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“楽しい”のその先へ! 子どもがピアノの発表会に挑戦するメリット

  • 2015.3.12
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【ママからのご相談】

娘が幼いころからピアノ教室に通っています。同じころからやっている子達は、昨年あたりから積極的にいろいろなコンクールに出場したり、発表会に出たり、グレードテストなどにチャレンジしています。 それに対してうちの娘は、ピアノは楽しんで通っているもののそういったものにはなにも挑戦していませんし、挑戦したがりません。そういったものに挑むことでどういったメリットがあるのでしょうか?

●A. 明確な目標を定めることで、練習への意欲が高まります。

こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。

周りのお子さんが積極的に参加しているということ、とても気になってしまいますよね。そういった大舞台にチャレンジすることによって、お子さんにはどういった成長が考えられるのでしょうか? 鳥取県米子市でピアノ講師をしている女性にお話しをお伺いしてきました。

●“目標”を持つことで、より意欲的に取り組める!

『マイペースな生徒さんも少なくありませんので、うちの音楽教室ではコンクールなどに出ているお子さんと出ていないお子さんは半々。ただ、出た方がいいとは一概にいえませんのであくまでもわたし一個人の意見ですが、“表舞台で自分が曲を披露する”という明確な目標を決めて掲げることで、レッスンへの意欲が増しますし、集中力も高まっているように感じますので良いことだと思っています』(ピアノ講師/鳥取県米子市)

どんなお子さんもピアノのレッスンを楽しくやる! というのが大前提ですが、段々と上達してきたら、「誰かに聴いてもらいたい、認められたい」という気持ちが多かれ少なかれ必ず出てきます。そういった気持ちが出てきたときに、「失敗するかもしれない」「上手にできないかもしれない」といった不安感を恐れながらも発表に挑戦することで、日々の練習に意欲が増し、心も技術もグンと伸びてくれるのです。

●出場するときの“選曲”こそ最大の悩みどころ

『どんなお子さんでも、ミスは怖いもの。最高の演奏をすべく頑張るのですが、発表するときの選曲が一番難しいものなんですよね。高いレベルの曲に挑戦することで、レッスンにも熱が入りそれを通じてスキルが格段に身に付きます。けれど、弾くのに必死なだけだと聴く人の心には響かない……。

心に余裕をある程度持って弾けて、さらに表現ができる演奏に仕上げられるレベルの楽曲を選ぶことで、聴く側もそのお子さんの良さを最大限に感じることのできる発表会になるんです。ご両親にとっても成長を感じるとても思い出深い日になると思います』(前出・ピアノ講師)

スキルの向上を望むのはもちろんですが、自分の娘や息子が心に響く演奏をしてくれたなら……親として本当にうれしく、そして感動してしまいますよね。お子さんの成長を感じることのできるイベントとして、そういった発表会に一度出場することをお子さんにやんわり勧めてみるのも良いかもしれませんね!

●家庭でも、発表会のため頑張る子どものサポートを!

皆さんは、習い事の話をお子さんと家庭でしていますか? 一体普段からどういった様子でレッスンをしているか、どんな曲の練習をしているかといったようにさまざまなことに興味を持って聞いてあげないと、お子さんのやる気も半減してしまいます。

発表会のために、お子さんを含め家族皆で一致団結して努力をするのも家族の絆が深まって良いと思いますよ! たくさんの良い効果がもたらされるコンクールなどへの挑戦、お子さんにもぜひ一度は経験をさせてあげてくださいね。

●ライター/どっふぃー(船舶料理士)

元海上保安庁職員。海のコックさんをしながら人命救助業務に従事していた変わり者。出産後、夫の転勤のため泣く泣く退職し、現在は一姫二太郎のママ。「人の役に立ちたい!」という気持ちは主婦になった今もブレず、現在はフリーライターとして多方面に記事を執筆中。“ためになる記事、役に立つ記事”を広く世に配信すべく、日々執筆活動をしています。

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