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メールの返信が遅い彼に不満です【ひかりの恋愛相談室】

  • 2019.2.22
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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恋人のメールの返信が遅かったり、スルーされたりすると、不安になるものですよね。今回はこういったお悩み相談です。

Mさん 38歳のお悩み

付き合って8ヶ月の彼がいます。初めは彼から強烈なアプローチがあり、月日と共に私の方が好きになりました。

でも、付き合ってみると、LINEの頻度、デートの回数、「愛している」など言葉での愛情表現も、私には足りません。LINEは既読になるのも遅いし、返事が24時間後というのもよくあります。

以前、「もう少し気にしてほしい」とお願いをしたら、承諾してくれたのですが、今も変わりません。

私は、思っていることは全て伝えたい性分ではあるのですが、これらの不満を言ってしまったら、彼に「重い」「面倒くさい」と思われかねません。私は不満を全部押し殺していかないといけないのでしょうか?

Mさんへの回答

相手ともっと距離を縮めたいMさんと、程よい距離を保っておきたい彼。本当は、お互いに折り合いをつけられたらいいのでしょうが、例えば「LINEは、その日中に返事をする」といったルールにしたとしても、LINEの返事が義務になってしまうと、彼もやりたくなくなってくるでしょうしね。

これが「返事が来ない」となると話は変わってきて、ある意味、「無視している」ということなので、失礼な行為に当たりますが、彼自身、返事ができるときにしているのであれば、特に落ち度があるわけでもないですしね。

男性の場合は、仕事など、目の前のことに集中したいときは、「邪魔されたくない」という気持ちを抱くもの。「人前で見せている自分」と「彼女の前でデレデレしている自分」とで気持ちの切り替えをしている人ほど、その傾向はあるかもしれません。

人と深く付き合っていくと、色々な相性の問題が出てきますが、「距離感の相性」というのもあるんですよね。自分が望む距離よりも遠いと寂しくなるし、逆に近いと「うざい」と感じてしまうもの。

この距離感が合わない場合は、やはり双方にとって譲歩と我慢が必要となるものです。この「距離感の相性」が合わなくて別れてしまうカップルは多くいるので、侮れないんですよね。

もちろん、毎週末にデートをして、手をつないで歩き、ちょっとしたことでもLINEで連絡し合って、「愛している」という言葉は欠かせないというラブラブカップルもいなくはないですし(とはいえ、ずっとそれが続くかどうかは分かりませんが)、本当にそういう関係を望んでいるのであれば、Mさんの恋の相手は、「彼」ではないかもしれません。

彼に距離を縮めることを要求したところで、相手が居心地の悪さを感じるようになったら、関係が壊れてしまう可能性は高いので、もし別れたくないのであれば、Mさんの方がこれを機会に変わってみることも大切です。

恋愛以外で“恋”するものを見つける

Mさんが恋愛以外で“恋”するものが出てくると、彼に対する要望が減ってくる可能性は高いでしょう。例えば、ペットを飼うとか、仕事をさらに頑張るとか、趣味を始めるとか。

「時間」も「体力」も限りがあります。誰もがみな、1日は24時間しかないですし、1週間は7日間でお休みは2日間というところでしょう。また寝ずに行動できる人なんて稀なので、やはり体力を考えながら動かなくてはいけません。

結局のところ、その自分の持っている「時間」「体力」を何に費やすか、って話なんですよね。今のMさんはその時間と体力の多くを恋愛に使おうとしています。でも、彼は恋愛以外にもやりたいことがあって、時間と体力をそればかりに使っていられない、というところなんだと思うのです。

だったら、Mさんの選択肢はこの2つです。

(1)自分の「時間」「体力」を、恋愛以外で費やしたいと思うものを見つける。

(2)彼と別れ、「時間」「体力」をたくさん恋愛に費やしてくれる相手を探す。

今だったら、Mさんは彼に愛情があるでしょうから、選ぶのは(1)の方ではありませんか?

また今のMさんに必要なのは、「精神的な自立」かもしれません。もしかしたら、恋人に自分を賞賛してもらうことで、自分の価値を測る傾向もあるのかもしれません。

もしお仕事や趣味などで、より自分で自分を誇れるようになったときには、恋人の存在で「自分は価値のある人間なんだ」と実感しようとする必要がなくなってきます。

また、より自分を愛せるようになると、人からの愛ばかり求めなくなるものです。愛は自分の内側から増やしていくもの。そして、人に与えるものであり、乞うものではありません。

つまり、本当に彼のことを好きなのであれば、「彼の好きにさせてあげよう」と思えるようにもなるのです。

さらに、Mさんが他のことに夢中になり、キラキラ輝き出したら、彼の方がまたMさんを追いかけてくることもあるかもしれません。

だから、恋以外で自分が時間と体力を費やしたいと思えるようなものを見つけることは、一石二鳥、三鳥なところもあるのです。

好きでも相性が合わないことはある

Mさんに限らず、恋人と「距離感の相性」が合わなくて、寂しい思いをしている女性は少なからずいるものです。

どんなに好きでも、「相性の合わない人」はいます。その場合、どうするのか?って話なんですよね。だったら別れるのか、それでも一緒にいたいと思うのか。

でも、何もかも合う人なんていないので、結局のところはお互いに少し譲歩し合って(我慢し合って)、相手に合わせながら、上手に付き合っていくしかないんですよね。

でも、彼とうまくいくためにも、仕事や趣味など、恋愛以外で夢中になるものを見つけることは、Mさんの人生において、決してマイナスなことではありません。これを機会に、色々なことにチャレンジしてみては?

コラムニスト・ひかり

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