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「男の子の理想的な髪型とは? 自宅ヘアカットでまさかの失敗」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.54

  • 2019.1.24
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みなさんはお子さんのヘアカットをどこで済ませているだろうか?

美容院にもいろいろ種類があり、キッズカットの格安メニューを用意されている美容室もあれば、大人と同じ料金のところも多い。

そもそもいくつになったら髪を切りにお店にいくものであるのか?

思い返せば、幼い頃、わたしは小学校高学年になるまでずっと母に切ってもらっていた気がする。

■子どものヘアカットどうしてる?

息子も2歳を過ぎ、出生時、ツルツルだった坊主頭もこの2年でようやく一人前の毛量に育ち、そろそろ髪の毛を切ってもいいんじゃないかという時期に到達した。

美容院で幼児の髪型に数千円投じるのは、もったいなく感じてしまう…。だってまだ2歳だし。



「子供のヘアカットをどうしてる?」
男の子を持つ友だち夫婦に相談したら、「ヘアスタイルの事で悩むのは時間とお金の無駄だ」と答えが返ってきた。その家では、子どもはバリカンで坊主頭スタイルを中学校まで通すことに決めているらしい。

「あぁ、そういう手もたしかにあるなあ」

いろんな家庭の意見を聞きつつ、いろいろ悩んだ末、どうせすぐ伸びるし…と、わたしたちは自分たちで、息子のヘアカットをすることに決めた。


■子どもの断髪式直前、「まさか」の出来事が!

産まれて間もない頃、あまりにも毛が薄いのでこのまま大人になるまで薄いままだったらどうしたものか…。そんなことを想像したりもした。

とにかく、いまのいままで髪に対する執着が強すぎてヘアカットをしばらく怠っていた。

「断髪式はいつにしようか…」
ぼんやり考えながら近所を散歩していると、びっくり!

道端に“ご自由にどうぞ”と書かれたBOXが設置されていて、なかに子ども用のヘアカット用のケープが入っていた。しかも、未使用に近い美品。

どうやら家の建て直しをするタイミングで不要になったあらゆるものを、ご近所さんに無料配布しようという計画らしい。

これも何かの縁なので、ありがたく頂戴し家に持ち帰ることにした。

夕方、仕事を終え息子を保育園に迎えに行き、家に帰る途中で「かんちゃん、髪が長くなったから今日髪の毛切ってみようか」と、提案をしてみる。

「うん」と素直な返事が聞こえた。

家に帰るなり、さっそく準備に取り掛かった。


■自宅で子どものヘアカットに挑戦!

天使の輪がついた、サラサラな髪。
子どもの髪はなぜこんなにも美しいのか。

赤ちゃんの頃、薄毛で悩んでいた頃が懐かしい。あれから2年半すっかりお兄さんになったものだ。



どんな髪型にしようかな。これといって理想の髪型もないので、少し短くするくらいでいいか。

息子には好きなテレビアニメでも見せておけば、きっと集中できるだろう。

しめしめ、口を開けてテレビに夢中になっているうちに、気軽な気持ちで、まずは前髪にハサミをいれてみる。そして、もみあげ、次に後ろの髪と、自分なりに整えてみた。

“チョキチョキチョキ”
なかなか楽しい。

しかしながら、その様子を見ていた夫が驚いた顔で私に言った。


■散髪に失敗!? ここで登場したのは…


「ちょっと!カッパみたいになってるよ!!」

「え!?」

「本当だ、、カッパだ。」

気づかぬうちに息子の髪を切りすぎていたようで、後ろ髪はだいぶばらつきがあり、前髪はカッパのようにギザギザな仕上がりになっていた。

これでは保育園の先生や保護者のみなさん、クラスメイトに笑われてしまう。
息子に申し訳ない気持ちでいっぱいに。

カッパ頭になってしまった息子の髪型を見て、さすがにこれではかわいそうだと、ここで夫が登場。

「見てられない! 貸して!!」

ハサミを取り上げ「チョキチョキチョキ!」慎重に切りそろえていく。

どこで習得したのか?
私よりもはるかに腕が良いようで、息子の髪型は前髪パッツンの、おしゃれなショートヘアへと変身した。

あやうくカッパ頭で登園するところだった息子は、父の力によってその道を回避した。これを機に我が家では、子供のヘアカットはお父さんが担当することがなった。

「この髪型じゃやだー!」とか、そんなことを言い出す年齢はいつやってくるのだろう。
きっとあっという間に大人に近づいていくんだろうなぁ。
そう思うとちょっぴり切ない。

(Boojil(ブージル))

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