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世界が熱狂した、削ぎ落とされた傑作サスペンス。『THE GUILTY/ギルティ』【今月のプロ押し映画!】

  • 2019.3.1
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世界が熱狂した、削ぎ落とされた傑作サスペンス。『THE GUILTY/ギルティ』【今月のプロ押し映画!】
2019.03.01 19:00
サンダンス映画祭観客賞受賞をはじめ、世界の映画祭を熱狂させた新感覚サスペンス『THE GUILTY/ギルティ』の舞台は、ほぼ100パーセントが警察署内の緊急通報指令室。そこでオペレーター勤務にあたる主人公ホルトが、電話の会話を通じて事件の真相に近づいていくワンシチュエーション・サスペンスだが、その脚本の素晴らしさと圧倒的な緊迫感で最後まで読者の想像力が試され続ける。

(c)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

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コペンハーゲン警察の緊急通報司令室。第一線で活躍していた警察官アスガー・ホルムは、係争中のある事件のために通常勤務を解かれ、オペレーターを命じられていた。ある日、彼は女性からの1本の通報を受ける。走行中の車からかけられてきた電話の向こうで誘拐事件が進行していることを察知した彼は、関係各所への手配を行う。車を追跡し、所有者を調べ、自宅に捜査員を派遣……、迅速かつ的確な判断で事件は早期決着に向かうと思われた。だが、やがて予期せぬ出来事が次々と発生、ホルムが想像していたものとはまったく違う事件の真相が明らかになっていく……。 


全編88分間、舞台はほぼ緊急通報司令室の一角だけ、外部とのやり取りは電話の音声だけで展開されるデンマーク製のワンシチュエーション・サスペンス。観客は主人公とともにリアルな電話の会話だけで緊迫した状況を想像し、同時に大きくミスリードもされながら、映画にグイグイ引き込まれていく。耳からの情報だけでイマジネーションを刺激する抜群のアイデアと最後まで緊張の糸を緩めない見事な演出で、サンダンス映画祭観客賞はじめ世界各国の映画祭で数多くの賞を受賞した必見の傑作。ジェイク・ギレンホール主演によるハリウッド・リメイクもすでに決定しているという。

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