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【女子のお金事情】実は貯めこんでる? anan世代の平均貯金額は…

  • 2019.1.29
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毎月、カツカツで貯金に回す余裕がない人に、仕組み作りをレクチャー。結婚や出産、親の介護や自分の老後など、各ライフステージで必要なお金という現実を知れば、貯金するモチベーションも高まる!

毎月、自然に貯まる仕組み作りを。

「人生は予想外のことの連続。病気やケガなどで、いつ収入が途絶えるかわかりません。最低でも手取りの6か月分を貯め、緊急用として手をつけないで」

と、貯金の最も大切な目的を話すファイナンシャルプランナーの大竹のり子さん。その次は、年収分が目標貯金額。夢の実現や投資への道も見えてくる。

「貯金できる人とできない人の決定的な差は、“先取り貯金”をしているかどうか。先に貯金分を確保し、残りで生活する仕組みを確立すれば、毎月自然と積み立てられます。それと、お財布は整理整頓を心掛けて。レシートはこまめに捨てながら出費をチェック。小銭から払うことで、財布の中身を把握しやすくなり、お金への意識が高まって、貯金もできるようになるのです」

ただ、アンアン読者はまだ、貯金に必死にならなくてもいい世代というのが大竹さんの考え。

「キャリアアップのための授業料、出会いや人脈を広げるための交際費などは、人生でのリターンが大きい使い方。自分のために“使う”選択もアリです」

まずは先取り貯金。

貯金ができない最大の原因は、「余った分を回す」という考え方。

「【収入―支出=貯金】ではなく、【収入―貯金=支出】に切り替えて。お給料が入った時点で貯金分を引き、残りで生活するようにしましょう。貯金額は、先取り貯金に慣れるまでは、できる範囲で構いません。最終的には、実家暮らしなら手取りの2割、一人暮らしなら1割が理想」

口座は3つに分ける。

使う口座と貯める口座が同じだと、お金の流れが掴みづらく、貯まりにくい一因に。用途ごとに使い分けを。

「1つ目は、生活費を管理するお財布代わりの口座。2つ目は、先取り貯金用。ここには、病気などに備え手取りの6か月分を貯めておきます。それが完了したら3つ目の、夢を叶えるためや投資資金用の口座。目的以外では手をつけない覚悟を!」

頑張って収入を増やす。

貯金を増やすには、支出を削る以外に、収入を増やすのも効果的。

「難しいかもしれませんが、現状、アルバイトなら正社員を目指したり、キャリアアップのために転職したり、収入を増やす方法を見つけてほしいですね。会社の規定に触れないなら、趣味や強みを活かして副業する、不用品をフリマアプリで売ることも、収入アップになります」

平均額は415万円也。

anan総研貯金額アンケートによると、気になる周りの貯金額。最高額は、Wワークをしている30代の2000万円! 一方、旅行で使い果たして50万円、さらには0円という20代後半も。毎月の貯金額で多いのが3万~5万円。ボーナス月は、ほとんどの人が2桁万円にアップ。

大竹のり子さん ファイナンシャルプランナー。女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」代表取締役。『オトナ女子のお金の貯め方、増やし方BOOK』など監修本や著書多数。

※『anan』2019年1月30日号より。イラスト・菜々子 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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