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静電気は元気のないサイン!?実は“カラダのSOS”なんです!

  • 2019.3.16
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季節が巡るごとに移り変わる景色に風情を感じつつ、その季節独特の“悩み”も同様に存在します。春は花粉症、夏は上昇する温度や湿気、秋冬は寒さや乾燥。中でも多くの人を悩ませる、寒い季節の悩みは『静電気』ではないでしょうか?

静電気は、空気の乾燥や衣服の摩擦によって引き起こされると考えがちですが、実は自分自身の体に原因がある可能性も。今回は、意外な部分にある静電気の原因や対策について紹介します。

乾燥や摩擦だけじゃない!“帯電体質”が静電気を引き起こす

空気の乾燥や衣服の摩擦、もちろんこれも静電気の大きな原因。空気中の水分に向けて自然に放電していたものが、乾燥して空気中の水分が少なくなることで上手に放電ができなくなること、また冬はウールやナイロンなど帯電を起こしやすい素材を着込むことが多くなるためです。

しかし、実はこれ以外にも体内の酸化、肌の乾燥などが静電気の原因になることも。体内の酸化とは、すなわち老化のこと。血液の流れが悪くなると、体内が酸化することでイオンバランスが崩れて血液中がプラスの電気に偏り、外からマイナスの電気を引き寄せてしまいます。また、肌が乾燥していると、空気が乾燥しているのと同じく、自然な放電が難しくなるのです。寒い季節は静電気を引き寄せ、体内に溜めてしまう、そんな“帯電体質”になりやすいのですね。

“帯電体質”になってしまう原因は?

静電気の原因となる体の不調はどこからくるのでしょうか?実はその原因は食生活や睡眠などの生活習慣がほとんど。肉類やジャンクフードに偏った食事をしていたり、糖質や脂質を摂りすぎていたりという栄養バランスの崩れが体内の酸化を進行させてしまいます。

また、寝不足などでストレスがかかると体内のマイナスの電気が減少します。身体的なストレスだけではなく、精神的なストレスも同様に影響します。このような心身の乱れは静電気を引き起こすだけではなく、冷え性や肩こりなど、他の体の不調を引き起こす原因にもなります。

静電気を感じることが多くなったら、自分の体調を見直すタイミングと考えるといいですね。

バチッ!が多くなったらミネラル補給

静電気を感じることが多くなったら、静電気を発生させやすい酸性に傾いた体を弱アルカリ性に戻してあげることが大切です。そのために必要な栄養素はミネラル。アルカリイオン水などでこまめに水分を補給するようにしましょう。

また、ミネラルの補給に最適な食品が納豆。マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルを豊富に含む納豆は、日本人にとって定番の食材。ご飯にかけるだけではなく、あらゆる料理に応用できるので摂取しやすいですね。納豆に含まれる大豆イソフラボンはアンチエイジングにも効果的。体内の老化を食い止めることが、体内の酸化を防ぐことにも繋がります。小魚や、食物繊維が多く含まれる野菜など、デトックスを意識した食材を摂取してみるのも有効的です。

体質改善以外の静電気対策は?

体質改善はそうすぐに効果が表れるものではありません。それでも日々静電気を感じるのはツライ!そんな時に役立つ、今すぐできる静電気対策を紹介します。

1: 柔軟剤を使用する

洗濯をする際に柔軟剤を使用することで、衣服の摩擦を軽減できます。

しかし、冬に活躍してくれるセーターやアウターなどはなかなか洗濯できませんよね。そんな時は柔軟剤を水で100倍に薄めてスプレーを作りましょう。シュシュッと衣服にスプレーしたら、よく乾かしてくださいね。これで洗濯しづらい衣服の摩擦問題も解決です。

2: ハンカチや静電気除去シールを使用する

市販の静電気除去シールをドアノブなどの近くに貼っておき、一度放電させてからドアノブを触ることで静電気を防止できます。よくエレベーターなどに貼ってあるものを目にしますね。実は一般的にお店でも購入できるので探してみてください。

折りたたんだハンカチを一度ドアノブにあてて、放電させてからドアノブに手を掛ける、という方法も今すぐできる静電気対策として効果的ですよ。

3: 室内ではサンダルなどに履き替える

オフィスなどで静電気を感じてしまうことはありませんか?実は通常、外で履くスニーカーなどのゴム底や合成樹脂底の靴はそこに電気を止めてしまっているため、電気を体に帯電してしまう原因になります。

そこで、オフィスなどの室内では、電気の逃げ場を作ってくれるサンダルやスリッパに履き替えるという方法も効果的!

静電気は元気のバロメーター

小さなことだけれど、気にしだすと常にちょっとした恐怖を感じてしまう静電気。静電気を感じることが多くなったら、今すぐできる対策を行うだけでなく、今の自分自身の心や体に不調がないかどうかを確認してみることも大切です。

偏ってしまった食生活や生活リズムを改善するいいきっかけになりますよ。

photo/PIXTA

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