ピンチなのは男性よりも女性!日本人の働き方が原因の「深刻な睡眠の課題」が明らかに

近年、睡眠負債というキーワードとともに、睡眠の重要性が改めて注目されています。2016年に行ったアメリカのシンクタンク・ランド研究所の調査結果によると、睡眠課題による経済損失額は、なんと15兆円に及んでいるのだそう。

さらに昨年の5月、日本の産業医学大学が行った、日本企業のプレゼンティーイズム損失(何らかの健康問題によって業務効率が落ちること)の内訳は、「睡眠不足」が全体の11%を占めていることが判明。これは深刻な事態で、1人あたり年間3.4万円の損失にあたります。

睡眠不足は、何も個人的な問題ではありません。最新調査で、日本のビジネスパーソンの働き方に起因する3大睡眠課題が明らかになりました。最近増えている熟睡困難者は、残業や寝る前のスマホ、帰宅後の家事について、見直した方がよさそうです。

わかっているけれどやめられない「ベッドでのスマホ」問題

テクノロジーで人々の睡眠課題を解決するニューロスペースでは、ビジネスパーソン500名の睡眠実態を調査。この調査によると、ビジネスパーソンの7割以上が「睡眠に不満を持っている」ことがわかりました。

睡眠に対する満足度

睡眠に対して「全く満足していない」が14%で、「あまり満足していない」が60%。合計すると74%が睡眠に満足していないのです。また同調査によると、ビジネスパーソンが理想とする睡眠時間は平均7.37時間。しかし実際の睡眠時間は平均6.18時間となっており、1.2時間足りていません。

理想と実際の睡眠時間の時間別割合

なぜこのような睡眠不足が生じているのでしょうか? 睡眠を妨げる主な要因となっているのは、やはり「仕事による帰宅の遅さ」。これがダントツに多く、33%となっています。まずは仕事量を減らしたり勤務時間帯を見直さないと、睡眠時間は増やせなさそうです。

睡眠を妨げる原因

ほかには、「通勤時間」(18%)といった、仕事がらみの外的要因が3番目に多くなっています。首都圏の平均通勤時間は59分と言われているため、往復だと約2時間。睡眠時間を増やすために、もっと職場に近いところに住むというのもひとつの手。ただ、引っ越し代や家賃がかかるため、これもなかなかのハードル。

しかし、2番目に多いのは「ベッドでのスマホ」で21%! これは自分で防ぐことができるはずなので、思い当たる人は強い意志でやめるしかありません。寝る2時間前にはスマホを切ったり、寝室とは別の場所に置くなどし、読書や音楽などを楽しむようにするのもひとつです。

ビジネスパーソンの7割以上は仕事中に眠気を感じていた!

冒頭で「日本企業のプレゼンティーイズム損失の内訳は、睡眠不足が全体の11%」とお伝えしましたが、確かに仕事中に眠気を感じると生産性が落ちます。同調査によると「仕事中に眠気を感じることがある」と答えた人は、全体の76%。うち15%は「毎日」、14%が「週に3回以上」と回答しています。

仕事中に眠気を感じる頻度

そして仕事中に眠気を感じると、仕事にどんな支障が出てくるのでしょうか? 圧倒的に多い影響は、「業務効率の低下」。まさに、日本企業のプレゼンティーイズム損失、そのものの結果です。

眠気による仕事への影響

また仕事中に眠気を感じた場合は「仮眠」をとる解決法もありますが、同調査によると全体の47%が「不可能」と回答。企業では、仮眠の導入がまだまだ進んでいない実態が明らかになっています。

男性より「女性の睡眠課題が深刻な理由」はやはり、家事の負担

さらに日本のビジネスパーソンの睡眠で深刻なのは「睡眠不足」だけではありません。この調査によると、「たくさん寝たはずなのに、疲れが取れず、だるく感じる」という「熟睡困難」が49%。

さらに「就寝時、意識を失うようにあっという間に寝てしまう」という「慢性睡眠不足」が46%。「起床時、眠気がありスッキリ起きることが難しいという「起床困難」が43%、それぞれ該当しているそう。この3つがビジネスパーソンの三大睡眠課題となっているのです。

ビジネスパーソンの睡眠課題

しかもこの三大睡眠課題、より深刻なのは男性よりも女性! 同調査による男女比のデータで、「熟睡困難」は男性44%に女性51%、「起床困難」は男性36%に女性51%、「慢性睡眠不足」のみ男女同数の46%との結果に。

ビジネスパーソンの三大睡眠課題

なぜ男性よりも女性は睡眠課題が深刻なのでしょうか? そこで同調査による「睡眠を妨げる原因割合」の男女別データを見てみましょう。

睡眠を妨げる原因

注目するべきはやはり、「家事」の割合。男性はわずか6%に対し、女性は17%。男性の家事や育児参加が進んでいるとはいえ、まだ家事の負担は女性の方が大きく、結果、女性の睡眠課題につながっているようです。

パートナーと生活している女性は、男性の家事参加はもちろんのこと、便利な生活家電を取り入れたり家事代行を頼んだりして、家事の負担を軽減するのもひとつです。そして、「仕事による帰宅の遅さ」「ベッドでのスマホ」「通勤時間」を改善することが、睡眠の質向上の第一歩になるのではないでしょうか。

【調査概要】

調査名:睡眠に関するアンケート 対象条件:日勤企業に勤務する従業員(男女) 調査期間:2018年7月1日〜12月10日 調査方法:ニューロスペース睡眠改善プログラムでの従業員睡眠課題アンケート 有効回答数:504

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