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1歳半健診はモヤモヤ体験が多い? 成長を確認するためとわかっていても…

  • 2019.2.15
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ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事「言葉に遅れがあった次男の1歳半健診。他と比べてもキリがない!?」で、“1歳半健診”についてアンケートを実施。

体の成長だけをみてもらっていた赤ちゃんのときの健診とは違い、1歳半健診は、「積み木を積めるか」「発語があるか」など、知的な成長もチェックされる初めての機会

アンケートでは、子どもが健診を嫌がってしまったこと、わが子とほかの子を比べてしまったり、保健師さんとのやり取りでモヤモヤしたことなど、さまざまな体験談が集まりました。

■子どもが予想外の行動で、ママぐったり

ママにとって緊張の1歳半健診ですが、子どもの方もいつもと違う雰囲気で落ち着かないものなのではないでしょうか。当日、急にテンションが上がってしまったり、「ここに居たくない!」と言わんばかりに泣き出してしまったり…。

そんな、子どもの行動にママがヘトヘトになってしまったエピソードをご紹介します。
この間のクリスマスが1歳半健診でした。同じ歳の子があれだけいて、待ち時間の間、走り回っていたのはわが子のみ…。それだけ元気だったのに、問診スタートと同時に大泣き。普段、余裕で積んでいる積み木は無視(その後いつの間にか積んでた)、「ワンワンわかる?」と聞かれても、顔を背けたまま。身体測定、内科検診、歯科検診、全部ギャン泣き。とにかく、疲れました…。
質問に答えず走り回り、服も脱がず、歯科検診で大泣き大暴れ。内科検診も大泣き、先生に蹴りを入れていました。ようやく問診の順番が回ってきたと思ったらウンチ…。1番最後になり、ようやく次というときに爆睡。とてもとても疲れました。2時間あまりがんばったのに、再度やり直しになりました…。
保健センターから2度脱走、質問中も逃げる。とにかく興奮が止まらずヘトヘトでかなり凹んだ三男の検診でした。ほかの子は、おとなしく遊んだりしているのに、なんだこの落ち着きのなさは! と、不安が一気に押し寄せた健診になった。しかし、今振り返れば昼寝の時間帯で寝てないから興奮気味だったのかなと。いまでも手は掛かるが、意思疎通ができるようになり、少し落ち着いてきたかな?

■ほかの子どもと比べて不安になるママたち



健診で「ほかの子どもとわが子を比べてしまった」、逆に「ほかのママの目を意識してしまった」というエピソードも多くありました。

「子どもの成長は個人差が大きい」ということをわかっていながらも、親は同じ月齢の子どもがどんな様子なのか気になるもの。ほかの子どもより成長が遅れていたらどうしよう…。そんな不安を、ママたちはいつだって抱えているのかもしれません。
初めて、ほかの子と自分の子と見比べることを意識する日だった。保健師さんの話より、わが子よりできない子を探してホッとしている自分がイヤだった事を覚えています。
みんなお利口にママの側で絵本を読んだり、抱っこされていたりしているなか、うちの次男だけはあちこち走り回っていました。入ってはいけない場所に入ろうとして、私が制止しても手を振りほどき、まったくじっとしていません。厳しくいうとこの子の場合逆効果なので、制止しつつ見守っていました。どんな風に見られているか気になり、変な汗が出て、本当に疲れました。
1歳過ぎてもつかまり立ちをせず、周りで歩いている子を見ると焦りました。ひとりっ子なので刺激が少ないのか? 私の関わりかたが悪いのか? とか、よく悩みました。結果的に、1歳半健診ではできましたが…。いまは小3、徒競走で1位になり、心配いらなかったなーと思います。発達を心配しすぎて曇った顔で子どもに接していた時間がもったいなかった、もっとゆったり構えておおらかに子育て楽しめば良かったなと思います。



■保健師さんの一言に一喜一憂してしまうママたち



今回のアンケート回答でとくに多かったのは、1歳半健診で「嫌な思いをした」というエピソード。保健師さんもその子の成長について良かれと思って親にアドバイスしてくれたり、大切なことを伝えてくれているのだろうと思います。しかしその言葉を重く受け止めすぎてしまったり、ママの平穏を崩してしまったりして、トラウマになることもあるようです。
うちもおしゃべりがなく、健診で先生に「『ママ』という言葉も言わないの? アンパンマンは?」などキツめに聞かれて落ち込みました。まず、うちはママと呼ばせてない(うちは母ちゃんです)。アンパンマンも見せてなかった!
いまならそう伝えられるが、あの頃は発語がなくて焦っていたとき。本当にこの時期は発達の差が大きいので、保健師さんたちも温かい目で見てほしい。そんな息子も小学1年生。私とケンカしても負けないくらい言語がしっかりしています。あの頃の私に「焦らず喃語(なんご)を話す息子を愛でなさい」と言いたいです。
うちの長女は、言っていることは理解している感じだけど、1歳半のときにはまだ何も話せませんでした。でも普段の生活でちゃんと通じ合えているし、気になることもなかったし、そのうち話すようになるだろうと全然気にもしていなかった。
それなのに、医師の診察で突然「発語がないし目が合わないので自閉症の傾向があります。専門病院を紹介しましょうか?」と言われました。パニックになりましたが専門病院に行ったら「なぜその医師が自閉傾向と言ったのかわからない」と言われ一安心。3歳現在、よくしゃべる女の子です。
三男ですが、1歳半で単語はまったく出ていませんでした。ママすら言わず、「いないいないばぁ」の「ばぁ」くらい。一切言葉が出ていないと保健師さんに話すと、「え? まったくですか?」とめちゃめちゃ驚かれて心配されました。
私は保育士としてこの時10年ほどの経験があったので、1歳半で発語がないことがそれほどおかしいとは思いませんでしたが、このときの保健師さんは、親が不安になるような反応ばかりで嫌な気持ちにさせられました。

■健診では、ショックな言葉を掛けられることもある

筆者の息子は発達障害ですが、1歳半健診の日が初めて「発達障害かも」と疑った日でした。息子の場合は、保健師さんには言葉の遅れを指摘されただけでしたが、健診に来ていたほかのお子さんを見ていて違いを初めて感じたのです。

家に帰り、不安でいろいろネット検索してはさらに不安になって…。でも、そのとき気付いたおかげで早めに知識を得ることができ、待機せず専門機関に通うことが決まり、幼稚園入園までいろんな準備ができたので、結果的には良かったと思っています。



先輩ママたちのコメントを読むと、健診を受けることが怖くなってしまうかもしれません。でも、知的発達の様子だけでなく、身体的な成長の面で見ても、健診を受けることでわかることもあると思います。また、「保健師さんから、自分では思いつかなかったアドバイスをもらって助かった」というコメントもあり、健診はママにとって日ごろのちょっとした疑問に答えてもらったり、子育てをラクにするアイデアをもらえる機会となる場合も。

健診で嫌な思いをしたり、ナーバスになるママが多いことがわかった今回のアンケート。子どもの発達は個人差が大きく、思いもよらなかった言葉を掛けられることもある。それを前もって知っておくだけでも、ママの心構えができるのではないでしょうか。

また、もし何か気になる発言があったり、受診をすすめられた場合には、専門家のさらなるアドバイスを受けることは、ママにとってもお子さんにとってもプラスになることもあると思います。



Q. 1歳半健診でのエピソードやご意見をお聞かせください
回答数:38
アンケート集計期間:2019/1/17~1/21

(古口春菜)

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