河北裕介｜大人の正解メイクは【チーク使い】にあり

教えてくれるのは【河北裕介さん】

VOCE読者が河北メイクで変身します！

８月22日～９月10日の短期間で、公式ウェブサイトの応募フォームには全国から600人を超える応募が。みなさんのアツい思いとお悩み、セルフメイクを受け、当選者を決定！

谷津有香さん（29歳）

【Ｑ.応募の動機は？】
クールな女性になれる大人の正解メイクは？
「30歳を目前に、そろそろメイクを変えていきたい！ 芯あるカッコイイ女性像に憧れるけど、メイクで表すには？」

涼しげグレーメイクには赤みを足してバランスを

谷津有香さん：「カッコイイ雰囲気に憧れるんですが、私には似合わない気がしてトライできません」

河北裕介さん：「クール系、似合うと思うよ。ただ、今眉毛が下がって困り顔。そこを直そうか」

谷津有香さん：「本当ですか？ 自分では全く気づかなかった！」

河北裕介さん：「今描き足している眉尻を消そう。眉頭から下ラインをまっすぐ引いて。そして眉山はやや角を作る。これだけで、顔印象はクールにシフトできるよ」

谷津有香さん：「顔が全然違う……！」

河北裕介さん：「さらにカッコ良く見せてくれるグレーのシャドウを。谷津さんは、もともと甘い顔立ちだから強くなりすぎない」

谷津有香さん：「グレーって、今まで取り入れたことのない色み」

河北裕介さん：「ただし、顔色を悪く見せることもあるから、うっすら血色を足すのを忘れずに」

河北メイクで変身！

HOW TO MAKE-UP

◆EYEBROW

ポマード アンド パウダー ブロウ デュオ ブロンド ￥3300／ローラ メルシエ ジャパン
繊細タッチで描ける眉パウダー
ポマード質感で、失敗知らずな仕上がり。

眉下ラインは直線的に 描き足して困り眉回避
眉頭の下ラインから眉尻まで一直線に。眉山はやや角を作って。目と眉の距離も縮まるので、彫り深効果も。

◆EYE

サンク クルール〈ミッドナイトウィッシュ〉 057￥7700（限定品）／パルファン・クリスチャン・ディオール
アッシュ系のグレーでスタイリッシュさをプラス。

透け感のあるグレーでちょっぴり辛口に
パレットの下２色を混ぜてブラシに取り、目のキワから二重幅より少し広めにぼかす。シアーな発色なので、目元を重たく見せずに、クールな印象に。

◆CHEEK & HIGHLIGHT

ミネラルハイライトクリーム ￥3500／エトヴォス
スキンケア後の繊細タッチでツヤ肌を再現
河北メイクの定番、ハイライトクリーム。発光するような自然なツヤをプラス。

ブラッシュ カラー インフュージョン キールロワイヤル ￥3200／ローラ メルシエ ジャパン
肌に自然な血色感を与えてくれるくすみレッド。あまり発色させず、うっすらと気配程度に忍ばせて。

血色チークは＋ハイライトでなじみ良く
グレーの目元は、色白の人ほど色に引っ張られ顔色を悪く見せることも。チークをうっすらと小鼻横からなじませたら、その上にエトヴォスのハイライトクリームを重ねて。

完成！

血色不足のチーク足しもあくまでさりげなく
「チークは主役ではなく、大人は特に脇役と考えて。コントゥアと同じで、気づかれないようにするのが基本。薄くチークを入れた上からクリームハイライトを重ねると、なじみ度がさらに高まり、肌そのものの血色のように」（河北裕介さん）

【Ｑ.終わってみてどうでしたか？】
「カッコイイ雰囲気の女性像って憧れだったけど、まさか自分でも作れるなんて！ メイク……というか、河北さんってやっぱりすごい。しかも顔印象は全然違うのに、テクは真似できそうなので、明日から取り入れていきます」（谷津有香さん）
「自前の透明感を生かそう！」（河北裕介さん）

その他使ったアイテム

フローレス フュージョン ウルトラ ロングウェア コンシーラー 全６色 各￥3200／ローラ メルシエ ジャパン
イエロー系とベージュ系を使用
クマに2W、頰に2N。

ミネラルUVグロウベース SPF37／PA+++ 30g ￥4300／エトヴォス
ツヤ仕込みに欠かせない下地
河北プロデュースのツヤ下地。洗顔でオフできる優しい処方。

リテクスチャリング ファウンデイション SPF25／PA++ 25ml 全6色 各￥4500／イプサ
素肌感を残して透明感アップ
ファンデーションは、顔の中心のみON。

クリエイティブ オイル（シアーゴールド） 15ml ￥2500／イプサ
生命力を取り戻すツヤオイル
ファンデーションと混ぜて使うことで、イキイキとしたツヤ肌に。

ミネラルローライトペン ￥3500（限定品）／エトヴォス
自然な陰影を作るシェーディング
小回りの利くペン型のシェーディング。下地を仕込んだ後すぐに使用。

ヘアメイク／河北裕介 撮影／竹内裕二（BALLPARK）、伊藤泰寛（静物） 取材・文／佐藤愛子