“いい人”だからこそ言いにくい…! 仕事が遅い先輩にイライラします【DJあおい】

DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」102回目のボヤきは「“いい人”の先輩にイライラします」です。

【今週のボヤき】

仕事が遅い先輩がいます。おそらく丁寧にやっているのだと思うのですが、どちらかと言うとうちの職場はスピード感が重視なので、彼女の丁寧さはあまり大事ではありません。結果、彼女の仕事は成果につながっていません。まわりも上司も彼女に指摘したいのですが、基本「いい人」なので言いにくい雰囲気があります。

先日、急な用で午前休をとったときに、うっかりその先輩に「ちょっと実家がトラブっちゃって……」とこぼしたら、「今日の夕方時間ある? あなたのことが心配で……」と異様に心配してきました。心遣いはありがたいのですが、会社の人にプライベートなことを相談するつもりもないし、正直「そんな時間あるなら仕事してください」と思いました。でも「いい人」なので言いにくいです。

仕事が早い人と遅い人のちがい

スピード重視の仕事って理屈よりも感覚(センス)なんですよね。

いちいち頭なんか使っていなくて、理屈を飛び越えた感覚(センス)で仕事をするタイプの人がスピード勝負に優れているんですよ。

物覚えも仕事も早いのが感覚(センス)タイプの人の利点なのですが、感覚(センス)というのは自分だけのものであり他人にシェアすることができないんですよね。

だからスピード重視の感覚(センス)タイプの人は「人を育てる」ということが苦手なタイプでもあるんです。

後輩や新人を教育するのがすげー下手くそで、中身のない根性論を押し付けるだけだったり、すぐにキレて暴言を吐き散らかしたり、陰で愚痴を吹聴して自分を正当化したり、人を育てるのが下手くそという欠点もあるんです。

仕事は後継していくことでより良い環境に育っていく、人材を育てる能力は会社にとっても大きな資産になりますからね。

スピード重視の感覚(センス)タイプの人は目先の成果を上げることは得意ですが、人材育成という大きな成果を上げることが苦手なんですよ。

丁寧タイプは人を育てるのに向いている

仕事がゆっくり丁寧な人は感覚(センス)タイプではなく理論タイプ、ひとつひとつの仕事を理論的に理解していかないとイヤなんですよね。

理屈で整理して頭の中にストックしておかないと不安なんですよ。

感覚(センス)というのはある意味先天性のものであり、誰にも真似のできない才能なのかもしれませんが、理論というのは汎用性のあるもので、ぶっちゃけて言えば「バカでもできるための理論」なんですよね。

だから理論タイプの人は人を育てるのが得意なタイプだったりするんです。

目先の成果を上げることは苦手かもしれませんが、後に人材育成という点に関して大きな成果を上げる人が多いんですよ。

「仕事が早い=仕事ができる」というわけでもなく「仕事が遅い=仕事ができない」というわけでもない。

どちらも会社にとっては必要な人材であり、タイプが違うだけでそこに優劣はないんです。

お互いの欠点を補っていくためにお互いの利点でカバーし合える関係になれば無敵じゃないですか。

それが仕事である以上、その人の人柄の良し悪しとかはどうでもいいので、その人の仕事の利点を見て“対等に”付き合ってください。

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