシミヤのリーディングカンパニーである深喜毛織(大阪、深井喜一社長)と共に、カシミヤ混率34%の一本を完成させた。「通常、『カシミヤ混』といっても糸に混ぜることが多く、その場合、混率は5〜6%程度。34%という高い比率は業界初では?」と大島デザイナー。緯糸はジーンズの裏面に出る。つまりカシミヤが肌に接して、はき心地がよい。

シルエットはストレートで、「太もも周りをすっきりさせている」。シンプルに見えるが、24金メッキのリベットを用いるなど細部にもこだわる。またパッチはリネン100%で、ブランドロゴをプリントしている。価格は4万5000円で、納期は9月中旬以降を予定する。

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