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花粉症に効く食事とハーブ

  • 2019.2.23
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暖かくなるにつれ、花粉が飛散し始めて、不調を感じている方もいらっしゃると思います。花粉症が増えた原因の一つとして生活習慣や環境の変化と共に動物性タンパク質や脂肪過多の食事(欧米化)と食品添加物の摂りすぎがあるとされています。

今の食事にプラスαして花粉症の不快感を減らしていきましょう。

腸の働きを良くして免疫力を高める

腸は全身の約60%もの免疫システムを担っているので、腸の環境を整えて免疫システムを強化しましょう。腸内環境をよくするには、食物繊維と乳酸菌を摂取する事が大切です。

花粉でお肌にダメージを感じている方もいるかと思います。花粉が肌に付かない様にして花粉症症状をやわらげましょう。

● 食物繊維を多く含む食材

ヨーグルト、乳製品、納豆、味噌、醤油、漬物

● 乳酸菌を多く含む食材

ごぼう、イモ類(特にさつま芋)、豆類

ビタミンB6で免疫強化のサポート

ビタミンB6は、免疫を正常化させるタンパク質の合成を助けます。肉、魚介、卵、大豆類、乳製品の他穀類にも含まれるタンパク質と組み合わせて摂取すると効率が良くなります。

● ビタミンB6を多く含む食材

玄米、胚芽米、はちみつ、豆類、クルミ

*熱処理されていない生はちみつを花粉症症状が出始める2ヶ月前から食べると、花粉症の症状が緩和されると言われています。生で舐めても良いですし、ヨーグルトにかけて食べるのも良いでしょう。1歳未満の子への使用は避けましょう。

不飽和脂肪酸のバランスをとって花粉症症状を軽減

現代の食生活は、リノール酸(オメガ6系)が過多の傾向があります。リノール酸は、紅花油や大豆油、コーン油に含まれており、摂り過ぎるとアレルギー症状を招きやすくなります。

不足しがちなオメガ3系は、血液の浄化作用があるので、花粉症やアトピー性皮膚炎や喘息、婦人科系の疾患にも有効なので、意識的に取り入れましょう。

● オメガ3系を多く含む食材

青魚、亜麻仁油、エゴマ油、クルミ、チアシード

オメガ3系は酸化しやすいので、油は日の当たらない所で保管し、早めに使い切り、非加熱で使用しましょう。

ストレスへの抵抗力や免疫力を高めるビタミンC

ビタミンCは、ストレスやウイルスへの抵抗力を高めて、風邪からガンまで様々な病気を予防します。粘膜の炎症や鼻づまりを解消し、花粉症症状を軽減させます。

● ビタミンCを多く含む食材

果物、緑黄食野菜、イモ類

*酸化しやすく、水や熱に溶けやすいので新鮮なものを手早く調理しましょう。

ハーブティー で花粉症の不快感を緩和

● エルダーフラワー

マスカットの様な甘い風味で坑アレルギー作用があり、カタル症状を抑える為、欧米ではインフルエンザの特効薬と言われ、風邪のひき始めや花粉症にも効くとハーブと言われています。

● アイブライト

古くからあらゆる目のトラブルに効果があるとされているハーブです。パソコンなどによる疲れ目を防ぎ、目の充血を改善する他、鼻や喉の粘膜に働きかけるので、花粉症の症状を落ち着かせる為にもおすすめです。飲むだけでなく、ティーを薄めて目を洗うと、疲れ目や目のトラブルに良いでしょう。

● ネトル

ドイツでは現在でも「春季療法」と言って、春先のアレルギー予防にネトルなどのハーブを積極的に摂る療法が続けられています。 フラボノイドやクロロフィル、ビタミンやミネラルを豊富に含む緑茶の様な風味のハーブです。

ヒスタミンを含む為、ぜんそくなどアレルギー症状や花粉症症状の緩和にも役立ちます。飲み続ける事でアレルギー体質の改善に働きかけるハーブですが、妊娠中や小児には、使用量の注意が必要です。

● ハーブティーの飲み方

乾燥ハーブを単体か複数ブレンドし、小さじ1~2杯をポットかカップに入れ、3~5分置き飲みます。1日3回ぐらい飲むと良いでしょう。湯気をたっぷり吸い込む様にして飲むとさらに効果的です。

監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)

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