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MAISON MARGIELA ミラーに映える新たなデカダンス。

  • 2019.1.25
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MAISON MARGIELA ミラーに映える新たなデカダンス。
2019.01.25 21:45
眩しいくらいの鮮やかなカラーリングに、メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)ならではのアーティザナルを融合させて。

【全34カット】MAISON MARGIELA 2019年春夏オートクチュールコレクションをすべて見る。

ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)によるメゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA) のアーティザナルはアートやフィルム、文学、そして生活の中にある、新しいデカダンスがテーマだ。ランウェイにはミラーがセットされ、壁や天井に描かれた目の覚めるようなグラフィティのリフレクションがサイケデリックに映っていた。


中性的なモデルがショーの幕を開けた。ガーメントもジェンダーの壁を取り払っているのが特徴だ。伝統的な手刺繍やゆらめくフェザーをふんだんにあしらったファブリックは、背景に溶け込むようなビビッドなカラーリング。まるで太陽など、強い光を見て目をつぶった時に現れる残像のようだ。


今シーズン、ガリアーノはクラシックなパターンを使用しつつ、これまでのルールを打ち破る新たなシェイプを作りだした。トレンチコートの裾にはさみを入れショートパンツとしての機能を持たせ、スカートをトップとして被せている。中でも今シーズンのキールックは、ジャケットやコートとパンツが一体化し、パンツ部分をジップで変化させることができるオールインワン。これらのピースは、かつてのガリアーノとは異なるアプローチで、エネルギッシュかつ独創的に仕上げられている。驚異的とも言える唯一無二のコレクションは、見る人の脳裏に焼きつくものだった。

Photos: GORUNWAY Text: Aya Tsuchii

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