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DOLCE&GABBANA タイムレスな女性の美をラグジュアリーに表現。

  • 2019.2.27
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DOLCE&GABBANA タイムレスな女性の美をラグジュアリーに表現。
2019.02.27 20:15
メンズコレクションと同じクラシカルな雰囲気で、1930年代~60年代のシルエットをミックス。

【全129カット】DOLCE&GABBANA 2019-20年秋冬コレクションをすべて見る。


緋色のカーテンとカーペット、司会者による前説やルック紹介など、1月のメンズコレクションと同じ形式でショーをおこなったドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)。コレクションタイトルも同じく「Eleganza」であり、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、アントネッロ・ダ・メッシーナ、ミケランジェロなど、イタリアの芸術に見られる女性のエレガンスや女性らしい美しさへのオマージュとなっている。


全127のルックは、11のセクションで構成されている。ハットにダブルブレストコート、スリーピーススーツ、タキシードなど、メンズのテーラリングを駆使した「マスキュリン」。


サテンとレースのドレス、ファートリムのケープやガウン、パステルカラーなど、1940年代のハリウッド女優を彷彿とさせる「ナイトウェア」。レオパードプリントを一部に、あるいは全面に使用したドレスやスーツなど、力強いイメージの「レオパード」。


カラフルな花が描かれたドレスや、ビジューで装飾されたジャケット、花のヘッドピースなどの「フラワー」。フラワーモチーフはプリントだけでなくフロッキー加工やラミネートで表された。グレンチェックのアシンメトリードレスや千鳥格子のクラシカルなスーツなど、メンズ素材で定番のツイードを、ポルカドットと組み合わせた「ツイード」。


フューシャ、グリーン、レッド、イエローなど鮮やかな色を使って1950年代の上品なシルエットのドレスやコートを仕立てた「カラーブロック」。針を持つ手やメジャー、糸、針山など仕立て屋の仕事の様子をプリントした「テーラリング」はマン・レイやデ・キリコ、ダダイズムにインスパイアされたシュールなイラストが特徴だ。


「ブライド」は純白のウェディングドレス。繊細なヴェール、幾重にも重なるチュールのドレス、シャンティーレース、プリンセスライン、すずらんのブーケなど、美しいドレスで女性へのオマージュを表現している。


シークインでチェッカーボード柄を描いたタキシードや、ストライプ柄にしたロングジャケット、シェブロンモチーフのジャケット、衿とカフスがシークインで輝くシャツなど「シークイン」のシリーズはスポットライトを浴びてまばゆいばかり。ジャケットのラペルやコーディネートであわせたパンツは光沢感のあるブロケード素材だ。


続く「ブロケード」も金糸銀糸を存分に使用したゴージャスなシリーズ。ラペルに刺繍を施したロングコートをはじめ、ゴールドの地に花が描かれたスリーピース、七分袖とプリーツがノーブルなワンピース、1960年代のシルエットに影響を受けたAラインコートが登場している。


ラストは「DNA」。ウエストがシェイプされたシルエット、大き目のラペル、ミモレ丈など1950年代を彷彿とさせながら、ブランドのDNAであるブラックに新しい解釈を加えている。リボンモチーフのブローチ、パールのヘッドピースとネックレス、フラワーモチーフのブローチやベルトなど、アクセサリーはややデフォルメされた大きさでインパクトを与えている。

Photos: GORUNWAY Text: Yoko Era

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