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必ず一度は行っておきたい! 情緒たっぷりな日本の温泉街10

  • 2019.1.15
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Women's Health

寒さでつい背筋が曲がりがちな冬。いつもの街からエスケープして、温泉にのんびり浸かって芯から温まり、こわばった体と心をほぐしたい……そんなあなたのために、一度は訪れておきたい日本の温泉街をリストアップ。名湯と味わい深い景観を堪能して、非日常を感じてみてはいかが?

銀山温泉/山形県

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江戸時代初期に銀山として栄えた「延沢銀山(のべさわぎんざん)」に由来する温泉地で、一世を風靡したあのNHK連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことでも知られる。大正末期~昭和初期に建てられた木造多層の旅館が、銀山川の両岸に沿って軒を並べるさまは、実にアイコニック&フォトジェニック。温泉は婦人病や切り傷、火傷をはじめ、関節痛や動脈硬化、冷え性などに効果があるとされる。雪景色が風情たっぷりな冬季もいいけれど、周囲の豊かな自然を満喫できる冬以外のシーズンにもぜひ足を運んでみて。

鬼怒川温泉/栃木県

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美しい鬼怒川沿いに旅館やホテルが立ち並ぶさまが雰囲気抜群の、関東有数の温泉地。日光の寺社領であったことから、もともとは日光にお参りした大名たちや僧侶たちのみが利用できる温泉だったのだとか。肌に優しいマイルドな湯あたりで、皮膚病や胃腸の病気、神経系にも効果があるそう。川のせせらぎを聴きながらゆっくり街歩きを楽しんだら、近隣にもぜひ足を延ばして。ロープウェイ、東武ワールドスクウェアや鬼怒川ライン下り、日光江戸村、さらには日光東照宮や華厳の滝など観光スポットが多数あるので、たっぷりエンジョイできる。

草津温泉/群馬県

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日本を代表する名湯・草津温泉。その名の由来は、お湯が持つ硫化水素の独特の臭気から「くさみず」「くさうづ」などと呼ばれ、それが年々移り変わって「くさつ」になったという説がある。自然湧出量は日本No.1とされ、毎分3万2300リットル(ドラム缶で161本以上!)が湧き出ているのだとか。温泉街らしいムード満載の海抜1200メートルの高原の町で、夏でも涼しく過ごせる別名“日本のチロル地方”。東京からの週末ステイにもうってつけ。名物の「湯もみ」もお見逃しなく。

伊香保温泉/群馬県

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約700年前、南北朝時代の書物にはすでにその存在が述べられている、古くから多くの人々の体と心を温めてきた温泉地。体を芯から温め血行を促す、女性に優しい「子宝の湯」として知られている。湯中の鉄分が空気に触れて酸化し、独特の茶褐色になった「黄金(こがね)の湯」と、無色透明な「白銀(しろがね)の湯」がある。ここ伊香保が発祥の地とされる温泉まんじゅうを頬張りながら、街の中心にある有名な石段坂をそぞろ歩きしよう。

渋温泉/長野県

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昭和にタイムスリップしたかのような気分が味わえる、ノスタルジックな温泉街。温泉が豊富な長野県でも珍しいほどの恵まれた湯量と泉質を誇り、すべての旅館と外湯は100%源泉掛け流しという点も大きな魅力のひとつ。9カ所ある外湯(共同浴場)を巡る「九湯めぐり」で知られ、一番湯から九番湯まですべて巡ると、苦(九)労を流してくれ、厄除けや安産、不老長寿などのご利益があるとされる。泉質や効能もさまざまなので、目的や体調に合わせてぜひ楽しみたい。老舗旅館の金具屋は『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルのひとつになったことでも有名なので、ファンは訪れてみて。

下呂温泉/岐阜県

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草津、有馬とともに日本三名泉に数えられる下呂温泉は、1000年以上の歴史を持ち、なめらかな肌ざわりのお湯ですべすべになると大人気。白川郷から合掌造りの民家を移築し、昔ながらの街並みを再現した合掌村など、風情たっぷりな中を散策しておきたい。旅館やホテルなど宿泊施設の数も豊富なうえ、日帰り入浴も楽しめるので、のんびりステイ派にもサクッと派にもぴったり。いろいろなお湯を試したい場合は、「湯めぐり手形」の購入がおすすめ。

城崎温泉/兵庫県

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旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で、「寄り道して訪れるべき場所」を意味する二つ星を獲得したのが、ここ城崎温泉(きのさきおんせん)。平安時代から知られている温泉街で、今でも世界中から多くの温泉ファンが訪れる。浴衣をまとって名物の7つの外湯巡りを楽しむもよし、志賀直哉や島崎藤村ら湯治に訪れた数々の文豪たちの足跡を辿るもよし、ロープウェイや温泉寺を訪れるもよし。また日本海にほど近いこともあり特に冬の間はカニが有名なので、飽きるまでカニを味わい尽くすという手も◎。

有馬温泉/兵庫県

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兵庫が誇るもうひとつの温泉地で、日本三古湯のひとつとしても非常に名高い。泉源を最初に発見したのは、大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱の神であったとされ、日本書紀にも舒明天皇が入浴を楽しんだという記述がある。世界的にも珍しい、二酸化炭素泉や放射能泉など7種の成分が混合した温泉で、さまざまな効果があるとされる。お湯にゆっくり浸かって温まったら、芸妓さんを招いて有馬伝統のお座敷遊びに興じてみてはいかが?

道後温泉/愛媛県

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日本三古湯のひとつで、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも描かれている道後温泉。1894年(明治27年)に建てられ、どっしりとした風格で街のシンボル的存在として愛される道後温泉本館は、『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルのひとつになったことでも有名。個々を中心に、周囲にはどこか懐かしさを感じさせる風景が広がる。近くには路面電車が走り、湯神社や展望台などSNS映えするスポットもたくさん。アート好きなら、アートフェス「道後オンセナート」の時期に訪れるのもおすすめ。湯あがりのしっとり肌を愛でつつ、リラックスして街歩きを楽しんで。

別府温泉/大分県

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源泉数・湧出量ともに日本一を誇る一大温泉都市、ご存じ別府。地獄巡りで知られる鉄輪(かんなわ)温泉や明礬(みょうばん)温泉など、「別府八湯」と呼ばれる8つのエリアを中心に、佇まいや泉質がさまざまに異なる温泉が数百も存在しており、あらゆる世代をカバーしてくれるのが嬉しい。昭和の雰囲気が色濃く残った裏道や、湯煙がたなびくレトロな景観を写真に収めつつ、温泉、観光、グルメを心ゆくまで楽しんで。年間約400万人が訪れるだけあって宿や見どころも充実しているので、じっくりプランを練ってから出かけたい。

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