男子が「燃える焦らし」と「萎える焦らし」の違いとは？

恋の駆け引きとして、彼のことを焦らす人もいれば、駆け引きという作為的なことなど考えたこともなく、無意識的に彼にやったことで、結果的に彼のことを焦らしてしまった人もいると思います。

今回は、男子が燃える焦らしと、萎える焦らしについてお届けしましょう。

ライバルの存在を告げられると燃える男子もいます。が、その「燃え」は一瞬です。なぜならライバルがいると知らされた時点で、「彼女は俺と付き合ってもいいと思っている」とわかるから。そして、同時に、ライバルと自分とを競わせるような「卑怯な」真似をする女子なんだ～と、ガッカリするからです。

学校や塾で、先生にほかの生徒と競わされた経験があればわかるでしょう。作為的に他人と競争させられていい気持ちになる人って、いないですよね。いい気持ちになるとすれば、その競争を純粋に楽しんでいるとき限定、でしょう。

エッチをおあずけされると、「いつなら彼女はヤラせてくれるのだろう」と思って、彼は燃える！と思っている女子もいると思うけど、これも結果的に、彼は萎えます。

なぜなら、エッチを武器にしている女子だと彼は感じるからです。エッチ以外のほかのことを武器にするならまだしも、直情型みたいにエッチを武器にされると……「ほかに彼女はええとこを持ってないんかい。エッチしか武器にできない女子なんかい」と思って萎えるのです。

友達よりちょっと上の関係で、来月くらいに付き合えるかなあ、なんて思っているとき、彼女に「今日は用事があるから早めに帰るね」と言われると、彼はモンモンとします。用事ってなに？ほかに男でもいるの？俺は彼女と付き合えるのかなあ？なんてことを彼は思うのです。

「家族で食事するから帰る」とか具体的ではない「用事」という思わせぶりな単語。使えます。

これは定番でしょうね。太ももにタッチするのが一番効くみたいですよ。

「おつかれさま」とか、なんでもない、ごくふつうのLINEにハートマークをつけて送ると、それが彼を焦らすことになります。なぜか？男って、ハートマークを送ってきた女子のことを、ほぼ自動的に好きになるからです。なぜ自動的に好きになるのかについて知りたい方は、心理学の本でもお読みになってみては？

同様に、ふつうの会話のLINEで、彼女のプライベートな写真が送られてきたら、それも彼にとって焦らしになります。「彼女は自分のプライベートを赤裸々に送ってくる。もしかして俺のことが好きなのかな？」彼はこう思ってモンモンとするのです。

いかがでしょうか。

燃える焦らしと、萎える焦らしのちがいって、卑怯か卑怯じゃないか、という点にあるのだと思います。

女子がエッチを餌に彼を焦らす。これは卑怯です。なぜなら、男子は、自分でも理不尽と思えるほどの性欲に支配されており、それを人為的にコントロールすることなんかできないからです。そういう、いわば彼の意思を超えているところにつけ込むのが、「女子がハダカを武器にすること」なわけです。

彼を焦らしてものにしようと思うのなら、正々堂々と、さわやかに、彼のことを焦らすべきでしょう。

（ひとみしょう／作家）

（愛カツ編集部）