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創業450年の日本香堂が本社ビル改装 カフェ感覚で香りを楽しむ空間も

  • 2019.1.30
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創業約450年の香のメーカーである日本香堂は1月30日、東京・銀座の本社ビルを改装し「銀座 香箱」としてオープンした。同ビル地下1階は自社ブランドの「香十(KOJU)」本店、地上1階は傘下に置く南仏モンペリエ発のフレグランスブランド「エステバン(ESTEBAN)」の旗艦店になっている。

「香十」は16世紀に始まった香司(香りのマイスター)のこと。本店では、香や香り袋、香炉などを販売する他、カフェ感覚で気軽に“香”に触れられる空間「座 香十 楽」を設け、季節の香りを楽しむ“聞香”や、香炉の準備を調え聞香を体験する“香道”、オリジナルの香り袋を作る“調香”ができる。料金は3000~4000円程度で予約制だ。「エステバン」では、フレグランスのソムリエ的なスタッフが常駐し、カウンターで来店者のライフスタイルを聞きながら新しい香りの楽しみ方などを提案する。

2階は日本香堂が長年集めている沈香(じんこう)や白檀(びゃくだん)などの香木や香道具を展示販売すると共に工芸品や美術の展覧会も行う。3階は香道のお稽古や講座、ワークショップなどを行うサロン「座 香十」で、本格的な香間も設けられている。プログラムは香道体験から和酒を聞く会、現代アート入門などさまざまで、各分野の講師を招いて開催する。費用は3000~6000円程度で定員制。

本社ビル改装を記念し、「香十」からは、名跡「香十」8代目の高井十右衛門の名を冠した新作の香と、和装に合う香りの新作オードドトワレ「じゅうえもん」が登場した。価格は香が2500~3000円、オードトワレが1万5000円。「エステバン」からは、オリーブの木が生い茂るプロヴァンスをイメージさせる新フレグランス「スーロリヴェール」と、名刺入れや財布に入れて楽しむカードフレグランスにウッディーでシトラスな「アグリューム」が加わった。価格は、フレグランスが5000~8000円、カードフレグランスが2500円(5枚入り)。

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