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今すぐできる! 口もとの老化を遅らせる4つの習慣。

  • 2019.3.15
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今すぐできる! 口もとの老化を遅らせる4つの習慣。
2019.03.15 08:00
セクシーさを演出したいなら、口もとにフォーカスするのが定石。でも実はこの部分、少しの劣化が“老け感”に直結するパーツだということをご存じだろうか? 『VOGUE JAPAN』4月号「言葉より、“口もと”で語る。」では、エキスパートたちが老化対策やデンタルケア、美しいリップメイクの仕方など、あらゆる方面から口もとを美しく保つ方法を教えてくれた。


ここではその中から、美容外科医の松宮詩依先生が明かす、口もとの加齢傾向と対策を公開。シワっぽさやくすみ、かげりといった口まわりのピンチに対し、できることからすぐに始めて。

ケアの差が歴然! 口もとこそ年齢が出るパーツ。


唇のまわりにできる梅干しジワや下がった口角、マリオネットラインにほうれい線、二重アゴなど、口もとには老けの痕跡が刻まれやすい。「エイジングが表面化するのは、筋肉の動き、重力、コラーゲンの生成と分解のバランスの悪さが原因。30歳を過ぎると、普通の生活をしているだけでは筋力が衰えます。口もとも同じこと。日頃から筋肉を使うように意識するのが第一です」。


色気の面で重要な唇のエイジング対策には、コラーゲンの増強を。「タンパク質を積極的に摂取すること。一度にいっぱい食べるより、毎食こまめに摂るほうが効率的です。糖化はコラーゲンを変性させるので、糖質を控えることも大事」。また、冬にはこんなアドバイスも。「唇はバリア機能が弱いので乾燥や冷気にさらされないよう、冬場はマスクの常用をおすすめします」

上に向かう筋肉を鍛える。


「年齢とともに、重力に逆らって上方向へと動く筋肉が衰えてきます。口角を上げる口角挙筋など、口まわりの筋肉は重力に逆らう動きをするものが多い。口角をしっかり上げて笑う練習をするだけでも、老化防止につながると思います」。口もとの老化を防ぎながらスマイルも素敵になれそうで、まさに一石二鳥! 松宮先生いわく、「筋肉を鍛えるのは、何歳からでも遅くない」とのこと。口もとに老けを感じたら始めどき、と心得て。

POINT!

口角が上がりにくい人は、指で押し上げるようにサポートして筋肉に覚えさせるエクササイズを。

積極的に歌う、笑う、話す。


表情グセがつきそうだから思い切り笑わない、喋らないというのは実は間違い。「無表情でいるほうが筋力が衰え、口もとの老化が目立ってきます。口をすぼめて話すのもよくありません」。笑いにくい、声がこもるという人は、ほうれい線が出やすいので要注意だそう。「歌ったり、ボイストレーニングするのも、口もとの老化対策になります。舌や喉まわりの筋肉が鍛えられ、姿勢もよくなって、二重アゴ防止にも効果アリ!」

舌を使ってエクササイズ。


口まわりの筋肉を活性化するのに、舌を使うのもひとつの手。「舌筋を使うとアゴ下のたるみが上がって、口もとがキレイに見えるようになる」と松宮先生。ただ、唇だけに目を向けたのでは不十分。仮に唇がふっくらしていても、下アゴが梅干し状態だったり、もっさりしていたのでは、セクシーさとはほど遠い。上で紹介した舌を使ったエクササイズを習慣化して、フェイスラインも視野に入れたケアをすれば、口もとの印象はグッと上向きに。

POINT!

舌先で歯ぐきをなでるように口内をぐるっと1周。右回り、左回りともに数周繰り返すと、舌筋が鍛えられる。

うつむいてスマホ操作は要注意!


松宮先生いわく、「ずっと座って、下を向いてスマホを操作する体勢は、口もとにも悪影響を及ぼす」のだそう。うつむいていると口角は下がり、アゴ下がもたつくうえに、スマホ多用で会話をしなくなるのも口もとにはマイナス要素。「背筋を伸ばす、首を伸ばすなどして、伸筋を使うことが老化防止には大事です。背中を使ってカラダを起こし、姿勢を正せば、二重アゴも防げます」。セクシーな口もとを目指すなら、スマホ操作はほどほどに。



話を聞いたのは……
松宮詩依先生

天現寺ソラリアクリニック院長。形成外科やリハビリテーション科を経て、美容医療へ。予防医学やアンチエイジング医療にも精通。

Illustrations: Yoco Text: Chiho Ejiri Editor: Yu Soga

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