春風亭昇太が「ちょっとした不幸がうれしい」と語るワケ

「笑点」などでも活躍する春風亭昇太が、落語のまくら論を語る
KADOKAWA

【写真を見る】寄席では、落語の本筋は見なくても、まくらだけは聞くようにしているという春風亭昇太

今、若い人から年配まで、世代を問わずひそかなブームが訪れている落語。そんな落語の中で、落語家が本筋に関心を向かせるため演目へ入る際の導入部分として語るのが“まくら噺”だ。その面白さ、重要性にスポットを当てた斬新な切り口の番組「春風亭昇太のピローな噺」がdTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で配信中。人気番組「笑点」の司会を担当し、落語界をけん引する春風亭昇太が、異色の女性ゲストとまくら噺にまつわる爆笑トークを繰り広げていく。昇太が語る落語の“まくら論”とは?

まくら噺に焦点を当てた異色の落語番組を逆提案

まくら噺を切り口にした番組を提案したのは昇太自身だという
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当初、番組スタッフから「落語の番組をやってほしい」と依頼を受けた昇太だが、「落語って(生で)見たことがない人には(噺の)情景が頭に浮かびづらくて、実はテレビ向きではないんです。だから、もっとダイレクトに落語家さんの魅力が伝わるまくらをテーマにした番組の方がいいのでは?」と逆提案をしたという。

落語の前段となるまくらに焦点を当てる異色の番組だが、「落語家にとってまくらはすごく重要でセンスが問われるもの。言い換えれば、どんな落語家さんかが分かりやすいのがまくらなんです。日常で起こった出来事を、どう切り取ってどうやって伝えるのかというのは、その人のセンス次第なのでね。僕も寄席では、他の人と話題が被らないようにするためとか、もしかしたら僕の話をするかもしれないのでそれに対応できるように、ほかの出演者のまくらだけは必ず聞くようにしています」とその重要性を語った。

【写真を見る】寄席では、落語の本筋は見なくても、まくらだけは聞くようにしているという春風亭昇太
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まくらは、本人のセンスが問われるだけに、師匠から弟子にアドバイスをするのが本当に難しいという。「まくらというのは本筋に入る前の滑走路みたいなものなので、身の回りにあった何気ない出来事から入ってお客さんの興味を引くものだから、指導ができないんですよ。『あそこの口調はこうした方がいい』くらいのことしかアドバイスができないんです。弟子には『面白いまくらをたくさん考えろ』とは言っていますね」と語る。

身近のちょっと不幸な話を覚えておくのがまくらのコツだという
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まくらにとっては「ちょっと不幸というのがすごく大事!」

昇太自身、まくらのネタ集めはどうしているのか。「僕の場合は、普段から意識的にネタを拾っているということはないんですけど、自分にちょっと不幸なことがあると、(まくらで話せるため)ちょっとうれしいです(笑)。幸せな話は(他人が聞いても)面白くないし、逆にすごく不幸な話は笑えないからダメなんです(笑)。なので、実はこの“ちょっと不幸”が大切なんです。そういうことを覚えておくのが面白いまくらを作るコツといえばコツなのかもしれないですね」と昇太。

まくらの重要性を熱く説く姿からは、昇太の落語への愛がにじむ。「まくらを聞いてもらって、落語家さんたちがこういうセンスで物事を見ているというのを知っていただきたい。その先に『こんな人たちがやる落語ってどんなだろう』と興味を持っていただけたらとてもうれしいですね」。

落語家にとっての“お正月あるある”とは?

ちなみに、正月は寄席の掛けもちなどが増え、落語家にとっては嬉しい反面、つらいこともあるそう。「落語家にとって一年で一番忙しい時期なのですが、正直言って『お正月なんて来なければいいのに』と思うこともあります。実はあまりもうからないんで…。何でかっていうと、会った後輩の前座さん全員にお年玉を配らないといけないから! よく会う人ならまだしも、ほとんど会わないような人に渡すときは、なんだか胸がもやもやするんですよね(笑)」(ザテレビジョン)

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