『相手の本質が分かる⁉　この春はお花見ピクニックデートへ』婚活アドバイザー、植草美幸（第31回）

非日常の姿から分かる相手の本質

こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

3月に入り暖かい日差しを感じる日が増えてきたと思ったら、関東ではもう桜の話題がちらほら。

マリーミーではお見合い当日はもちろん、その後も長時間のデートはあまりおすすめしていないのだけれど（もう少し一緒にいたい、また会いたいと思わせるぐらいが丁度いいの）、真剣交際に入るか入らないかを見極める時期に、お相手をさらに知るためにおすすめしているデートがあります。

それはピクニックやトレッキングなどのアウトドアデート。共同作業を行い、アウトドアならではのちょっとしたハプニングが起こったときにはどう対処するか。結婚生活のプチ・シュミレーションともいえるわね。

今回はお花見ではないけれど、ピクニックデートで結婚に一歩近づいた女性のお話をご紹介します。

CASE

女性31歳・会社員 ♡ 男性36歳・歯科医

マリーミーに入会して４カ月。この女性はマッチングが成立した8人の男性とお見合いし、うち３人の男性と交際を続けていました。それぞれの男性とデートを重ねていると、うち一人の歯科医の男性から真剣交際に入りたいという申し入れが。

これまでにもお話したように、結婚相談所で真剣交際に入るということは、お相手を一人に絞るということ。ほかの男性にお断りを入れなくてはいけません。でも、この女性はまだ迷いがあって決めかねていたので、ピクニックデートを提案してみたの。

相手を知ると同時に自分も知ってもらう

女性がピクニックデートを提案してみると、男性は張り切って桜の名所を探してくれたそう。その姿は、これまでの食事だけのデートとは違って頼もしく感じたと言うわ。そして、車が好きなことや意外と料理好きなことも分かって話が弾み、無理に自宅を知ろうとせずに最寄りの駅まで送り迎えをしてくれたことや、デート中も肌寒さを感じるとさり気なく上着を貸してくれたことも好感が持てたと言います。

ピクニックには、サンドイッチなどの軽めの食事とともに、凍らせたおしぼりとドリンクを持って行くことをアドバイス。婚活中のデートでは「料理が出来そう」「気が利く」と思わせたら、あなたのポイントがアップ（この時点では〝出来そう〟で十分よ）。相手を知ることはもちろん、自分のアピールも抜かりなくね。

新たな発見が真剣交際の後押しに

この男性に限らず、開業医は狭い交友関係になりがちで、いろいろなタイプの女性を見ていない分、かえって高い理想を求める人が多いの。だから、鉄板の良妻賢母なイメージを演出したのが効果的だったわね。案の定、この男性はデート後に改めて真剣交際に入りたいとアプローチしてきました。女性もピクニックデートで男性に好感度を持てたことに加え積極性に惹かれて、ついに真剣交際へ。成婚退会ももうすぐです。

最近はお家デート派も多いというけれど、婚活では積極的に外に出ることをおすすめしています。ダラダラと一緒に過ごすだけでは、相手の本質を見極めることはできないわ。アウトドアデートは、相手を知ることはもちろん、ご自身のポイントアップにもつながって、二人の関係性を発展させるいい機会になるはず。

時節に合わせたデートを楽しんだり、イベントを有効活用して、婚活を楽しく実のあるものに。時間を有効活用してこそ婚活戦略女子です。アウトドアデートの手始めには最適なお花見。この春は、ぜひピクニックデートに誘ってみてください。

＊個人情報保護のため、一部アレンジしています。