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ジェニファー・ロペスが贈られたエンゲージリング

  • 2019.3.14
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ジュエリー界が注目したその婚約発表は、3月9日。インスタグラムに投稿されたカップルの手の写真には、輝くエメラルドカットのダイヤモンドが。指輪をつけた手の持ち主は、ジェニファー・ロペス、他方の手は、元メジャーリーガーのアレックス・ロドリゲス。キャプションには、シンプルに「彼女はイエスと言ってくれた」。

 

もっとも、指輪の方は決してシンプルではなく、おそらく10〜15カラットのダイヤモンドがついたもので、推定価格は100万ドルから500万ドル(約1億1,400万円〜5億5,700万円)とのこと。

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she said yes ??

Alex Rodriguezさん(@arod)がシェアした投稿 - 2019年 3月月9日午後5時34分PST

 

ジュエリー関係者が特に注目しているのはエメラルドカットのダイヤモンド。本来はエメラルドのためにできたこのカッティングが人気を博したのは、およそ100年前のこと。シャープで幾何学的なラインが、当時流行したアール・デコのスタイルに合っていたのがその理由。エメラルドカットは宝石の透明度を増し、ミラー効果も生み出すけれど、多くのダイヤモンドを必要とするカット。不純物も見えやすいので、パーフェクトに近い石を選ぶ必要があるのだとか。そして、ジェニファーの指輪にはめられた石は、まさにそうではないか、とのこと。

 

ジェニファーのエンゲージリングがこれほどジュエリー関係者の関心を集めているのは、それによってダイヤモンド市場に多大な影響が及ぶことが知られているから。あるジュエラーによると、彼女がかつて恋人のベン・アフレックから贈られたハリー・ウィンストンのピンクダイヤモンド・リングによって、同社はかなりプラスの影響を受けたのでは、とのこと。

「ジェニファーがベンからもらった指輪は、近年最も話題になったエンゲージリングです。6.10カラットのしゃれたピンクダイヤの脇に、ホワイトダイヤをあしらったリングで、当時ほとんどの人がその存在すら知らなかったくらい、とても希少でとても高価な色のダイヤモンドでした。ベンは彼女がピンク好きだということで、特別にこれを選んだんです。これこそカラーダイヤモンドのトレンドを作り出したリングだったし、ピンクダイヤの価値を最高に上げるきっかけでした。あれから20年ほど経った今も、ピンクダイヤの値は上昇し続けています。生活に支障をきたすほどのメディアの過熱報道により、このエンゲージリングは6週間ほど秘密にしてあったそうですが」

 

「当時、この6カラットのピンクダイヤは、20カラットのパーフェクトな普通のダイヤモンドよりも価値がありました―そして、今もそうでしょう」とジュエラー。「このリングをめぐる神話はあまりにポピュラーカルチャーに浸透したため、20年経った今も話題に上るのです」

 

前回のジェニファーのエンゲージリングは、カラーダイヤの価値を上げたわけだけど、今回はエメラルドカットのダイヤの価値を上げることに? 実際、エメラルドカットの人気は上昇中で、アマル・クルーニーやビヨンセ、アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ハドソン、キム・カーダシアンらのエンゲージリングも、すべてエメラルドカット・ダイヤ。過去にさかのぼれば、グレース・ケリーやエリザベス・テイラーらもエメラルドカット・ダイヤのエンゲージリングを贈られたそうで、正統派かつトレンドのエメラルドカット・ダイヤの人気は、ますます高まる一方!?

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

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