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「何かあったの?」はNG! 仕事で悩む夫「妻がやっていいこと、ダメなこと」

  • 2019.1.21
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夫が仕事のことで何やら悩んでいる…。そんなときは少しでも力になってあげたいものですよね。誰かの助けになることを「支える」といった言葉で表現しますが、妻の場合はどのような行動をすることが夫の支えとなるのでしょうか。

今回は、仕事で悩む夫に対して、妻はどう接すればいいのか、どう支えればいいのかを、成功例を元にタイプ別に解説しましょう。

■口の重い夫…問いただすより「いつでもあなたの味方」宣言

夫を支えるには、あらかじめ夫がどんなことで悩んでいるかをなんとなくでも知っておくといいですね。

けれど、なかには仕事の話を家で一切しない夫もいます。そのため、どんな悩みを抱いているか、皆目見当がつかない…という人もいるでしょう。

仕事上の悩みというと、一般的には下記のようなものではないでしょうか。

・「上司とそりが合わない」「部下の考えていることがよく分からない」など人間関係が上手くいっていない。

・現在担当しているプロジェクトが計画通りに進んでいない。トラブルが多発している。

・残業代が出ない、給料が安い、労働時間が長いなど会社や仕事自体に不満があり、会社を辞めて転職することを考え始めている。

・上司からなんとなく自主退職をうながされている。リストラ候補になっている。 など

上にあげた例以外にも、夫が苦境に立たされるシチュエーションは数多くあります。今、夫はどんな状況にいてどんな気持ちでいるのか、を意識しながら普段の会話に耳を傾けてみると良いかもしれません。

会話のなかで「何かあったの?」と直接的な言葉をかけるのはNG。かえって夫はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。

「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」「無理していることがあるなら我慢しないでね」といった、いたわりの言葉をかけてあげるといいですね。

イソップ寓話のなかにある『北風と太陽』というお話をご存じですか? このお話で旅人は、北風を吹き付けられても脱がなかったコートを太陽のあたたかさで脱ぎ捨てます。

それと同じように「最近おかしいよ。何かあったの?」と問いただされるよりも、言葉や態度で「私はいつでも味方だよ」といたわられるほうが、夫の心も軟化するはず。

なかなか悩みを言い出せないタイプでも、何が起きているのか自然と話してくれる可能性は高まります。






■工藤静香タイプか三田寛子タイプか、あなたはどっち?

では「自分は味方である」と意識させたうえで、妻はさらにどんなことができるのでしょうか? タイプ別に、大きく2つに分けられるでしょう。

・能動的に支える「工藤静香」タイプ

能動的に夫を支えるタイプとは、夫の仕事を自分のできる範囲で積極的にサポートするタイプのことです。

このタイプの妻は、夫の人間関係に自らも加わり、互いが衝突しないようにとりはからったり、調整したりすることもあります。あるいは自分で新たな仕事を生み出し、収入源を確保することで家庭の安定をはかることもあります。

芸能人で例えれば、木村拓哉さんの妻・工藤静香さんなどが代表的でしょう。

夫はもちろん、芸能界デビューした次女に対しても、周囲と積極的に関わり、自らが動いて自分の希望をかなえているイメージですよね。

・陰で支える「三田寛子」タイプ

能動的とは真逆なのが、陰で支えるタイプ。出過ぎた印象を与えず、夫への尊敬の念を崩さず支えるタイプです。どんなときも表立つことはなく、妻としての役目を淡々とこなしていきます。

芸能人で例えるなら、三田寛子さんがぴったりのイメージでしょう。

歌舞伎役者の妻という重責のなか、裏方仕事を一手に引き受けた彼女は、夫の不倫報道の際も一切動じた様子を見せませんでした。謝罪と同時に「どうぞ夫を見守ってください」と夫の仕事に敬意を示した姿に「あっぱれ」と感じたのは私だけではないと思います。

大々的に報道されれば仕事にも悪影響となる恐れがありますよね。そこを丸くやんわりとおさめきった手腕は見事だったのではないでしょうか。

上記のお二人は、あくまで報道から受ける印象ですが、芸能人ではない私たちにあてはめてみるとどうでしょうか?

工藤静香タイプの方なら、仕事を始めたり資産運用の勉強をして経済面でフォローしたり、ご自身の知人などに夫の仕事を紹介するといった外向きの行動、三田寛子タイプの方ならおいしい食事を作ったり、家を居心地良くしたり、子どもや両親のお世話を頑張るなど内向きの行動で夫を支える努力をするイメージです。

■積極的にチェックしたい「食欲と睡眠欲」



夫を支える妻には、大きく分けて2つのタイプがあるとお伝えしましたが、どちらが正解でどちらが間違いというのはありません。妻はもちろん、夫のタイプや仕事内容、悩みの原因によって、対応は分かれるでしょう。

ただ覚えておいてほしいのは、あくまでも「夫の問題は、夫のもの」ということです。「妻である自分がなんとかしなくては」という思いが強くなりすぎて出しゃばり、かえって悩みをこじらせてしまうこともあります。

夫の悩みを解決できるのは、夫自身しかいない。それを常に意識しておくことが大切です。

弱音を吐かない夫であれば、なおさらつらそうに見えることもあるかもしれません。それでも「最近大変そうだけど、話はいくらでも聞くから、話したくなったら言ってね」「何かできそうなことがあったら、いつでも力になるから」と声がけをしつつ、様子を見守っていきましょう。

唯一、妻として積極的にチェックしてほしいのは「食欲があるか」と「睡眠がとれているかどうか」。食欲と睡眠はメンタルの健康度をはかる意味でも重要なものです。

様子を見守りながらも、用意した食事はきとんと食べられているか、夜中に起きたりしていないかなど、さりげなく確認してみてくださいね。

夫が苦境に立たされたとき。そんなときはそばにいて何があっても夫を信じ、味方でいると言葉で伝えてあげましょう。たったそれだけでも夫は心強く感じ、支えとなるのではないでしょうか。


(佐藤栄子)

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