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【片思い・カップル】恋愛上手になるには、男研究より「彼を研究する」方が大事です

  • 2019.3.15
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僕は最近怒っています。


本も雑誌もWebメディアも、「男はこういう生き物・女はこういう生き物」とやたらと男女に線引きをし、対立構造を煽ろうとすることに。


その弊害として、恋愛相談の4つに1つくらいは、「彼がどう感じているか?」ではなく「こういうとき男はどう考えるのか?」という質問が飛んでくるようになってしまっています。男性の方がこう考えやすい、女性の方がこう行動しやすいという、それぞれの傾向性は確かに存在します。


だからと言って、そこに相手の本音がある訳ではありません。
ですから個人の恋愛については女対男ではなく、あなた対相手で常に考えるべきです。
そのほうがよっぽど恋愛上手になれるのですから。

なぜメディアは「女」対「男」の対立を煽るのか?

そもそもどうしてメディアは「男はこう、女はこう」と決めつけたがるのでしょうか?


答えはシンプル。「その方が儲かるから」です。できるだけ極端な意見の方が人の目に止まりやすく、閲覧数も増えます。


そしてそれに言及する人も「確かに男ってそうだよね!」「これだから女ってやつは」と同意したくなります。


しかし、その裏側には「どっちでもないなぁ」と感じている人たちが山ほどいるのです。


人はできるだけインプットする情報を少なくしようとするクセがあるので、白か黒かはっきり別れていた方が納得しやすくて楽チンなのです。


つまり「男はこう、女はこう」と決めつけた方が、発信する側も儲かるし、受信する側も答えが出る気がして納得感があるので、お互いにいいよね、となっている訳です。


しかし、本当にそれで良いのでしょうか?

男の研究をするあまり、彼の研究を怠ってない?

物事の本質は大抵の場合、白か黒かではなく、その間のグラデーションの中にあることがほとんどです。


世の中の人の大半は、メディアのいう完全な男思考の人でも、完璧な女思考の人でもなく、その間に位置しており、時に「男」っぽくもなるし、時に「女」っぽくもなるものです。


どれだけ「りんごの栽培」に詳しくなっても、その土地その土地で「一番美味しいりんごの作り方」は違いますし、実際にそこでりんご一つ一つと向き合わない限り、本当にいいりんごは作れません。


同様にどれだけ「男性」に詳しくなっても、その都度その都度「彼氏とのベストな関係の作り方」は違いますし、実際に一人一人と向き合わない限り、本当にいいパートナーシップは築けないのです。


あなたは、「男の研究をするあまり、彼の研究を怠っている」なんてことになってはいないでしょうか。


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恋愛が長続きする人は「異性に詳しい人」ではない

これは僕の個人的な定義ですが、片思いの人と付き合うことになったり、恋人とずっと付き合っていられたりする「恋愛上手な人」というのは「異性に詳しい人」ではありません。




恋愛上手な人は、「パートナーとの向き合い方」が上手な人なのです。


「りんごの栽培の仕方」という一般論もしっかり学びながら、同時にそこから外れるりんごを無視せずにきちんと向き合える人なのです。


相手を「異性」というフィルターを通さずに、「一人の人間」として研究していかなければ、本当の信頼関係は築かれていきません。


あなたにも彼への対応について悩んだ際には、「男がどう考えるのか?」ではなく「彼が何を感じているのか?」を突き詰めていってほしいなと思います。


その方が、ずっと楽しく、ずっと飽きない関係性を続けられるはずです。(川口美樹/ライター)


(ハウコレ編集部)

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