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「股関節ストレッチ」で姿勢を変えてぽっちゃり体型&猫背改善!

  • 2019.3.5
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椎関節ストレッチ

股関節を正さなければ、姿勢は直らない!

「猫背の原因をたどれば、必ず股関節のズレにたどりつきます。股関節は、骨盤を支えるとても重要な関節。そのため、股関節がズレると、骨盤もゆがんでしまいます。骨盤がゆがむと、腰から背骨にかけてのカーブが深くなってしまいます。すると、背骨は上半身の重みを正しく支えられなくなって、つまったりズレたりして、猫背になってしまいます」(南先生)

猫背を直そうとすると、一生けん命に背中を伸ばす人も多いですが、根本を直さなければ、また戻ってしまいます。
正しい姿勢をキープするためにまず意識すべきは、土台となる下半身。特に「股関節」です。股関節を整えれば、骨盤の位置が矯正され、背骨も正しい位置に落ち着くことができます。

原因がわかったら、さっそく猫背を改善へと導く股関節ストレッチを実践してみましょう。

<関節ほぐし>

股関節まわりの柔軟性を高め、骨盤の位置を整えるストレッチです。立てたひざを真横に倒すステップは股関節が硬いとツラいので、ムリのない範囲で行いましょう。

<1>

関節ほぐし

あお向けになり、右手は背中と床の間に入れましょう。この際、手の甲が背中に当たるようにします。左手は腹部に添えておきます。足は腰幅程度に開き、かかとを前方へ押し出し、つま先は天井へ。

<2>

関節ほぐし2

右ひざを曲げ、足をできるだけお尻に近づけます。この際、足裏を床から離さないようにしましょう。

<3>

関節ほぐし3

立てた左ひざを脱力するイメージで、パタンと外側へ倒します。腰と伸ばした左ひざが床から浮かないように注意。

<4>

関節ほぐし4

右足裏を左脚につけたら、左脚の内側を沿わせてゆっくりと足を下ろしていきます。
左右反対も同様に行いましょう。これを、左右交互に1分間くり返します。

 

<内勤伸ばし>

O脚やXO脚は股関節をさらにゆがませてしまう原因に。脚の内側の筋肉を伸ばすストレッチが、脚の形を整え、股関節のズレや姿勢の改善に効果的です。

<1>

内勤伸ばし1

足を肩幅よりやや広く開き立ちます。手はウエストに添え、骨盤を立てて姿勢を正したら、つま先はまっすぐ前方へ。その体勢から、足指だけ床から浮かせ重心をかかとにのせます。

<2>

内勤伸ばし2

軸足にした右脚を少し曲げていくと同時に、左足を真横に移動。この際、足裏は床につけたまま、滑らせていきます。これを3回くり返したら、左右反対も同様に行いましょう。

(見出し)
<椎関節ストレッチ>

全部で33個ある椎骨(背骨)まわりをほぐし、骨の間のつまりを伸ばすストレッチも行いましょう。詰まりが改善すれば、筋肉がバランスのいい位置に戻るため、股関節への負担を減らすことができます。

<1>

椎関節ストレッチ1

床にひざ立ちになったら、右足を一歩前へ出します。ひざを90度に曲げ、つま先立ちをします。両腕は頭上へまっすぐ上げ、手を組みます。手首を返し、手のひらを天井へ向けましょう。

<2>

椎関節ストレッチ2

肩の位置は変えずに、首をできるところまで左にまわし3秒キープします。

<3>

椎関節ストレッチ3

次に腰から下はそのままに、上半身を左へまわします。できるところまでまわしたら、3秒キープしてから脱力します。脚を入れ替えて、左右反対も同様に行いましょう。

猫背は見た目でマイナスな印象を与えてしまうだけでなく、ぽっこりお腹や脚太り、顔のたるみ、さらには肩こりや疲労などの不調も招いてしまいます。
逆にいえば、姿勢の改善は、体型の悩みや不調の改善にもつながります。ぜひ、ここで紹介したストレッチを習慣にして、ゆがみのない姿勢を目指しましょう。

撮影/山上忠 モデル/成田沙季(ニュートラルマネジメント)ヘア&メイク/斎藤節子 文/柿沼曜子 衣装協力/アディダス

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