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海外事情をお届け! 現代風ブラックタイ・ウエディングの開き方

  • 2019.2.19
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最もフォーマルなドレスコードのひとつとして知られるブラックタイは、エレガントで贅沢なスタイル。そこで、ブラックタイ・ウエディングを開く場合には、どんなことに気をつけたら素敵な結婚式になるか、メニュー選びからデコレーションに至るまで、海外の達人たちに聞いてきました。

 

1.思いっきりエレガントかつ贅沢に
ブラックタイは、エレガンス、贅沢、ロマンス、そしてスタイルと同義。「フォトグラファーとしては、時代を超えたフォーマルな披露宴が好きですね」と語るのは、アメリカで人気のウエディング・フォトグラファー、KT メリーさん。「夜の礼装を身にまとった艶やかなカップルのイメージほど象徴的なものはありません。すべてがウルトラ・シックに決まります」。

 

2.オシャレなカスタムメニューを取り入れる
「Blue Plate」のアレックス・マッキーさんによると、大切なのは「カスタマイゼーション」。カンザス出身の花嫁とオーストラリア出身の花婿のウエディングでは、メニューやカクテルにそれぞれのふるさとの味を盛り込んだのだとか。

 

3.完全に模様替えすることもいとわずに

ブラックタイ・セレモニーに必要なのは「トータルな演出と変身です」と語るのは、「Andrea Eppolito Events」のアンドレア・エッポリートさん。「自分たちのためのパーフェクトな環境を作るために、全力を尽くしましょう」。例えば、会場のカーペットを全部取り換える、特注のカーテンや布あしらいをする、テントを増築すると、とびきりフォーマルな空間に。

 

4.ブラック&ホワイトで統一する
「アウトドア・ウェディングの場合、はっきりとした黒と白は、みずみずしい緑と完ぺきなコントラストを生み出します」と語るのは、「Sterling Social」のアンジェラ・マーゴリスさん。丸いダイニングテーブルに黒いベルベットのクロスをかけたものと、長方形のテーブルに白いクロスをかけたものを混ぜるのがおすすめ。「ラグジュアリーなテーブルトップによって、その上に配置する黒とゴールドの器やフェミニンな白い花が映えます」。全体のイメージは、シック&モダンなエレガンス。

 

5.ルーフトップなら、都会的なウエディングに

もし、アウトドアでのウエディングを考えているなら、異空間が期待できるルーフトップも検討してみて。「美術館のルーフトップテラスなら、理想的なアウトドア・セレモニーやブラックタイ・レセプションの舞台となるでしょう」と語るのは、「Country Music Hall of Fame and Museum」のヘザー・マクロスキーさん。屋内で食事とダンスができるスペースを併設している場所を選んで。

 

6.花嫁はシック&クラシックなスタイルで
「モダンなウエディング・ドレスを着るなら、ドレスを引き立たせるよう、ヘアスタイルはピッタリとなでつけたクラシックなシニヨン、メイクはあでやかでいて洗練されたニュートラルなスタイルに。」と語るのは、「Dani Wagener Beauty」のダニ・ワゲナーさん。ブラックタイ・イベントでは、クラシックなシニヨンやニュートラルなメイクにまつげを強調して、あでやかさを加えて。

 

7.天井の高い会場を利用する
「テーブルのセンターピースに背の高い枝を配置することで、ゲストの視線を会場の精巧な天井に誘います」と語るのは、「Jennifer Zabinsuki Events」のジェニファー・ザビンスキーさん。その下には、バラ、ラナンキュラス、ミニカラー、フリージアなどの白い花々と緑でまとめたブーケが飾って華やかに。また、全体のデザインをまとめる「メタリックなテーブルウェアを用いると、あでやかな印象になります」とのこと。

 

8.フォーマルウェアを推奨する

ゲストにもブラックタイで参加してもらうことで、全体の雰囲気がグッとグレードアップ。「それによって、色あせることのない写真ができあがります!」と語るのは、「Ashley Sawtelle」のアシュリー・ソーテルさん。この写真のカップルを見ると、同じタキシードでも素材や質感の違いでこんなに個性が。

 

9.一流のエンターテインメントを頼む
ブラックタイとなると、エンターテインメントも重要なポイントに。「誰が演奏するかによって、その場の雰囲気が即座に決まるんです」と語るのは、「The Fabulous Equinox Orchestra」のクレイ・ジョンソンさん。「プランナーやデザイナーは完ぺきな雰囲気を作ってくれるでしょうが、声や音はそれを増幅することも減殺することもできるんです」。というわけで、信頼できる適切なミュージシャンを選ぶのはもちろん、会場を「ワオ!」と言わせるエンターテインメントを。

 

10.遊び心を加える
ブラックタイ・ウエディングと聞けば、伝統と形式を思い浮かべるもの。でも、堅苦しい雰囲気にならないようにするには、カクテルタイムにちょっとした遊び心を足すと◎。「カクテルにちょっとした遊び心のある飾りをつけるだけでも、ゲストにリラックスして楽しんで欲しいというメッセージが伝わります」と語るのは、「Occasions Caterers」のデニーズ・ヴューさん。「もちろん、メニューはイベントの雰囲気に調和していなくてはいけませんが、料理の出し方やゲストとの交流の仕方を考えてみるといいでしょう」「フォーマルとは、楽しむことでもあるのです」。

 

11.結婚式の後のことも考える
「ブラックタイ・ウエディングの写真を見るのが大好きなんです。イベントに出席している最中の特別感はもちろんのことですが」と語るのは、「Docuvitae」のローラ・クラインヘンツさん。ブラックタイ・ウエディングの写真はクラッシーでタイムレスなので、「結婚式から何ヶ月、何年と経ってから写真を見ても、常に何かしら言葉では説明しがたいものがあります」とクラインヘンツさん。流行はいつか終わるけれど、ブラックタイ・イベントは決してすたれません、とのこと。

 

12.細部にロマンチックな要素を入れる

テーブルの上を飾るときは、コンパクトにまとめた低い装花はいかが?「細かなディテール によって全体にちがいを生まれるのです」と語るのは、「Melissa Davis Designs」のメリッサ・デイヴィスさん。テーブルの上にロマンチックでソフトな色合いを足すことによって、ブラックタイ・ウエディングに洗練とエレガンスが加わるそう。「目の高さの花や、高く持ち上げたキャンドルなら、テーブルデザインにひとひねり加えられます」とデイヴィスさん。

 

13.ブラックタイ・イベントに慣れた会場を選ぶ
美しい芝生の上にしても、シャンデリアの吊り下がった大きな宴会場しても、ブラックタイ・ウエディングにふさわしいのは、その格式に合った会場。「洗練されたウエディングができる場所として、人気のある場所を選びましょう」と語るのは、「Four Seasons Resort Orlando at Walt Disney World Resort」のロール・ヒッツィヒ・クラヴェットさん。「カップルの描くイメージは、完ぺきな舞台装置、エンターテインメント、メニューリクエストに応えられる厨房スタッフによって、実現するのです」。

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

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