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トップスの色を…アラサー向け「春のパステルカラー大人コーデ」3選 スタイリストの体型カバーテクニック術 ♯74

  • 2019.2.24
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春に似合う服が着たい! そう思って、お店を見てまわると新作アイテムのほとんどが淡くてかわいいパステルカラーのものばっかりだった……なんてことはありませんか? パステルカラーが似合う方なら、お買い物の意欲がわくのでしょうが、パステルカラーに苦手意識を持っている方にとっては不完全燃焼になること極まりない季節の到来です。そこで、今回はパステルカラーに苦手意識を持っている方のためのパステルカラー着こなし改善テクニックをご紹介します。

イラスト、文・角侑子

【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 74

パステルカラーが苦手と感じる原因

まずは、パステルカラーが似合わないと感じる原因を探ることから入りましょう。パステルカラーは数ある色のなかで、もっとも色のトーンが高い属性。どの色も淡く、薄い発色なのでその色から連想される「かわいい」「優しい」「守ってあげたい」というイメージと、その色を身につけるご本人のイメージに大きなミスマッチを起こしていると似合わないという印象になりやすいです。

例えば、肌の色みが健康的な小麦肌の場合。パステルカラーでも似合う色合いはあるにはあるのですが、ご本人が普段からパステルカラーを着慣れていないと違和感を覚えやすいかもしれません。また、顔立ちがハッキリしている方やキツめの顔立ちをしている方、肩幅が広く骨ばっている骨格を持っている方はパステルカラーの持つ「愛らしさ」とのマッチングが難しいようにも思えます。

顔立ちがキツイ方は優しげなメイクでカバーをし、肩幅が広い方はボディラインにフィットするタイトめのトップスを合わせて着膨れを防止するなどひと工夫をして取り入れるようにしましょう。

トップスは暗め、ボトムにパステルを

パステルカラーを違和感なく取り入れる着こなしのポイントは、トップスではなくボトムにパステルカラーを入れることです。トップスは顔にもっとも近い位置にあるので、服の色に印象を左右されてしまうことがあります。なのでトップスの色はできれば、ご自身に似合う色を意識的に取り入れましょう。代わりにボトムはトップスの色に対して似合う色を選べば良いので、パステルカラーを取り入れても問題ありません。

例えば上品で落ち着いた印象を与えるネイビーの春ニットなら相性の良いパステルイエローを合わせても素敵ですよね。上半身は似合う色を、下半身はご自身の好きな色を合わせることをルールとしても良さそうです。また、ボトムにパステルカラーを取り入れる場合、トップスは基本的に引き締め色を取り入れるほうがコーディネイトがマッチします。ネイビーの他に、カーキ、ブラウン、グレーといった色合いとパステルカラーをうまく組み合わせると良いですよ。

ブルーデニムと合わせれば不思議とマッチング

パステルカラーをせっかく取り入れるなら、やっぱりトップスが良い! そんな時は、ローゲージのざっくりニットで取り入れることをオススメします。製品によっても差がありますが、ハイゲージニット(編み目が細かいニット)は繊維の密度が濃いので、ざっくりニットに比べて発色の良い製品が多いことが特徴的です。パステルカラーは発色が良くなるほどに「かわいさ」「愛らしさ」が目立つので、そのアイテムによっては子どもっぽい印象を与え兼ねません。

できれば大人の女性は淡く色づく程度に、色落ち感を楽しむパステルカラーの取り入れ方をオススメします。その点でいえば、ざっくりニットは程よいラフ感と色落ち感が楽しめるのでパステルカラーでも比較的問題なく取り入れられそうですよ。加えて、相性が良いとされているサックスブルーのデニムを組み合わせると、さらにオシャレ度が高まりますので、ぜひ組み合わせの参考になさってくださいね。

どうしても無理なら、ワントーン下げた色を

パステルカラーを取り入れてみようとしたけれど、実際に合わせてみるとやっぱり違和感でしかない。そんな時は、パステルカラーをワントーン暗くさせたライトグレイッシュトーンを取り入れることをオススメします。ライトグレイッシュトーンは、パステルカラーに少し灰色を入れた色合いでいわゆる最近トレンドの「くすみ系カラー」です。

その、くすみ系の中でも明るめの色合いである「ダスティピンク」「アイスグレー」「ブルーグレー」「ラベンダー」だと比較的大人の女性でも取り入れやすいカラーアイテムではないでしょうか。パステルほど明るくはないので、肌なじみも良く雰囲気もより一層おしゃれになるのでパステルカラーと併せて取り入れてみてくださいね。

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