1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 双子の出産「何がおこるかわからない!」後悔よりもっと大事なことがわかったお話

双子の出産「何がおこるかわからない!」後悔よりもっと大事なことがわかったお話

  • 2019.3.29
  • 108853 views

私は帝王切開で出産しました。

うちの娘たちは12月生まれなのですが、私は10月末まで仕事をしていたので、双子にしては順調だったのだと思います。

■予定より早まった出産日、医師から「ひとつ確認が…」



そんな期待もむなしく、翌週も翌々週も体重は増えず、12月になってすぐ入院となりました。

※双胎間輸血症候群とは、共有している胎盤からの血液量のバランスがくずれ、両胎児が循環不全となる一絨毛膜双胎に起こる特殊な病気。



当時まだ双子を生むことについて、先生も「順調ですね」と言っていたし、大丈夫なんだろうと思っていたので、事の重大さに気づくのに時間がかかりました。



帝王切開の日が早まり、手術にむけて準備が始まりました。

そのときに医師からひとつ確認が…



カンガルーケアとは、生まれたばかりの赤ちゃんを、親が直接素肌に抱いて保温するタッチケアに似たようなもので、ちょうどこまめとのまめが生まれた頃に認知度もあがってきていたようなところだった気がします(くわしくは調べてくださいね!)。



メリット、デメリット、それぞれありますが、赤ちゃんに安心感を与えられるということで、私はやることにしました。





■いよいよ手術当日、想定外なトラブルに「そりゃ、ないよー!」



先に生まれたこまめが私のところにやってきたちょうどそのとき…



は き そ う



カンガルーケア直前にはき気におそわれ、こまめはそのまま触れることなくNICU(新生児集中治療室)へ…!

帝王切開中、はき気におそわれることはあるそうなんだけど、このタイミングはないよー!



双子育児というと「2人とも平等に育てる」という目標が真っ先にあがるけど、私の場合、出産当日のこのカンガルーケアの時点ですでに平等じゃなくなり、初日から心が折れてしまいました。







■こまめに会いにNICUへ「できなかった後悔より、今できること」

出産後、こまめのいるNICUへ面会に行けるようになると、毎日、お世話してくださるスタッフさんがこまめのことを話してくれるんです。



ミルクをたくさん飲んだとか、いっぱいウンチが出たとか、少しでも変化があったらこと細かく教えてくれました。



カンガルーケアができなくたって、今こうしてぐんぐん成長しているし、NICUのスタッフさんもがんばってくれている。

私だけ「できなかったこと」にくよくよしている場合じゃない。



出産は何がおこるかわからない。

双子の片方しか抱っこできなかったなら、次にその倍、愛情を注いであげよう。

ああすればよかった、こうすればよかったと後悔するよりは、これから自分ができることを考えていこうと、小さな娘をみながら思ったのでした。


(ぐっちぃ)

元記事で読む
の記事をもっとみる