最高級モードな花嫁の作り方20

Text TOMOKO NOURRY

世界の大富豪御用達ブランド『ズハイル・ムラド』。まるで宝石を全体にちりばめたようなボリュームガウンは、大ぶりなビジューのヘッドピースとベールを合わせ、王道リュクスに着こなすのが正解です。

大人の女性をキュンとさせるデザインが満載の『アレクシ・マビーユ』。優美なソフトマーメイドラインのドレスは、肩からバックにかけ美しいレースがひらりと舞う、フェアリーなデザイン。自然光の中でのウエディングに映えそう！

フィット&フレアのシルエットがクラシカルな『シャネル』のミディ丈ドレスは、ガーデン・ウエディングにいかが？ ブランドを象徴するカメリアモチーフの装飾が、多彩なカラーバリエーションでちりばめられ、花嫁の幸福ムード倍増。

装飾を排した細身のロングスリーブドレスは『アルマーニ プリヴェ』のもの。ボリューミーなチュールのロングベールをつけることで、マチュアな大人の花嫁仕様に。首元につけた幾何学モチーフのブローチが、モードなアクセントになっています。

スカーレットやスミレ、ミモザなどの小花を額や髪の生え際に貼り付けた、アーティ＆ロマンティックなスタイルは『アレクシ・マビーユ』より。ヘア自体はタイトなシニョンでミニマム＆スリークに仕上げるのが成功のコツ。

前が短く後ろが長い、フォトジェニックなフォルムに視線釘付け！ 『ジャンポール・ゴルチエ』の甘くキュートなプリーツフリルのドレスも、大胆に足を露出することでセクシー＆タフな女性らしさを演出できそう。

『アレクシ・マビーユ』のアイコンであるビッグボウと、鮮烈な赤がインパクトを放つ主役のためのドレス。ミニ丈のレースインナーがさりげなく透けて見えるのも、モード上級者流。

頭上に飾った大粒パール＆ビジューのヘッドアクセは、クラシカルな中にどこかゴスなムードを感じさせる『ジバンシイ』らしいデザイン。エッジの効いたパールのアクセサリーは、ウエディング・シーンでも大注目！

全身を飾る細かなラッフルが圧巻の『ディオール』の一着。大人の女性にはトゥーマッチになりがちな全身ラッフルも、トランスペアレントな素材なので軽やか＆モダンな印象です。

艶やかで張りのあるシルク地に精巧なビジュー刺繍を施した、『ラルフ＆ルッソ』の王道クラシックなオフショルダードレス。細めのショルダーストラップがデコルテ＆腕まわりを上品に演出しています。

リアーナを始め、ディーバに人気の高い『ジャンバティスタ・ヴァリ』のドレス。ふわふわとしたチュールがボディを包み込むキュートなドレスは、胸元の黒リボンがガーリーなアクセントに。

逆毛を立てボリューミーに膨らませた18世紀風のヘアスタイルに、デヴィッド・ボウイのビジュアルイメージを融合させた『シャネル』の斬新なヘア＆メイク。サイドにあしらわれたフェザーのカメリアがなんとも優雅な表情を醸しています。

肌の透明感を際立たせるシースルー素材を使った『ジバンシイ』のドレス。植物モチーフやフェザーを施したフロントのイリュージョン装飾が極上の美しさ！ 異なるレースを重ねたスカートも、春夏らしく軽やかな印象です。

『ジバンシイ』のエアリーなチュールドレスの足元にはカラーサンダルが！ ヒールは細めの、華奢なデザインが好相性です。もちろん、花嫁はペディキュアなど足先のお手入れも抜かりなく。

16年ぶりにオートクチュールを復活し、話題をさらった『バルマン』。美しいパウダリーパープルとプリーツを巧みに取り入れたデザイン、量感たっぷりのフリルが目をひくドレスは、バックスタイルも思わず息をのむ美しさ。大会場に映えること間違いなしです。

『スキャパレリ』のコレクションでは、スター＆植物モチーフのビジュー装飾を耳の後ろにさりげなくあしらって。優美な流線形のデザインが艶やかな黒髪に映え、横顔がぐっとおしゃれに見えること必至です。

水彩画タッチで描かれた『ヴァレンティノ』のフローラルプリントのドレスで、ロマンティックな花嫁に。大胆に肩を出すオフショルダー＆バルーンのように膨らんだ独創的なフォルムが、モードな遊び心を感じさせます。

トランスペアレントな生地によるふんわりしたトレーン付きの『アレクサンドル・ボーティエ』のミニドレス。ドレスと同素材のベールを前に垂らすことで、より神秘的な美しさが加わって。

ヌーディなベージュのレース地にシルバーのレースを重ねた『エリー・サーブ』ドレス。その組み合わせがどこかオリエンタルなフェミニニティを感じさせて。精巧なシルバーレースのベールも、顔まわりを美しく引き立てます。

『ズハイル・ムラド』のコレクションの1着。世界最高峰のオートクチュールの世界でも、ポケット付きのドレスが登場！ ウエディングでは、涙を拭くためのハンカチを入れておくべし！