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ポイントはキツネ手!肩・ひじ関節をほぐしてスラリ「二の腕やせ」

  • 2019.2.21
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キツネ手肩関節ほぐし

キツネ手にすることで、関節がほぐれやすくなる

キツネ手

「『二の腕やせストレッチ』のポイントのひとつが、『キツネ手』です」と南先生。
“キツネ手”とは、親指と中指で輪をつくるようにくっつけた、「影絵のキツネ」に似た手のポーズのことです。

「二の腕を細くするためには、肩やひじ関節まわりをほぐすことが必要です。そのためには、ひじを回したり、曲げたりするストレッチが効果的ですが、手もとをキツネ手にしておこなうことで、腕からよぶんな力が抜け、ほぐれやすくなります。肩やひじ関節がほぐれると、腕にたまった老廃物が流れやすくなり、二の腕がスッキリしてきます」(南先生)

末端の関節をほぐすことで、股関節がほぐれやすくなる

上半身と下半身の中心にある股関節。やせるためには、この股関節を整えることが重要なことは、こちらのページでも説明していますが、南先生によると、手足の関節をほぐすことで股関節もほぐしやすくなるそうです。

「全身の関節や筋肉は、すべて連携し合っていて複雑にからまっています。例えば、複雑にからまった糸を想像してみてください。その糸をほぐす場合、末端から少しずつほどいていったほうが、効率がよく、ほぐれやすいですよね。体も同じで、末端の関節からほぐしたほうが、中心にある股関節も、結果的にはスムーズにほぐせます」(南先生)

つまり、これから紹介する肩やひじ関節のストレッチは、「二の腕やせ」になることはもちろんですが、股関節をほぐすためにも重要な働きをします。

それでは、手元のポーズに注目しながら、2つのストレッチをおこなってみましょう。

 

キツネ手肩関節ほぐし

手のひらを返す動きにより腕の筋肉がよく伸び、腕の血液やリンパが流れやすくなります。手もとのキツネ手をキープしておこないましょう。

<1>

キツネ手肩関節ほぐし1

イスに座り背すじを伸ばしたら、足底で床を押しながら腰幅程度に開いておきます。右手はお腹が出ないようにさわりながら左腕をまっすぐ前に伸ばし、手のひらを床に向けた状態から、親指と中指だけをくっつけ、キツネ手にします。その手をくるっと返し、手のひらを天井へ向けたら、再度返し元へ戻します。この動きを体幹を崩さずにリズミカルに3往復くり返しましょう。

<2>

キツネ手肩関節ほぐし2

左腕を真上へ伸ばし、手はキツネ手のまま手のひらを前へ向けます。ひじを曲げないようにしながら、手のひらを返し後ろへ向け、再度返し元へ戻します。この動きを往復3回くり返しましょう。

<3>

キツネ手肩関節ほぐし3

左腕を真横へ伸ばし、手のひらを床へ向けます。キツネ手にして手のひらを返し、天井に向けたら、再度返し元へ戻します。この動きを3往復くり返しましょう。

<4>

キツネ手肩関節ほぐし4

左腕を体の後方へぐっと伸ばし、キツネ手にして手のひらを床へ向けます。手のひらを返し天井に向けたら、再度返して元へ戻します。この動きを3往復くり返します。

<5>

キツネ手肩関節ほぐし5

左腕をおろし、キツネ手にして手のひらを後方へ向けます。手のひらを返し外側へ向けたら、再度返して元に戻します。この動きを3往復くり返します。

<1>~<5>の動きを、右腕でも同様でおこないましょう。

ひじ関節ほぐし

立てた人さし指には、キツネ手同様、腕のよぶんな力を抜く効果があります。また、この指を「きちんと反動で元に戻す」意識で、左右にぶれないようおこなうことが大事です。

<1>

ひじ関節ほぐし1

イスに座り、足は腰幅くらいに開きます。つま先は正面へ。
左腕はわきを締めた状態からひじを曲げ、手を顔に近づけます。左手は軽く握り、人さし指
を立てます。右手を腹部に当てることで、姿勢が崩れないようにコントロールします。

ひじ関節ほぐし(指先)

手を握る際に、親指を中指や薬指の下へ入れることで、腕のよぶんな力が抜けやすくなります。立てた人さし指は、まっすぐ天井へ向けましょう。

<2>

ひじ関節ほぐし2

左腕は、ひじの角度が45度程度になるところまで伸ばします。人差し指は立てたままでおこないます。次に、立てた人さし指を背中側から引っ張られるようなイメージで、ひじを勢いよく曲げ元の位置へ戻します。この動きを5往復くり返します。
右腕も同様におこないましょう。

デスクワークなどが続くと、肩やひじの関節がかたまりリンパも詰まりがちです。仕事の合間などでも、これらのストレッチをおこない、ほぐす習慣をつけましょう。

撮影/山上忠 モデル/成田沙季(ニュートラルマネジメント)ヘア&メイク/斎藤節子 文/柿沼曜子 衣装協力/アディダス

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