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「私ばっかり大変!」って言いたくなったら…夫へのイライラを解く方法【子育ては毎日がたからもの☆ 第45話】

  • 2019.3.9
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私は幼稚園で委員会の役員をしているのですが、ある日、住みよい町を作るために、市長と話し合いをするというイベントに出席することになりました。

しかし、人前で発言するのが苦手な私は、このイベントがとても憂鬱(ゆううつ)…。

市政のこととか全然わからないし、何より、市長なんてすごい人と一体何を話せばいいのか…。頭の回転も遅く、ぶっつけ本番では何も言えなさそうだったので、事前にどういうことを話すかを考えようと思いました。

…が、全然出てこない!

普段から物事を深く考えず、不満があっても、「ま、いっか」と過ごすことが多い私にとって、何かについて深く議論するということはとても難しいことでした。

■夫の口からスラスラ改善案が…

白紙の紙を前に、書くことがなく固まっていた私を見て夫が、「どうしたん?」というので、「前言ってた、市長と話し合いをするイベント、もう来週やからさ…」とため息交じりで返答しました。

夫はただ「大変やな~」と同情してくれるだけだと思っていたのですが…


それぞれが、違ったフィールドで大変な思いをしてがんばっているんだなぁと思いました。

だけど、普段は自分の大変さばかりに目が行って、はたから見ると自由きままに生きているような夫に対してずっと被害者意識をもっていました。

「『仕事だから』って言えばなんでも許されると思って…」とよく思っていました。

でも、その「仕事」って本当に大変なんですよね。

子どもが生まれてからは会社員として働いたことがなかったので、長らく「仕事」の大変さを忘れていました。



■夫と妻、どちらも一生懸命がんばっている


まじめに仕事をして、タスクをこなすのはあたり前。

常に上を求められる。

目標値より大きく成長すると評価はされるものの、次の期には成長したところからさらに成長することを求められる。

ずっと全力で走り続けなければいけない「仕事人」に比べると、私の仕事はたしかにある程度自分のペースで進められるという点は気楽だと考えられる面もあるかなと思います。

しかし、家事だけであれば、場合によっては次の日に持ち越しができるけれど、子育ては365日24時間体制で自分のことはすべて投げても子どもを優先しなければいけないし、子どもの人生を一緒に作っているんだという大きなプレッシャーもあります。

また、イラストを描くという私の仕事は、基本的に子育てで寝不足だろうが多少体調が悪かろうが、一度引き受けたら期日までにはきちんと仕上げて納品する必要があります。

それに対して夫は、子どもが生まれてからもずっと身軽だし、生活もあまり変わらないという点ではすごくうらやましい。

別に、どっちが大変とかそういうことを言いたいのではなくて、「みんな大変」だなぁと。

それぞれ役割は違うし、各々の苦労があるけれど、それぞれが一生懸命がんばっているんだから、「私ばっかり大変」とか言いたくなったときは、一息おいて相手の大変さも考えないとなと、あらためて思った出来事でした。

(ぺぷり)

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