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肌の酸化が老け顔をつくる!今すぐ始めたい抗酸化対策【Part1 美肌作りに抗酸化が必須の理由】

  • 2019.4.3
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肌がサビる「酸化」ってどういうこと?

肌がサビる「酸化」ってどういうこと?
出典:GODMake.

揚げ物を調理するときに使用する油を思い浮かべてみてください。調理油を出したときは、澄んだ色をしています。しかし、調理後に放置しておくと、色がどんどん茶色くなって、油臭さも強くなりますよね。

これは油が酸化しているからです。

同じように、体も酸化が起こります。酸化した細胞が増えると、癌をはじめとする多くの病気を引き起こしかねません。生活習慣病の9割以上は活性酸素が原因とも言われています。

また、肌の細胞が酸化すると、肌の乾燥や肌荒れ、しわやたるみ、シミや肌の透明感の低下など、肌の老化を加速させてしまいます。

体や肌の酸化は、健康と美肌のキープの大敵なのです。

肌の酸化の原因は

肌の酸化の原因は
出典:GODMake.

体や肌が酸化するのは「活性酸素」が原因です。酸素が変化して生じる活性酸素は、非常に強い酸化力を持っています。

実は、呼吸をするだけでも体内に数パーセントの活性酸素が発生します。しかし、本来、活性酸素は私たちの体に必要な物質であることをおさえておきましょう。

活性酸素には、体内に入った悪い菌をやっつけたり、生命活動に欠かせない体内酵素の働きを活性化させる役割があります。ところが、過剰に活性酸素が増えすぎると、細胞が酸化して体や肌にダメージを与えてしまうのです。

活性酸素が作られる原因は、紫外線、大気汚染、喫煙、ストレス、飲酒、食品添加物など多岐にわたります。

抗酸化対策が必要なわけ

抗酸化対策が必要なわけ
出典:GODMake.

活性酸素による体や肌の酸化ダメージから守るために意識したいのが「抗酸化」です。もともと体内には、体や肌を活性酸素から守る「スーパーオキシドジスムターゼ」と呼ばれる抗酸化酵素や、ビタミンCなどの抗酸化物質があります。

しかし、年齢を重ねると体内の抗酸化酵素の抗酸化力が低下します、さらに、栄養バランスの悪い食事でビタミンCが不足することも。

つまり、不足する「抗酸化力」を意識的に補わないと、健康を損なったり、肌トラブルに見舞われたりしてしまうのです。

年齢を重ねてから後悔しないように、早めに抗酸化対策をはじめましょう。

抗酸化作用がある化粧品とは

抗酸化作用がある化粧品とは
出典:GODMake.

肌の外側からの抗酸化対策として、紫外線ダメージで発生する活性酸素を防ぐ成分が配合された化粧品を選びましょう。

抗酸化力がある成分を紹介します。基礎化粧品を選ぶ際の参考にしてくださいね。

ビタミンC誘導体

美白、ニキビケア、肌弾力UPなどマルチな役割があるビタミンC誘導体。美肌づくりに欠かせない成分の1つです。ビタミンC誘導体は、細胞の代わりに活性酸素に酸化されることで、肌の酸化ダメージを防いでくれます。

ビタミンE

活性酸素を除去する作用があるほか、炎症抑制や保湿効果もある成分です。化粧品のパッケージなどに記載された全成分表示では「トコフェロール」、「酢酸トコフェロール」などと記載されます。

多くの化粧品に酸化防止剤として配合されていますが、肌への抗酸化作用を期待するなら、全成分表示で前のほうに記載されているアイテムを選びましょう。

アスタキサンチン

「一重項酸素」という活性酸素に対して、高い抗酸化力がある成分です。一重項酸素は紫外線を浴びると発生し、毒性が非常に強いのが特徴。アスタキサンチンは、ビタミンEの500倍以上の抗酸化力があると言われています。

フラーレン

高い抗酸化力があり、近年エイジングケア成分として注目されている成分です。抗酸化力はビタミンCの120倍以上とも言われています。

フラーレンの配合量が1%以上の場合、「R.S.マーク」や「L.F.マーク」などのロゴマークが目印として製品に印字されています。フラーレン配合化粧品を選ぶなら、マークを目印に高濃度配合のものを選ぶのがおすすめです。

紫外線対策も忘れずに

基礎化粧品と合わせて、日々の紫外線対策もきちんと行いましょう。紫外線は活性酸素を発生させる大きな要因です。

紫外線は季節を問わず1年を通して地表に降り注いでいます。日差しが強い夏しか日焼け止めを塗らないのはNGです。

特に紫外線量が増える夏は、日焼け止めと合わせて、UVカット加工された帽子やカーディガンなどを活用するのも○。

食事での抗酸化対策も取り入れて

食事での抗酸化対策も取り入れて
出典:GODMake.

体の内側からの抗酸化対策として、抗酸化力のある栄養素の摂取を心がけましょう。抗酸化力がある栄養と含まれる食品をチェック!

  • ポリフェノール…プルーン、りんご、ぶどう、ココア、コーヒー、緑茶、赤ワイン、チョコレートなど
  • ビタミンC…赤パプリカ、黄パプリカ、パセリ、ゴーヤ、ブロッコリー、キウイフルーツ、いちごなど
  • ビタミンE…アーモンドなどのナッツ類、アボカド、すじこ、ごま、ひまわり油など
  • βカロテン…緑黄色野菜、かんきつ類など

注意したいのは、「ソラレン」という成分が含まれる食べ物です。紫外線を吸収しやすくするので、日中の摂取は避けるほうが良いでしょう。特にかんきつ類に含まれています。

肌を酸化から守るのが若肌キープのカギ

肌を酸化から守るのが若肌キープのカギ
出典:GODMake.

活性酸素は、肌の細胞にダメージを及ぼし、シミやくすみ、しわやたるみなど老化サインの原因になります。肌トラブルが目に見えるようになる前に、先行ケアとして抗酸化対策を取り入れて、いつまでも若々しく美しい肌を守りたいですね。

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