バレンタイン前に試したい！ 彼をその気にさせる心理アプローチ3つ

もうすぐ“バレンタインデー”。このタイミングで気になる人に思いを打ち明けようと、準備を始めている人もいるかと思います。

告白成功の大前提は、“恋愛対象として見られているか”ということ。今、あなたは気になる人の恋愛対象として意識されている！ と自信を持って言えるでしょうか？

ということで、意中の人に恋愛対象として見られるための心理テクを3つ紹介しましょう。

●相手と距離を縮めるには“共感”が必要

まず、相手を恋愛対象として見るキッカケの一つに、“共感”があります。

話していて「波長が合う」「自分と同じ価値観を持っている」と感じると、自分のことをわかってくれる人だと親近感がわきますよね。この親近感を積み重ねていくと、好意になり、「いつも一緒にいたい」と恋愛対象へランクアップしていきます。

恋愛対象になるには、いかに相手を共感させるか、がポイントになるのです。

●日常から使える“ドキッとさせる”心理テク3つ

では“共感”を得るための3つの心理テクを紹介しましょう。

【1】相手と同じ動きをする

心理学的に“ミラーリング効果”といわれるテクニックで、人は自分と同じタイミングで同じ動きをする人に対して、親しみを覚えるというものです。赤ちゃんをあやすときも、赤ちゃんが笑ったタイミングで同じように笑うと喜ぶように、安心感を得ることで心の距離が縮まるのです。

やることはとても簡単。相手と話しているときに、相手の動きをさりげなくまねるだけです。例えば、相手が肘をついたら同じように肘をつく。足を組み替えたら自分も同じように足を組み替えるだけ、というように。もちろん、わざとらしくまねをすると「なんだろう？」と不審に思われてしまうので、さりげなくワンテンポ遅れて動くのがポイントです。

また、動きだけでなく表情も合わせてみましょう。相手が笑ったときは自分も笑う、相手が悩んでいるときに同じように「うーん」と悩むようにすると、「感情の動きが一緒だ！」と”共感”が芽生えます。

ちなみに、これはどんな相手でも使えるので、営業マンが取引先にミラーリングするのも効果的。好感を覚えるので、商談がしやすくなるといわれています。

【2】相手とテンションを合わせる

これも“ミラーリング効果”と同じく、相手に合わせて信頼関係を築く“ペーシング”という心理テク。こちらは行動ではなく、心の波長を合わせます。

テンションや雰囲気、呼吸のタイミング、話し方など、相手の波に合わせることで、場の空気に一体感ができ相手から好感度が上がるのです。

例えば自然に起こるペーシングが、スポーツ観戦。同じタイミングで興奮したり、残念がったり、喜んだり、常にテンションを合わせることが可能です。逆転ホームランで一緒に盛り上がったりすると、気持ちに一体感ができて意気投合してしまうのは想像がつきますよね。

意図的にするペーシングは、相手の話しているテンションを読むのがポイント。相手が嬉しそうに話していたら、自分も嬉しそうにする。また声を小さくしたら自分も小さくする、早口に話す人なら自分も早口にするなど。同じペースで話ができる人は話しやすく感じますし「フィーリングが合う！」と共感させることができます。

【3】相手の言うことをオウム返しにする

コミュニケーションをとるときに、大切なのは“聞く姿勢”。これができていないと相手は「この人とは共感できない」「一緒にいても楽しくない」と感じてしまいます。

そこで相手に「ちゃんとあなたの話を聞いていますよ」と感じさせる簡単な方法が、オウム返しです。やり方は、相手が話したことをそのまま返すだけ。

例えば、相手が「今日の朝寝坊しちゃってさ」と言ったら、「えっ、今日の朝寝坊しちゃったの？」と返し、「ランチ行ったらすごくおいしいお店見つけたんだ」と言われたら「ランチですごくおいしいお店見つけたの!? どんなお店？」と返すイメージ。あえて相手の言ったことをそのままオウム返しにすることで、「話を聞いてくれている！」「興味を持ってくれた！」と感じ、もっとあなたと話したいと思うのです。

ただ、こちらもわざとらしくすると「気持ち悪いな…」と思われ逆効果になるので、相手のテンションを見ながらさらりとやってみましょう。

どれもすぐにできるテクニック。コミュニケーションをたくさん取るだけでも、相手は親近感がわきやすくなります。バレンタインデーまでに意中の人との接触と共感を増やして、告白を成功へと導きましょう！

プロフィール／凛音（りんね）

自身の結婚・離婚経験から恋愛や性に前向きな女性の生き方を提案する恋愛コラムニスト。筆跡心理学アナリスト、心理カウンセラー、カラーセラピストを習得し、コラムや小説などを執筆中。筆跡心理学セミナーや履歴書鑑定も。ブログ「ライター凛音の紫日記」：http://rinnenote.blog.fc2.com/