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あぁイライラする…「彼にキレやすい」30代女子に効く食材&簡単レシピ

  • 2019.4.3
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春はイラっとしがちな不安定な季節。まだ花粉も飛んでるし、朝と昼の気温差ありすぎだし! そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生に、今週の気候に合った、カラダを整える食材や調理方法を教えてもらいます。彼とのデートも今週の仕事も、うまくいきますように。

文・大久保愛

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 2

彼との会話でイラッ……仲直りに食べるといいかも

彼の言動や行動になにかとイラっとしてしまう日はないでしょうか。いつもならスルーできることも、日によってはイライラして攻撃的になってしまうこともあるかもしれません。

特に春は環境が変化したり何かと落ち着かない時期。本当は嫌な空気を作りたくないのに、気がついた時にはすでに険悪なムード。自分が発端なのに、どうやっていつもの二人に戻れるのかわからず余計にイライラ……。どうしたら私のことわかってくれるの! とキーっとなる前に、補うと良い栄養素があるかもしれません。さっそく、今週食べるとよい食材を紹介していきますね。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学では、人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? ひと月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知の方は多いと思います。

月や太陽は、配置により引力が変わるため地球では潮の満ち引きが起こりますよね。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人間の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

そこで、体調の変化を予測するために気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にするとより細かく評価することができます。

今週は、イライラしやすく攻撃的になるかも

今の時期は菜種梅雨といって前線が停滞しやすく、梅雨のように天候と気圧が変化しやすいんです。低気圧が近づいてきていたり、雨の時に、頭痛がしたり家を出たくなくなるような方は、この時期に自律神経の乱れがあるのかもしれません。漢方医学では、春はイライラしやすくなると考えられています。この時期の自律神経の乱れは、身近な存在である彼への攻撃がハードになりがちです。季節が災いして二人の関係に亀裂が入ってしまうことは、避けたいですよね。

さらに、今週の金曜日には新月をむかえます。新月の時は、太陽と月と地球が一直線に並ぶため引力の影響を受けやすいと考えられています。漢方医学的には、デトックスするよりも体にしっかり栄養や力を貯めることが大切な時期と言われています。また、イライラを落ち着かせるためには、血を補うことが大切です。そこで、今週は血の原料となる鉄分を補給することを意識してみましょう。

今週食べるとよいのは【ビタミンCを含む野菜 in 餃子】

まず、鉄分には体に吸収されやすいヘム鉄と吸収されにくい非ヘム鉄があります。このヘム鉄を含む食材は動物性の食材(お肉)です。鉄の吸収を助けてくれる栄養素はビタミンCです。

そして、この2種類を一緒に食べることができるには、餃子が適しています。餃子の餡に使うお肉は、豚でも牛でも鶏でもそのときの気分で決めて大丈夫です。ただ、一緒に入れる野菜は下記のようなビタミンCが多くとれるものを選んでみましょう。

ビタミンCを多く含む食材:ブロッコリー

ブロッコリーの茎の部分は、つぼみの部分よりも栄養素が豊富です。もちろん、ビタミンCも茎のほうに多く含まれています。つぼみの部分は付け合わせにして、茎を餡にするのも良いと思います。

ビタミンCを多く含む食材:ピーマン

ピーマンの中でも、特に赤ピーマンにビタミンCが多く含まれています。もちろん、黄色や緑でも大丈夫です。カラフルな餃子を作っても楽しそうですね。

調理方法

作り方は簡単です。いつもの餃子の餡に、紹介した野菜を使うだけです。そして、餡だけ作りすぎてしまったときには、冷凍して他の料理に応用しましょう。スープやチャーハンの具材として、アレンジして使っても良いと思います。

イライラして彼と喧嘩してしまったら、とりあえず「餃子を一緒に作ろう!」と誘ってみてはいかがでしょうか。二人で餃子をつくっているうちに会話が弾んだり、美味しい餃子を食べて元気になったりと嬉しい効果がたくさんあります。ずっと仲良しな関係でいられるように努力することも大切ですね。

information

大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
東洋医学の本場、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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