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40代でも恋愛、結婚はできますか?【ひかりの恋愛相談室】

  • 2019.3.6
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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「いつか結婚するだろう」とのんびりしていたら、いつの間にか歳を重ねてしまい、結婚するチャンスが減ってしまうことはあるもの。40、50代になっても、結婚はできるものでしょうか?今回は、こういったお悩み相談です。

Jさん 45歳のお悩み

今までお付き合いをした人もいましたが、結局、結婚できず、今は彼氏もいません。しばらくは恋愛も遠のいてしまい、結婚は諦めています。なにかアドバイスをください。

Jさんへの回答

まずは、結婚を諦めているとのことですが、「独身で一生を過ごしたいから、結婚はしなくていい」と思っているのか、「本当は結婚したいけど、できる自信がないから諦めようとしている」のかによって、どうしたらいいのかは随分、変わってきます。

おそらくJさんの場合は、後者の方だと思います。だったら、まだ諦めなくてもいいのではないでしょうか?

でも、今のままでは難しいかもしれません。

これは、あくまでも一般論ですが、40代以上で今まで一度も結婚したことのない人の多くは、「今まで、結婚向きではなかった」もしくは、「今も結婚向きではない」可能性は高いです。

やはり結婚向きの人であるなら、何だなんだ言って結婚していることは多いからです。

だからと言って、結婚向きではない人が、結婚できないわけではありません。ただし、結婚する場合は、ある程度の無理をする必要がある、ということです。自分に向いていないことを望んでいるわけですしね。

一度も結婚したことがない人に限らず、離婚歴がある人の中にも、さらに離婚はしていなくても仮面夫婦のまま結婚生活を送っている人の中にも、結婚に不向きな人はいます。

だから、独身者に限らず、幸せな結婚生活を送るというのは、そう簡単なことではないかもしれません。

結婚向きの人とそうでない人の違い

結婚に不向きの人が恋愛をしても、結婚にまでいきにくいのには、いくつかの理由があります。

例えば、結婚に不向きな人の中には、1人で行動するのが好きな傾向があったり(言い方を変えれば、マイペースであったり、自分勝手なところがあったり)、結婚よりもやりたいことがあって、パートナーとの関係をないがしろにしがちだったりする人もいます。

でも結婚は、相手と折り合いを付けながら、一緒に人生を歩んでいくことが求められます。

結婚できない人の中には、この「折り合いをつける」という能力が不足している人が、意外と少なくありません。自分では気づかなくても、我を通し過ぎていたり、自分の都合に相手に合させることばかり望んでしまったり、相手に無理をさせたり我慢ばかりさせてしまったり…。そうすると、相手の方が、段々窮屈な思いをしてくるので、結婚する前に別れが訪れやすくなります。

また、振られる人ばかりが結婚に不向きではないわけではなく、振る側になりやすい人の中にも向いていない人はいます。

そういう人は、パートナーに対する理想が高くて、寛容さがなく、すぐに愛情が冷めてしまうのです。それは、「愛する力」が不足しています。だから、恋愛を結婚に発展させたり、仮に結婚できても生活を維持したりするのが難しいのです。

結婚するとなれば、「相手のどんな姿も受け止めることを強いられる(相手の欠点に対して、対応できる自分になることを求められる)」ものです。

そういう人は大概、「自分の理想通りではなかった相手が悪いのだ」と人のせいにしがちですが、実際は、根気よく人と付き合っていけない自分にも落ち度があるのです。

その他にも、結婚向きではない人のパターンはいくつかあります。

例えば、依存体質で、相手の人生に寄りかかろうとする人は、相手の負担になりやすく、関係が壊れやすくなります。結婚するためには、相手に「この人と結婚したら、生活が快適になるぞ」と思わせる何かが必要なため、負担ばかりかけてしまうと、相手が結婚したいと思えなくなってしまいます。

また、恋人選びの相手がいつも“結婚向き”ではない人もいます。そういう人は、実際のところは「結婚よりも恋愛を求めている」のです。

恋愛では、非日常感のドキドキした楽しさが魅力ですが、結婚というのは、もっと日常的な生活です。信用できて、一緒にいて落ち着くような相手よりも、恋の刺激を与えてくれるような“恋愛体質”の人を選んでいると、結婚に結びつかないことは多いのです。

逆に、結婚向きの人=結婚したら幸せになりやすい人というのは、協調性があって相手と折り合いをつけることができ、精神的に自立ができていて、快適な生活を送れる能力を持っています。

さらに、恋愛においても、結婚を視野に入れてパートナーを選べる人が多いです。だから、自然と結婚する流れになりやすいのです。

だから、もし本気で結婚したいのであれば、自分の何が結婚しにくくさせているのかをきちんと理解し、“結婚向き”の人間に変わることは大切です。

40、50代でも出会いはある!

現代は、生涯未婚率が上がり、さらに離婚をしている人も出てくるので、40、50代でも独身の人は探せば意外と多くいるものです。ネット婚活や婚活パーティなど、婚活のためのサービスは色々とあるので、積極的に利用してみるといいでしょう。

ただそのとき、1つ大事なことがあります。それは、「自分のことはさておき、理想ばかり高くなってしまうのであれば、結婚できる可能性は低くなる」ということです。

もちろんある程度は好みの人の方がいいですが、自分に興味を抱いてくれる相手に対しても、積極的に交流をしてみるといいでしょう。こだわりが強すぎて、自分の可能性を狭めていては、実際は自分に合う人が目の前にいても気付くことはできなくなってしまいますしね。

現実的に今よりも5年後、10年後の方が、より結婚しにくくなってきます。それで言えば、これからの人生で「今」が一番若いものです。だから「今」行動を起こすようにしましょうね。

魅力がないから結婚できない、わけでもない。

もちろん結婚は、努力すればできるというものでもありません。魅力がある人がみんなできて、ない人はできない、というわけでもありません。人智を超えた力によるご縁というのがあります。

ただ、ご縁のある、なしはさておき、「人に好かれる人になること」はできるはずです。それが、恋愛に繋がり、場合によっては、結婚にもつながるでしょう。

常に自分を磨き、人と調和し、一緒にいると心地よい人になることで、寄ってきてくれる人は出てくるものです。

更に言えば、「パートナーができたら、その人を絶対に幸せにします!」と強い決意を持てるようになれば、神様がステキなご縁を作ってくれるかもしれません。現実的にも、「自分が幸せになりたい」だけではなく、「人を幸せにしたい」と思える人になってこそ、結婚できる可能性は高まるものですしね。

だから、もし結婚したいのであれば、“結婚向き”の人に変わって、諦めずに婚活を頑張りましょうね!

コラムニスト・ひかり

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