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観葉植物やハーバリウムとも一味違う!「山のカケラ」を飾るインテリア雑貨

  • 2019.3.19
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山のカケラを集めて届ける。そんな活動をしているのが、長野県で樹木にまつわる仕事をする会社とデザイン事務所が行うプロジェクト「yaso(ヤソ)」。山の中で出会った枝葉や木の実などを標本のように閉じ込めたケースを主に展開しています。この春登場した新商品にも注目してください。

樹木のプロが出会い驚いた、山のカケラたち

「yaso(ヤソ)」は、自然豊かな長野県茅野市にある「木葉社」が、デザイン事務所と一緒に取り組むプロジェクトです。
木葉社は、樹木の剪定や伐採・栽培のほか、診断や治療などを一手に担う、いわば樹木の何でも屋さん。日々、あらゆる場所で植物に触れていますが、その中で特に印象的な瞬間があるといいます。それは、草花のみならず、小枝や木の実・落ち葉などの美しさを目の当たりにしたとき。植物の力強さやしなやかさ、儚さなどに驚かされ、感銘を受けるそう。
そんな瞬間をより多くの人と分かち合いたいという思いから、山で出会ったカケラを集めて人々に届けるという活動を始めました。

その活動が形になったのが「yaso BOX」。許可をとって採取した枝や葉・木の実を乾燥させ、防虫処理などを行い、樹脂のケースに入れた、いわば植物の標本です。

樹木のプロが選んだ一つひとつのカケラには、私たちがもし森の中で目にしたとしても見落としてしまうような、穴のあいた落ち葉や小枝などもあります。それらが透明のケースに入り、白い背景の中に浮かび上がると、繊細ながらもたくましい姿が際立ち、思わず見入ってしまうほど。
yaso BOXを眺めていると、自然とそのカケラが育った山深い森の光景を思い浮かべるようになったり、身近にあるのに普段は気に留めていなかった道端の木々や草花にも目が行くようになったり…。山や森、植物がぐっと身近になるように感じます。

一枚一枚の葉の個性や美しさを感じて

写真左は、「メグスリノキの葉」。樹皮や葉を煎じたものが眼病に効くといわれている樹木の葉っぱです。黄色味を帯びた緑色や、柔らかな曲線の輪郭、全面に浮かび上がる細い葉脈と、眺めるほどに様々な特徴が見つかります。

ギザギザとした形と濃い緑色が美しい葉は、ドングリの実をつける「コナラ」のもの。4枚の葉がついていて、それぞれの大きさや形はもちろん、色の濃淡の違いなど、同じ木の葉でも異なる表情が見られます。

生命力がみなぎるような木の実

実の形が楽しめるBOXもあります。
写真左は、春に淡い紫色の花を咲かせる「フジ」の実です。細長い実がぶら下がる姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか?そのさやが開いたところに一粒だけ種子が残った形に、なんだか植物の生命力を感じます。

小さな紫色の実をいっぱいつけるのは「コムラサキ」。葉は茶色くなっているのに、実は紫色のまま。まるで時間が止まったかのようなその姿は植物の不思議さ、奥深さに触れられる一品です。

森の中にいるような気分になれる赤松茶が登場

植物の表情や力を人々に伝える活動をするyaso。この春新しく赤松茶「八十茶(やそちゃ)」も3種類、発売予定です。赤松は古くから薬や漢方として利用され、健康茶としても親しまれているもの。それを独自のブレンドでより飲みやすくし、少しだけ苦味や渋みがあるハーブティのように仕上げました。

ベーシックなほうじ赤松は、香ばしさの中に松葉のスッキリとした味わいが感じられるのが特徴。そこにペパーミントまたはジンジャーレモンとブレンドした2種が展開されます。
スーッと清々しい香りのお茶は、森の中にいるようなリラックスした気分にしてくれますよ。緑茶とはまた一味違ったお茶を試してみませんか?

ひとつしかない山のカケラを手にしよう

yaso BOXは、公式ホームページから購入できます。同じ植物から作られたとしても、まったく同じ姿かたちのものはない一点ものばかり。一期一会の山のカケラを、あなたのお部屋にも迎えてみてはいかがでしょうか?
実物を見ながら選びたいという方は、イベント出展などの予定がinstagramで告知されているので、チェックして足を運んでみてください。

writer / ゆりか photo / yaso

取材協力

yaso

https://www.yaso.jp/

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