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目指せ恋愛美人! 世界11カ国のデートのルール、やっていいこと・ダメなこと。

  • 2019.2.14
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目指せ恋愛美人! 世界11カ国のデートのルール、やっていいこと・ダメなこと。
2019.02.14 22:00
マッチングアプリが全世界で猛威(?)を振るい、恋の国境が取り払われつつあるインターネット時代であるとはいえ、世界には、その国特有の「恋愛の流儀」なるものが存在する。待ちに待ったデートのときに大失敗しないためにも、さまざまな統計や実際の体験談をもとに、世界11カ国のデートにまつわる「やっていいこと、ダメなこと」を緊急調査。これであなたも、デートの達人!?


現代のデート文化は、複雑だ。マッチングアプリや婚活サービス、また、「ベンチング(=相手を補欠要員にする)」や「ブレッドクラミング(=相手に少しずつ餌を与えて引き留める行為)」といった「戦術」を表す言葉の増加によって、デートでの舵とりが以前のようにシンプルではなくなってしまったからだ。しかもこれは、世界的傾向にある。


交際相手が別れの絵文字すら残すことすらなく、すべての連絡を絶つ「ゴースティング」を例に考えてみよう。「ゴースター」たちにとって、相手がニューヨークにいようが東京にいようが関係ない。彼らは場所や時間帯を問わず、ただ卑怯なゴーストワークを行って「ドロン」するだけなのだ。


とはいえ、ここまでインターネットが浸透し、国境の壁がなくなってきたからといって、その国や地域特有のデート文化が完全に廃れてしまったわけではない。というわけで、リサーチやケーススタディ、そして一般常識に基づき、世界各国でデートの際に「やるべきこと」と「やってはいけない」ことを以下に挙げてみた。ぜひ、今後の「デート戦術」に生かしてみよう!

ブラジル

やるべきこと:忍耐強く待つ。

マッチングアプリのHappnのデータによれば、ブラジルでは、アプリを介したメッセージのやりとりにおける平均の返信待ち時間は28分。世界でもっとも長いそうだ。だから、相手から返信がないことに焦ったり驚いたりせず、気長に待つように。

やってはいけないこと:6月12日を無視する。

ブラジルのバレンタインデーは、2月14日ではなく6月12日に祝われ、名前も「Dia dos Namorados(恋人の日)」と呼ばれている。理由は、ブラジルでもっとも有名なカーニバルが行われるのが、2月の第2週にあたり、バレンタインにぶつかってしまうことが多いから。Tinderによると、独身ユーザーによるTinder使用率は、やはり6月12日がもっとも高いそうだ。

カナダ

やるべきこと:初デートはアウトドアで楽しむ。

この国ならではの美しい風景ほどに、デートのムードを盛り上げてくれるものはない。前出のHingeの統計によると、全ユーザーの中でもトロントに住む独身者が、もっとも素敵な初デートを経験しているという。大自然さまさまだ。

やってはいけないこと:季節を無視する。

オンラインメディアの『Thought Catalog』によると、カナダ人は「Cuffing Season(=カフィングシーズン)」をかなり真剣に受け止めているという。カフィングとは、10月から3月にかけての人肌恋しくなる季節に恋人を見つけることの意味。しかし、気温が氷点下を大きく下回ることも珍しくないカナダの過酷な冬を思えば、それも頷ける。デートの相手がいないということは、寒い季節においては特に、死活問題なのだ。湯たんぽに頼りたくない人は、シーズン到来の前に、早めに準備しよう。

アメリカ

やるべきこと:複数の相手とデートする。

あるリサーチによると、アメリカ人の5人に1人は、複数の人とデートしているという。ほかの文化ではひんしゅくを買いそうな行為だが、恋愛関係に発展する相手を決める前に複数の人と同時にデートするのは、アメリカでは至って普通のこと。騒つく心を落ち着けて、受け入れよう。

やってはいけないこと:セックスフレンドの関係を否定する。

Match.comが独身者を対象に行なった研究によると、調査対象になった5000人のうちおよそ半数が、以前に「セックスフレンド」であった相手と真剣な関係に発展したと回答している。愛とはときに、ロマンチックコメディのようなもの。「そんなの映画の中だけ、現実にはありえない!」と真っ向から否定するのはやめよう。

オーストラリア

やるべきこと:素早く行動する。

デートアプリのHingeが発表したデータによると、オンラインでのコミュニケーションが実際のデートに発展する可能性がもっとも高いのは、全世界のユーザーのうち、シドニー在住のユーザーだという。もしあなたがデートを熱望するなら、早めにデートに誘うようにしよう。

やってはいけないこと:ハリー・ポッターを悪く言う。

Tinderによると、オーストラリア在住のユーザーの中でもっとも人気がある映画は『ハリー・ポッター』シリーズだ。だから、もし本心は違ったとしても、デート中に同作を酷評するなんてことは絶対にあってはならない。むしろ、気まずい沈黙を埋めるためにも、魔法の知識を予習しておくことをおすすめする。

メキシコ

やるべきこと:クリエイティブに求愛する。

愛する人の家の前で、愛の歌=セレナーデを奏でる行為は、メキシコではごく一般的な風習だ。プロのバンド(マリアッチ楽団)を引き連れている場合もあれば、神が与え給う自らの美声のみ勝負する人も。安っぽい映画のように感じるかもしれないが、少なくともメキシコでは、これこそが本物の愛の証。今すぐ、歌の練習に励もう。

やってはいけないこと:ラフな格好をする。

メキシコでは、デートは一大事。この特別な日にドレスアップするのは男女同じで、たとえ、相手とちょっとお茶を飲むだけだったとしても、ジャージはご法度だ。これは大げさ?なんて迷わずに、求愛するのにふさわしいファッションでデートに挑もう。

中国

やるべきこと:親を巻き込む。

中国には結婚適齢期の独身者(男性は22歳以上、女性は20歳以上)が2億人もいる。この統計結果に不安を感じるとしたら、親を巻き込んでみるのも一手だ。「相亲(=xiangqin、お見合いの意)やブラインドデートでは、親が公園などの一画にある「お見合い広場」に集まり、子どもの釣書を他の親と交換しながら、未来の義理の息子や娘を効率的に探すということが珍しくない。

やってはいけないこと:30歳独身女子が焦って結婚する。
恐るべきことに、中国の企業は30歳以上の独身女性社員に「デート休暇」なるものを与えている。例えば、「実家に帰省してデートする」ために8日間の休暇を取る、といった具合だ。嘘ではない。この休暇の一部を、読書などの趣味やリラックスしたバスタイムに充てるのはもちろんいいが、本来の目的のために使うことを一考する価値はありそうだ。

フランス

やるべきこと:シャルキュトリのロマンスを受け入れる。

Tinderによると、フランスのユーザーの自己紹介欄に書かれている一番好きな食べ物は、1. チーズ、2. シャルキュトリ、3. ワインだという。それを念頭に、初デートの計画を立てよう。

やってはいけないこと:肩書にこだわる。

フランスでは、友人以上、恋人未満という交際における「中間」は存在しないと思おう。何度かデートを重ねたら、それはすなわち「付き合い始めた」ということ。つまり、もう単に「デートを重ねる関係」ではなく、オフィシャルにカップルになったというふうに世間では見なされる。だから、「私たちの関係って何なの?」と問いただすこともないし、深く踏み込んで「これってどういう意味?」と詰め寄ることもない。時間を無駄にしたくないフランス人は、恋愛関係においてもスピーディーなのだ。

イギリス

やるべきこと:パブに慣れる。

街の至るところにパブのあるイギリスで、パブ文化を無視することはできない。むしろ、社会的に重要なことは、すべてパブで行われていると考えても差し支えないほどだ。もちろん、デートに関しても例外ではなく、お酒を飲む・飲まないにかかわらず、そこには居心地の良い片隅や薄暗い照明、いかにもイギリスらしいロマンティックな魅力がすでにセッティングされている。いい雰囲気のパブを探して、デートに備えよう。

やってはいけないこと:クールに振る舞う。

なぜなら、誰だってクールでい続けることは難しいからだ。たとえ、『ノッティングヒルの恋人』(1999年)や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ(2001年〜)でおなじみのリチャード・カーティス監督作品で予習したとしても、同じこと。こと恋愛となると、イギリス人の多くが口下手を自認している。だから当然、失敗したり、つまずいたりを繰り返すし、多くの場合、そうした感傷的なものは「皮肉」でぐるりと覆い隠してしまう。だからこそ、クールぶらずに自分らしく。そして、もし相手があまりあなたに興味がなさそうなら、さっさと次に移ろう。

イタリア

やるべきこと:鵜呑みにしない。

イタリア人の恋愛流儀とは、「全力でぶつかる」か「家に帰る」かだ。別の言い方をするなら、相手に対する感情を抑えたりしないということ。また、ゆっくり慎重に物事を運ぶなんてことも、彼らの恋愛辞書にはない。あなたの瞳が夜空に輝く星のように美しいと感じれば、すぐさまそう伝えるだろう。だから、イタリア人の専売特許ともいえるピロートークで、コロッと心を奪われないようにご注意を。予想通りの顛末にもかかわらず、大きな失望を味わうなんてことは、誰だって避けたいはずだ。

やってはいけないこと:時間通りに行く。

イタリアでは、かなりリラックスした時間管理が一般的だ。このルールは、あらゆることに当てはまる。つまり、デートも例外ではない。よって、もし彼が「夜8時に会おう」と言えば、「8時半には行くつもり」と解釈しよう。そこに悪意もなければ、相手を焦らしたいという意図もない。ただ、そういう習慣なだけなのだ。とはいえ、30分もの待ちぼうけを食らうのは誰だって嫌だろう。だからこそ、これを鑑みてデート計画を練ろう。

インド

やるべきこと:頭を柔らかくする。

インドでは未だ、お見合い結婚がかなり一般的。しかし、その陰で、相手を見つけるためにTinder、 Woo、TrulyMadlyといった出会い系アプリを利用する人が急増しているのも事実。非伝統的なデートの方法に対して、偏見を持たずにまずは受け入れてみることが大切だ。

やってはいけないこと:圧力に屈する。

インドでは、まことしやかに「結婚能力」に有効期限が付けられてしまう。子どもが結婚適齢期に達すると、親は子どもを強引に説得したり、プレッシャーをかけはじめたりする。もし決まった相手がいれば、早く結婚するよう圧力をかけてくるだろうし、いない場合は、親が子どもの結婚相手を見つけることだって珍しくない。


またインドでは、公共の場での愛情表現に対する保守的な法律があることを忘れてはいけない。手を繋ぐ、ハグし合うといった控えめなレベルのPDA(=Public Display of Affection。公共の場での愛情を表現する行為のこと)であれば、大都市では許容されるが、インドでデートする場合は、くれぐれも慎重に。

ロシア

やるべきこと:プレゼントを贈る。

世界には、男性がバラの花束を持ってデートに行けば「私に夢中になっている」と受け止める文化もある。しかし、ロシアは例外。ここでは、たった数回デートをしただけの初期段階で豪華なプレゼントを贈り合うことは、特別でも珍しくもなければ、努力しているとさえみなされない。プレゼントを贈ったりデート費用を負担するのは当たり前で、相手に対して、経済的な安定を示す魅力的な行為とされている。その日のために、さっそく節約を開始しよう。

やってはいけないこと:煙草を吸う。

世界中がスモーキングフリーになりつつある今、Tinderによると、禁煙の絵文字はロシアのユーザー間でもっとも使われているという。ロシアでは、喫煙は文化的に広く軽蔑されているようだ。もちろん、それでも吸い続ける愛煙家もいなくはないが、彼らの多くがシングルである可能性は高い。

Text: Olivia Petter Photos: Getty Images

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