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知らないと損!ひと手間加えて春キャベツを美味しく使いきる方法

  • 2019.4.2
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年中美味しく食べられる『キャベツ』。野菜炒めやお味噌汁、ロールキャベツ、サラダなど様々なお料理に応用がきくため、冷蔵庫にいつもストックしている方も多いのではないでしょうか。しかも、今の時期は柔らかくて甘〜い春キャベツが出回っていますよね。最近のスーパーでは、丸ごと買わずとも半分のサイズや1/4サイズなど、多様化するライフスタイルに合わせて、いろいろなサイズで売られるようになりました。

そんなキャベツですが、みなさんはいつもどのように保存していますか?買ってきて使った分の残りをそのまま冷蔵庫に入れて保存したりして、すぐに傷んでしまった経験はありませんか?

そこで今回は、ちょっとした“ひと手間”を加えるだけで、キャベツを日持ちさせる方法をご紹介します。

①包丁で芯をくり抜く

キャベツを買ってきたら、まずはすぐに『芯』の部分を包丁でくり抜きましょう。初めに十字の切込みを入れ、ぐるぐると回転させながら抜いていくと簡単にくり抜くことができます。

なぜ芯をくり抜くと日持ちするのか。それは、キャベツが“芯から育つ野菜”であることと関係しています。芯から育つ野菜の類は、たとえ収穫された後でも日を追うごとに成長していくもの。そのため、先に成長の素である芯を取り出すことが、成長をストップさせるための第一歩なのですね。

同じく、白菜やレタスなどの野菜もこの保存法を応用することができます。

②芯の部分に水を含ませたティッシュを詰めておく

「え、芯を取り出してしまったら、新鮮さが失われそう……」

そう思われた方も、心配することはありません。先ほど芯をくり抜いた箇所に、ティッシュやキッチンペーパーなどを濡らして詰め込んでおくだけである程度の鮮度が保たれますのでご安心を。

こうすることで、葉の水分をキープすることができ、みずみずしい状態を保つことができるのです。

③芯の部分を下にして、涼しい場所で保存しよう

野菜は、育った環境や形に近づけて保存するということがとても大切。そうすることで鮮度が長持ちすると言われています。キャベツは比較的寒い地域でよく育つ野菜です。そのため、冷蔵庫の中で保存するのが最適なのです。

野菜室があるような大きな冷蔵庫がある方は、そこに入れて保存をしましょう。「一人暮らしで小さな冷蔵庫しかない」という場合も、冷蔵庫の中で芯を下に向けて保存をすることで、育った環境と似た状態を作り出すことができるのでオススメです。

④一気に使いきれない時は……

キャベツを丸ごと買ってきて少しずつ料理に使っている、という節約上手のみなさんにぜひお伝えしたいこと。それは、キャベツを買ってきた後、一度半分に切ってから使い始めるのではなく、葉の外側から使用していくという使い方です。その後は①でお伝えした通り、芯をくり抜き、濡らしたペーパー類を詰めておけば新鮮さを保つことができますね。

さらに、湿らせた新聞紙に包み、その後、袋に入れて冷蔵庫へ入れると、水分が逃げてしまうのを防ぐことができます。ラップで包むという方法もありますが、キャベツの呼吸を妨げてしまうため、あまりオススメはできません。

傷む前のひと工夫で、美味しく活用

春キャベツはとても柔らかいので、生でも十分に楽しめますが、アンチョビやあさりなどの海鮮とも相性抜群!さっと炒めたり、パスタにしたりすると、その甘さを存分に堪能できます。

毎日遅くまで働いていてなかなか自炊ができないため、野菜を使いきれずに捨ててしまう、ということもあるでしょう。今回ご紹介したテクニックはいずれも簡単なものばかりです。せっかくの旬の野菜を無駄にしてしまわないためにも、少しの工夫を惜しまなければ、キャベツをもっと美味しく、長く、楽しめるようになるはず。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)

photo/PIXTA

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