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性格が真逆な夫! そんな夫と過ごしてきた年月でワタシが得たものとは【笑いあり涙あり 男子3人育児 第32話】

  • 2019.2.8
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ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは!
tomekkoです。

年が明けたと思ったら…もうバレンタインですか…
我が家は1月はインフルエンザリレーを1周半しており、ほとんど誰かの看病をしていたので…なんだか実感がありません。
なんならワタシがご褒美チョコ欲しい!

というわけで、今回はバレンタインに合わせて「夫の好きなところ特集」とのことなんですが…
友達期間が長く、その延長で結婚したようなものなので(ていうとだいたい驚かれるけど)「ラブ多めで!」と言われましても、燃え上がるような熱いエピソードは…特に…モゴモゴ…



馴れ初めを聞かれるたびに説明するけど、ほぼ共感は得られないんです(親友からさえも)。


まぁ、控えめに言って夫のことは存在というか人間として大好きだし尊敬していますが、特に「この人と結婚して良かったなぁ」と思ったポイントを夫が「好きな動物の話」と絡めて、ちょっと熱量多めに語ってみようと思います。

うちは、見た目は姉弟?(お気付きですか…夫の方が年上なのに必ず姉と間違えられる老け顔のワタシ…)と聞かれるぐらい風貌が似ているらしいのですが、性格は真逆です。

ワタシは自己肯定感低く育ってしまったので、自分とまるっきり違う存在自体にホッとしたり憧れたりするところがあるのかもしれません。

結婚当初、リーマンショックのために進んでいた転職が頓挫したり、何かとうまくいかないことが重なってワタシはもともとのネガティブな性格に拍車がかかっていました。

何を言われても悪い方に受け取り、こじらせて言いがかりをつけたりと心がささくれていて、今思えばよく離婚されなかったなと思います。

そんな折、なんの話の流れかふと夫が
「俺、動物の中でカンガルーが1番好きなんだ」
と言い出しました。

え、あの人間のおじさんぽいところ? 肘ついてお尻かいてたりするところ?

とアホなことを言うワタシに対し、夫はまっすぐワタシの目を見て言いました。



「カンガルーはオーストラリアの国章になっている。なぜか知ってる?
カンガルーは前にしか進めないから。
後ろを振り返ったり後退したりせず常に前を向いていこうというあの国の考え方が好きというべきかな。」

予想よりも悪い結果になった時、あー挫折した…もう終わりだ! と勝手に絶望して未来への道を自分で閉ざしてしまい、常に過去のことばかりを振り返って「ああすればよかった、あの時こうしていたら…」と嘆くワタシにグサリと突き刺さる言葉でした。

夫は、悪い結果でも事実を冷静に分析し、マイナスな要素があれば必要な処置をして、次にこうしたらより良くなる、という受け止め方をします。

それまで前向き、というと
「気合いだ! 前進あるのみー!!」
という体育会系の暑苦しいイメージがあってそういう人は苦手だったんですが、自分の感情に振り回されず低温をキープしながら着実に前に進む方法があることを初めて知りました。


あれから10年、お互いに山も谷も経験してきました。
最初の数年はおんぶに抱っこでしか前に進めなかったワタシですが、苦手なこと、悪いところを責めず、得意なこと、良い部分を褒めて背中を押してくれる夫のおかげで、いつのまにか自信がつき、自分を無駄にいじめずに認めてあげられるようになりました。

今こうして自分の思いを公の場にアウトプットさせていただく機会があるのも、「やってみたら?」と常に新しい挑戦を後押ししてきてくれたおかげです。

夫と過ごしてきた年月で、ワタシは感情のハンドリングが正しくできるようになったようです。
教習所の教官が心の助手席に乗ってくれているような安心感。


自分のことしか見えていなかった過去に比べ、背筋を伸ばせるようになって視野が広がり、夫や周囲の人への気遣いも少しずつできるようになって…いるかな?
届いているかわからないけど、努力するようにはしています。

まぁ…そんな感じで夫を上げまくってみましたが…
どんな性格も一長一短あるわけで…



冷静に、落ち着いたまま、時々まぁまぁなミスをやらかしたりもします。
こちらの寿命が勝手に縮んでますが、横でパニクられるよりは…いっか!?と思ってます。

(tomekko)

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