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市川染五郎 儚くも美しい13歳の肖像 vol.01

  • 2019.2.1
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尊敬する父の名跡を継ぎ、八代目となって1年が過ぎた。中学生とは思えない凛々しさや色気をまとっているのは、歌舞伎役者として確かな成長曲線を描いている証。いやはや、とんでもない美少年になったものだ。自身初となる単行本のタイトルは『儚はかない』。幼い頃から舞台に立ち、自分の意思で〝人〞に〝夢〞を見せる生業を選んだ13歳の言葉を紡いでいこう。

市川染五郎 儚くも美しい13歳の肖像

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尊敬する父の名跡を継ぎ、八代目となって1年が過ぎた。中学生とは思えない凛々しさや色気をまとっているのは、歌舞伎役者として確かな成長曲線を描いている証。いやはや、とんでもない美少年になったものだ。自身初となる単行本のタイトルは『儚はかない』。幼い頃から舞台に立ち、自分の意思で〝人〞に〝夢〞を見せる生業を選んだ13歳の言葉を紡いでいこう。

僕を通して歌舞伎ファンが増えてくれたら嬉しいです

昨年1月に市川染五郎を襲名したことがきっかけで、これまでの歩みを単行本として残していただける事になりました。歌舞伎は生ものだし、同じ内容を演じても同じ舞台は二度とありません。そこが美しさにつながっていると思うので、本のタイトルには自分が好きな言葉である『儚』という言葉を選びました。過去と現在の自分を見ていただきたいと思いますし、自分をきっかけに歌舞伎に興味を持つ人が増えてほしいという気持ちが強いです。実際、サイン会にはこれまで接点が少なかったような同世代の方々も来てくださっているので嬉しいです。

イチから物語を創作する新作歌舞伎に挑戦してみたい

歌舞伎といえば古典的な名作が紹介されることが多いので、難しそうだと感じる人もいるかもしれません。ただ、歌舞伎にもいろんなジャンルがあり、例えば人気漫画が原作の新作歌舞伎もあります。現代語のセリフに歌舞伎の要素を織り交ぜているので、そのような作品は、幅広い人に楽しんでいただけるのではないでしょうか。僕も新作歌舞伎に挑戦してみたいですし、せっかくなら誰もやったことがないことをやりたいなって……。

そこを突き詰めると、自分でイチから物語を創作しなければなりません。脚本を作る技術は、小さな頃から妹と一緒にやってきた芝居ごっこで磨いてきました(笑)。それを歌舞伎座でお披露目することも、僕の目標のひとつです。

INFORMATION

『儚 市川染五郎』

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2017年7月の市川染五郎襲名前夜から、2018年11月の京都南座柿葺落公演までの500日に密着した写文集。日本を代表する写真家の操上和美による撮り下ろし写真と独占インタビューで、13歳の素顔をあますところなく伝えている。絶賛発売中! 著者・市川染五郎 写真・操上和美 文・新井敏記/講談社

SOMEGORO ICHIKAWA

2005年3月生まれ。東京都出身。2007年6月、歌舞伎座『俠客春雨傘』で本名の藤間齋として初お目見得。2009年6月、歌舞伎座『門出祝寿連獅子』で四代目松本金太郎を名乗り初舞台を踏む。2018年1月、歌舞伎座『勧進帳』源義経役などで、八代目市川染五郎を襲名。祖父・二代目松本白鸚、父・十代目松本幸四郎とともに襲名披露を行う。

ニット¥66000、シューズ¥93000、シューズ・参考商品/DIOR(クリスチャンディオ-ル)

撮影/朝山啓司 ヘア&メイク/AKANE スタイリスト/堀井香苗 取材・文/浅原聡

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