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フィットネス女子にも多いお悩み。「胸元のニキビ」は、どうケアする?

  • 2019.3.20
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Women's Health

顔のニキビのケアは、慣れていても、顔以外にできたニキビのケアはどうしている? 最近の調査によると、にきび肌の患者の38.9%が胸にも吹き出物があるそう。そんな多くの人の悩みでもある胸元のニキビについてUK版ウィメンズヘルスからご紹介。

胸元のニキビの原因は?

「胸部にニキビができるのは、身体の他の部分にできるのと原因は似ています」とクルク医師は説明する。「まずは、皮脂の過剰生産です。皮脂は私たちの肌の皮脂腺によって生成される、天然の油脂分です。この皮脂腺は、普通の状態でも、特にアンドロゲンと呼ばれるホルモンに敏感です。死んだ皮膚細胞と皮脂が混ざり合って、毛穴の中に閉じ込められるのも胸のニキビの原因になります。そして最後に、バクテリア。毛穴の中に皮脂と死んだ皮膚細胞が蓄積されると、Propionibacterium acnes(P.acnes)という特定の細菌が繁殖するのに理想的な環境が生まれてしまいます。この細菌の過剰増殖が皮膚の炎症を引き起こし、赤い隆起と膿(うみ)のニキビを引き起こすのです」

しかも、それだけではなく、ライフスタイルが胸のニキビの原因になることも。「また、運動もニキビの原因となります。これは、ニキビの原因になるバクテリアは汗をかいた湿った状態で繁殖するからです」とクルク医師は説明する。

それは本当にニキビ? それとも毛包炎?

ニキビの治療を始める前に、それが毛包炎でないかどうかを確認しよう。毛包炎とは、皮膚真菌感染症で、あるバクテリアの呼び名のこと。「もし、こういった症状に苦しんでいるなら、毛包が炎症を起こしている可能性があります。赤い斑点ができ、表面に膿疱(のうほう)がある状態。 毛が生えている部位ならどこでも起きるもので、例えば胸、背中、お尻、腕と脚などにできます。毛包炎は通常、感染や毛のつまり、あるいは刺激によるものです」。とクルク医師。もし、毛包炎を疑うなら医師に相談して。

胸のニキビのケア法

もし、胸のニキビなら、薄着になる前にできる簡単なことがある。ここではクルク医師の勧めるニキビ解消のための4ステップガイドをご紹介。

●サリチル酸、グリコール酸、乳酸などの成分を含んだボディーウォッシュを使って、毎日シャワーで肌を清潔にし、角質細胞がたまって毛穴をふさがないようにする

●「黒ニキビ」がたくさんできる場合は、週に2〜3回スクラブを使うと効果的。 ただし、炎症を起こすことがあるので、肌を直接こすらないように気をつけて

●保湿剤を使って肌を落ち着かせて。ただ、肌に残るスキンケア製品は、毛穴をつまらせることのない「ノンコメドジェニック」とあるものを選んで

●炎症や傷につながるので、つぶしたり、ひっかいたりしないように。過酸化ベンゾイルやサリチル酸のジェルを塗ってケアをして

胸のニキビ跡を消すには

クラク医師によると、胸にできた古いニキビ跡を消すには、今持っているスキンケアも活用できるそう。「局所用レチノイドは、肌のきめを改善し、胸部のニキビ跡にもおすすめです。一定期間、定期的に塗ると、肌をやわらかくして、傷跡をなめらかにして、色も薄くしてくれます。保湿剤を使って少し圧をかけながらマッサージすることで、確かな結果が出るはずです」。 胸のニキビをどうしてもカバーしたい時には、スティックタイプコンシーラーを取り入れてみて。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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