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自動車保険の保険証券は何に必要?紛失時の再発行手続きもご紹介

  • 2019.3.14
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自動車保険に加入契約すると保険会社から発行される保険証券は、保険会社と私たちが保険契約を結んでいる証です。

現在、多くの方々にとって、インターネットやスマートフォンの利用が日常生活で欠かせないツールになっている中で、自動車保険の保険証券の在り方も時代の変化で大きく変わっています。

そこで本記事では、自動車保険の保険証券について、基本的なポイントから現在に即した考え方までまとめて紹介していきます。

自動車保険証券とは?

自動車保険証券とは、自動車保険の契約を交わした保険会社が保険契約者(保険料を支払う人)に対して交付する証書のことを言い、保険の有効期間や補償内容といった契約内容がすべて記載されている重要な書類のことを言います。

通常、自動車保険証券は、契約後に保険会社から郵送されますが、現在では、保険証券を発行しないペーパーレスをご自身で選べるようになっています。ペーパーレスについては、後ほど紹介します。

自動車保険の保険証券に記載されている内容

自動車保険の保険証券に記載されている内容は以下の通りです。

  • 保険証券番号
  • 保険契約した自動車の情報
  • 保険期間
  • 保険契約者
  • 記名被保険者(契約した自動車をおもに運転する人)
  • 補償内容
  • 保険で補償されるための運転者の条件
  • 自動車保険等級
  • 自動車保険料

自動車保険の保険証券を見ることによって、自動車保険の見直しや見積もりを効率的に行うことができるほか、ニーズに沿った補償内容になっているか確認することもできます。

自動車保険の保険証券は何に必要?

自動車保険の保険証券は、保険金を請求する時や先に紹介した補償内容を確認する時に必要なものになりますが、主に考えられる理由は以下の通りです。

  • 自動車保険の保険金を請求する時
  • 事故による損害が生じたことによって、保険会社へ連絡する時
  • 現在加入している補償内容を確認したり見直しする時
  • 現在加入している契約内容を変更する時

保険会社への問い合わせ時は、本人確認と保険証券番号が必ず尋ねられることになります。

任意保険の切り替えも保険証券が必要

自動車保険は、別に任意加入の保険であることから、任意保険と呼ばれることもありますが、現在加入している自動車保険を他の保険会社に乗り換えする時も保険証券が必要です。

これは、現在加入している補償内容と見直し後の補償内容や保険料を比較検討するためや見積もりを作成する際に必要になるためです。

自動車保険の保険証券を紛失や破損した時の再発行手続きについて

自動車保険の保険証券は、様々なシーンで必要になることがわかりましたが、万が一、保険証券を紛失や破損してしまった場合は、保険会社や保険代理店へ連絡し再発行手続きをすることができます。

なお、自動車保険の証券を紛失や破損したとしても、契約加入した保険の効力が失われることはありませんので、これらの事実に気が付いた場合は、速やかに再発行手続きを行うことが望ましいでしょう。

保険証券が再発行されるまでに時間がかかる

自動車保険の保険証券を紛失や破損した時の再発行手続きは、保険会社や保険代理店に連絡してから保険証券が再発行されるまでに1週間から2週間程度の時間を要することになります。

また、保険証券を再発行するためには、再発行に必要な再発行請求書類や本人確認書類、印鑑やその他の必要書類を準備する必要もあることを知っておく必要があります。

保険証券を紛失や破損した場合で緊急に保険証券が必要な時は?

保険証券を紛失や破損したことに気がつかなかった場合や手元に保険証券がない状態で緊急に保険証券が必要な時もあるかもしれません。

このような場合は、契約内容を証明する証明書を保険会社で発行してくれる場合もあります。

こちらは、ケース・バイ・ケースとなりますが、事情を説明した上で、どうしても保険加入の証明をする必要がある場合は、速やかに保険会社へ連絡し、対応を求めることが望ましいでしょう。

自動車保険のペーパーレスとは?

自動車保険のペーパーレスとは、保険会社が保険証券を発行しない形式のことを言い、保険契約者は、インターネットを通じて、ご自身が加入している保険契約の内容を確認できるものになります。

自動車保険をペーパーレスにすると、保険会社は人件費や保険証券を発送する経費を削減でき、保険契約者は、500円程度の保険料割引が受けられます。

つまり、ペーパーレスは、保険会社と保険契約者の双方にとってメリットがあると言えます。

ペーパーレスにすると、保険証券の紛失や再発行手続きの心配はなし

自動車保険の保険証券をペーパーレスにすると、保険証券の紛失や保険証券を再発行手続きするといった心配をする必要はありません。また、通常ではあまり考えられませんが、加入している自動車保険を悪用される心配もありません。

ペーパーレスにした場合、加入内容を印刷し保管するのがおすすめ

自動車保険の保険証券をペーパーレスにした場合、保険契約した加入内容をプリンターで印刷することが可能です。そのため、プリンターで印刷した加入内容を車検証と共に保管しておくことをおすすめします。

車検証は、常に携帯しなければならないため、通常、自動車に保管されているものになりますが、自動車税の納付書と共に印刷またはコピーした保険証券を保管することで、いつでも必要な時に取り出すことができ、おすすめです。

ネット型自動車保険で多い、緊急連絡用携帯カードは、財布に保管

ネット型自動車保険で保険契約をすると、緊急連絡用携帯カードが郵送で送られてきたり、プリンターで印刷できる場合もあります。

交通事故で事故の当事者や被害者になりますと、気が動転してパニックになってしまうことも十分考えられ、緊急連絡用携帯カードは、このような場合にとても役立つものです。

相手方の救護を最優先し、速やかなに警察や保険会社へ連絡するのに緊急連絡用携帯カードを財布に保管しておくと安心でしょう。

自動車保険のペーパーレスのメリットとデメリット

これまで解説した自動車保険のペーパーレスのメリットをまとめて紹介し、合わせてデメリットになると考えられるものも紹介しておきます。

ペーパーレスのメリット
  • 保険証券の紛失や再発行手続きの心配をする必要がない
  • 保険料の割引が受けられる
  • ネットを通じて、加入内容をいつでも確認することができる
  • 書類が煩雑にならない
ペーパーレスのデメリット
  • ネットがつながらないところでは、加入内容を確認できない
  • ログインパスワードを管理しておく必要がある
  • 緊急に証券番号が必要な場合に確認する手間がかかる

自動車保険をペーパーレスにするデメリットは、あらかじめ保険契約した加入内容をプリンターで印刷して保管したり、緊急連絡用携帯カードを所持していればデメリットとは言えない事項です。

つまり、保管管理をしっかり行っていれば、自動車保険をペーパーレスにするデメリットはないと言えるでしょう。

自動車保険の保険証券:まとめ

ネットを活用し、スマホを携帯している人が多い現代におきましては、自動車保険をペーパーレスにすることが得策です。

保険証券は、有事の際に必要なものではありますが、保険会社は、保険証券が手元に無いからといって事故対応をしないことはありません。

適宜、柔軟な事故対応をすることになるため、保険証券は大切に保管しなければなりませんと前置きし、証券の有無に固執する必要はあまりないと考えて良いと思われます。

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