1. トップ
  2. 25才アフロ社長がファッション業界の“出会い系”アプリを開発 その真意とは?

25才アフロ社長がファッション業界の“出会い系”アプリを開発 その真意とは?

  • 2019.2.27
  • 599 views

ファッション業界に特化した求人サイト「レディー トゥー ファッション(READY TO FASHION)」を運営するスタートアップ企業のレディー トゥー ファッション(以下、RTF)はこのほど、ファッション業界に特化したマッチングアプリ「ファッチ(FATCH)」を公開した。ビジネスのマッチングだけかと思いきや、「友だち探しに使っていただくのも、もちろんOK」と言う。25歳の若き経営者で、学生時代に起業した高野聡司社長のトレードマークはアフロヘア。どんな質問にも、リラックスした雰囲気でにこやかに答える好青年だ。一体何者なのか。これまでと「ファッチ」の真の狙いを聞いた。

WWD:RTFの概要は?

高野聡司社長(以下、高野):現在社員が7人、アルバイトも入れると15人。平均年齢は26歳です。主力事業は求人マッチングサービスの「レディー トゥー ファッション」で、求人する企業350社に対して求職側の登録者は7500人です。

WWD:学生時代に起業。大変だったのでは?

高野:意外とそうでもなかったです。今はエンジェル投資家やVCも多くて、日本は世界的にも起業家に優しいように感じています。起業したことで自分をいい環境に置けることは最大のメリットだと感じています。

WWD:そもそもなぜ起業を?

高野:“若くてもファッション業界に一番貢献できることってなんだろう?”を突き詰めた結果です。

WWD:悩みは?

高野:お金が減っていくことですね。なくなると精神的な余裕がなくなるので。今はあと数カ月間は大丈夫です。

WWD:起業家仲間は?

高野:仲がいいのは同世代のスタイラーCEOの小関翼さん、アジア発ブランドに特化したセレクトショップのシックスティーパーセント(SIXTY PERCENT)やフォトグラファーなどクリエイターのマッチングサービス「エフキャスト(F-CAST)」事業を手掛けている真鍋大河さんとは、よく飲みに行きます。

WWD:1月30日に公開した「ファッチ」の現状は?

高野:裏側で見ていると、特定の企業で1人が使うと一気に同じ企業のユーザーが使い出すなど、じわじわ口コミで広がりを実感しています。ファッション関連の就業者が約300万人といわれていますが、「ファッチ」のターゲットはそのうちのイノベーター層の15%です。まずは関東と関西でのユーザーを獲得し、その後に地方と考えています。

WWD:「ファッチ」のUI(ユーザインターフェイス)は、出会い系アプリの「ティンダー(TINDER)」によく似ている。いわゆる出会い系アプリはかなり研究した?

高野:はい。ありとあらゆる出会い系アプリやサービスをかなり使い込みました。

WWD:ちなみにベストアプリは?

高野:「ジョイナス(JOIN US)」です。ビジネスにも使える、飲み会マッチングサービスで、UI/UXがこれまでになかった見せ方であるのに加え、IT系のユーザーが多いところも個人的には良かったです。

WWD:「ファッチ」は、仕事のマッチングのみ?

高野:基本的にカテゴリーは経営者やディレクター、MD・バイヤー、店長・販売員などの職種で分けていて、フリーランスの営業ツールのようなものを想定はしていますが、使い方はいろいろあっていいと思っています。もともと個人の持つスキルや能力を、企業の枠を超えて、個人と個人がつながることで新しい何かを生み出したいと思ったことが起業した理由の一つです。利用はビジネス目的に限定せず、友だちとの出会い作りに使っていただいてもいいと思っています。

WWD:異性との出会いに使ってもいい?

高野:そういった意図はありません。ただ、業界内の友達探しに使っていただくのは全然OKですし、 男女の出会いもそこから発展するのは悪いことでなく、良いことだとは思っています。

WWD:「ファッチ」のターゲットは?

高野:30代のファッション系の情報感度の高い人たちです。「ティンダー」を意識してUIを作ったので、「ティンダー」経験者がいいと思っていましたが、意外にそういった層の人たちはあまり使ったことのない人が多かったですね。

WWD:いずれは課金を?

高野:「ファッチ」での課金は基本的に考えていません。基本的にユーザーのアカウントを主力事業の「RTF」と紐づけていて、そちらへの流入を重視しています。

WWD:ファッションに目覚めたきっかけは?

高野:高校時代です。中高一貫校で高校では私服OKで、兄に連れられて広島のセレクトショップ、MIRAIに通っていました。当時好きだったのは「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」「エンジニアードガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」。大学時代は「カラー(KOLOR)」「サカイ(SACAI)」です。

WWD:今は?

高野:最近はパーカが多いですね。今は原宿のセレクトショップ、ネペンテス(NEPENTHES)のオリジナルブランド「ニードルズ(NEEDLES)」が好きでよく着てます。今日のパーカもそうです。

元記事で読む