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夫婦のたばこ問題を調査。 そのニオイが変われば、ふたりの距離はもっと近くなる?

  • 2019.3.4
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加熱式たばこが広まって、何が変わったんでしょうか? たばこを吸わない人も含めて、加熱式たばこが広まってどうなったか、実際の変化を紹介します。

写真・衛藤キヨコ 文・野村紀沙枝

最近、喫煙風景が変わってきたように思いませんか? 私のまわりに喫煙者が多いというのも関係しているのかもしれませんが、友人や仕事関係者が次々と加熱式たばこに移行しているのです。そこでまず気づいた変化は、たばこのニオイの少なさ。今までは吸う人と一緒にいた後、自分にもニオイが移っているなと感じていたのに、それが加熱式たばこに変わってからだとほぼ気にならなくなりました。吸わない私がそう感じているのだから、吸っている本人や、吸う人が身近にいる人はもっと変化を感じているはず! そこで、加熱式たばこを吸っている人、パートナーのたばこ変わったという人に、実際の違いを聞いてみました。

嬉しいのは、服に付くニオイが減ったこと

まずは、10年以上愛煙家の友人の場合。先日、約3ヶ月ぶりに会ったのですが、彼女も紙巻たばこから加熱式たばこに変えていたひとりでした。その理由を聞くと、「吸った後のニオイの付き方が違うから」との答えが。よくよく話をすると、現在意中の彼が吸わない人らしいのです。彼と会うときは、友人も配慮してお店を選ぶそうなのですが、禁煙の空間にいると、自分の服や髪に移ったニオイが無性に気になるように。やはり好きな人とは少しでも近づきたいのが女心。だから、ニオイが少ない加熱式たばこに変えたというわけです。半年前までは「紙巻たばこはやめない!」と宣言していたのに…、やはり恋は人を変えるんですね。

一方、ヘビースモーカーの夫を持つ妻の意見。いわゆるホタル族だった彼女の夫。以前は、「ベランダで吸ったとしてもニオイが気になる…」と悩んでいた彼女ですが、1年前に夫が加熱式たばこに変えてからはその悩みは減少。どんなに寒い日でも、たばこを吸うときは家の外が定位置だったのに、今では換気扇の下なら家の中でも吸ってもOKというルールに変えたとの報告がありました。また、たばこのニオイが染み付いた夫の衣類は家族とは別で洗濯していたのに、最近ではそれもなくなったそう。なんだか、夫婦仲がよくなったようでひと安心。

ニオイについての調査

こうやってまわりのたばこ事情を調べていくと、吸う人も吸わない人も一番気にしているのは「ニオイ」だと感じます。ここでもうひとつ、たばこにまつわる調査結果もご紹介しましょう。昨年末にアダプティブ社が行ったのは、「吸う夫」を持つ「吸わない妻」が、夫のたばこについてどう思っているのかという、気になるデータです。

Q.夫が吸っているたばこの種類は?

ここでも加熱式たばこが普及していると感じますよね。また、注目すべきは「併用」と答えた20%の人たち。外では紙巻たばこだけれど、家に帰ると加熱式たばこを吸うという夫が増えているようです。そんな夫の行動を妻たちはどう感じているのでしょうか?

Q.夫がたばこを吸うとき、どの種類なら配慮してもらえていると感じる?
(「最大限配慮を実感している」「配慮されていると実感している」の合計)

結果はご覧の通り。吸わない妻たちは、家では加熱式たばこを選んでいる夫に対して、「自分のために配慮してくれている」という特別感を抱き、嬉しく思っているようです。また、この質問では夫が吸っているたばこの種類を聞くとともに、「食事を一緒にとっている」「二人で旅行に行っている」「二人で出かける」「普段からよく会話をしている」という4つの項目も調査。それぞれの回答ごとに、「あてはまる(=5ポイント)」「ややあてはまる(=4ポイント)」「どちらともいえない(=3ポイント)」「あまりあてはまらない(=2ポイント)」「あてはまらない(=1ポイント)」として集計し、夫婦関係の良好度が浮き彫りに。良好度の数値は、「良好度高(20~15ポイント)」「良好度中(14~10ポイント)」「良好度低(9~4ポイント)」にとしてそれぞれ分類されています。

「良好度高」の上位数値と吸っているたばこの種類のランキング
1位 紙巻たばこと加熱式たばこの併用
2位 加熱式たばこのみ
3位 紙巻たばこのみ

このランキングからも明らかになった通り、夫が紙巻たばこと加熱式たばこを使い分けている夫婦が、一番良好な関係を築けているという結果に。思いやりがあると、やはり夫婦の関係もよくなるんですね! シーンに応じたたばこの使い分けが配慮に繋がり、結果として夫婦の仲を良好にしているのかもしれません。

ちなみに、家の中でたばこを吸う夫の割合は、紙巻たばこが31%に対し、加熱式たばこは47%という結果。空気がこもりがちな家の中でも、加熱式たばこなら容認している妻が多いようです。その理由はというと、やはりそのニオイ!

Q.家の中でたばこを吸われると「ニオイ」が気になる?
(とても気になると答えた人の割合)

紙巻たばこでは約6割の人がニオイが気になっているのに対し、加熱式たばこでニオイが気になると答えた妻は約2割。こんなにも差がでるとは驚きです。でも、加熱式たばこにも種類がありますよね。調査では、加熱式たばこごとに感じるニオイも数値化されていたのでご紹介しましょう。

Q.加熱式たばこの種類別に聞きました。家の中で吸われると「ニオイ」が気になる?
(とても気になると答えた人の割合)

もっともニオイが気にならない加熱式たばこは、「プルーム・テック」という結果に。もしニオイが少ない加熱式たばこを探しているのなら、この結果を参考にしてみるといいかもしれませんね! 我が家はお互いに吸わない夫婦ですが、今後夫が吸う人になる可能性も無きにしも非ず。もしそんなそぶりを見せたら、さりげなく加熱式たばこに誘導しようと心に決めたのでした。

調査会社:http://www.adaptive.co.jp/

野村紀沙枝
ライター。暮らしまわりの記事を中心に執筆。気づけば、もうすぐ結婚3年目に突入。最近気になるのは、夫婦のお金事情。貯金、年金、投資などを取材中なので、来月の『Rethik 夫婦の時間』で紹介予定。こちらもお楽しみに!

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