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鎌倉で美味しいお寺巡り。境内にある癒しの甘味スポット4選

  • 2019.3.11
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花々が美しく咲き誇るこれからの季節、鎌倉でお寺巡りをしてみては?今回は、参拝の際に立ち寄りたい、境内にあるおすすめ甘味スポットをご紹介します。

1.長谷〈長谷寺〉…〈海光庵〉

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Hanako 編集部

建立は天平の昔とも。寺伝によれば楠の霊木から2体の十一面観音像が造られ、その1体が大和の長谷寺のご本尊となり、もう1体が請願のうえ海に流された。その後三浦半島に流れ着き、鎌倉に安置されたのが、ここ長谷寺のご本尊だという。

小高い山の裾野と中腹に広がる境内は、梅や桜、牡丹をはじめとする四季の花々に彩られ、一年を通して訪れる人の目を愉しませる。なかでもアジサイの見事さは鎌倉屈指。40種以上約2500株が群生し、梅雨時ともなると、しっとり美しい花を咲かせる。

〈長谷寺〉
神奈川県鎌倉市長谷3 -11-2
0467-22-6300
8:00~17:00 無休
拝300円、御朱印料300円、写経料1,000円(9:00~15:00)

ちょっとひと休みするなら〈海光庵〉

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Hanako 編集部

海を望む甘味&食事処。古くから親しまれている大吉だんご1皿350円。お土産には動物性原料不使用の「お寺のカレー」540円が人気。

〈海光庵〉
0467-23-8668
10:00~16:00 無休

2.大町〈安国論寺〉…〈札所〉

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Hanako 編集部

緑深い松葉ガ谷に佇む名刹は日蓮上人が1253年に鎌倉で最初に庵を結んだ場所。『立正安国論』が書かれた御法窟が今も残る。境内や山腹をぬう散策路には季節の花が咲き、熊王尊殿脇の急な階段を思い切って上っていくと、木立の合間から輝く鎌倉の海が顔をのぞかせる。「東国花の寺百ヶ寺」に選ばれ、日蓮上人の杖が根づいたといわれる妙法桜やサザンカ、珍しいランやヤマユリも見もの。山の緑に抱かれた山門も絵になり、鎌倉の自然が境内にギュッと凝縮されている。

ちょっとひと休みするなら〈札所〉

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Hanako 編集部

安国論寺受付横の茶席で、谷戸を眺めつつお抹茶450円(甘納豆と和三盆付き)を。ほくほくと優しい甘さの蓮の実納豆が添えられ、疲れも吹き飛ぶ。

〈札所〉
9:00~16:00 月休(祝は開門)

3.浄明寺〈浄妙寺〉…〈喜泉庵〉

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Hanako 編集部

創建は1188年、鎌倉五山第五位の由緒ある禅寺。風格ある銅ぶきの本堂には釈迦如来像や聖観音が鎮座する。ここで見逃してはならないのが、境内の茶席「喜泉庵」だ。畳に正座して庭に目をやると、張り出した軒と柱に縁どられた枯山水の庭がまるで一幅の屏風のよう。この眺めを愛でながら、鎌倉の茶人に愛される「美鈴」の上生菓子をお抹茶といただける幸せといったら。梅や牡丹、白藤やアジサイなど季節の花にもこと欠かない。

〈浄妙寺〉
神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
0467-22-2818
9:00~16:30 無休
拝100円、御朱印料300円

ちょっとひと休みするなら〈喜泉庵〉

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Hanako 編集部

〈喜泉庵〉で供されるのは、老舗菓子司〈美鈴〉の繊細な上生菓子。お抹茶1,000円(税込、生菓子付き)。

〈喜泉庵〉
0467-22-8638
10:00~16:15LO 無休

4.北鎌倉〈円覚寺〉…〈佛日庵〉

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Hanako 編集部

二度にわたる元寇の犠牲者供養のため、北条時宗が中国の名僧・無学祖元を招いて開いた鎌倉五山の第二位。深い谷戸に沿って建てらてた伽藍は実に壮大。堂々たる山門を抜けて、仏殿、大方丈へと徐々に坂道を上って進むうち、心も次第に澄んでくる。さすが中世から現在まで続く修行の場、流れる空気まで違っている。一般の参拝客に向けて行われる座禅会や写経会に参加すれば、凛と引き締まった心持ちに。春先の梅にはじまり、桜やユキヤナギ、アジサイ、紅葉も目にうれしい。

〈円覚寺〉
神奈川県鎌倉市山ノ内409
0467-22-0478
8:00~16:30(12~2 月は~16:00) 無休
拝300円、御朱印料300円

ちょっとひと休みするなら〈佛日庵〉

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Hanako 編集部

円覚寺の塔頭(たっちゅう)にして北条時宗の廟所。川端康成ら文豪に愛された庭で一服。

〈佛日庵〉
0467-25-3562
9:00~16:30(11~ 3 月は~16:00 ) 不定休
拝100円(抹茶付き500円)

(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Hiroshi Harada, Akira Yamaguchi, Nao Shimizu, Yusei Fukuyama, Kayoko Aoki, Yoko Tajiri, Takashi Maki, Akari Hatakeyama, Kaoru Yamada text:Ryouko Morimoto, Emi Suzuki, Yoko Fujimori, Mutsumi Hidaka)

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