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週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー

  • 2019.1.14
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横浜の閑静な住宅街で小さな看板を掲げる「イケダベーカリー」。“母”でもある2人の姉妹が対面販売するお店には、食べる人の健康を考えた、温もりあふれるパンが並びます。週2日、火曜と金曜のみという限られた営業日ながらも、味わい深いパンを求めて客足が途絶えません。

週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー
週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー

姉妹でつくる、アットホームな空間

週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー
姉の知恵さんがパンを焼き、妹の智子さんが接客と空間づくり。得意分野を互いにフォロー

東横線沿いの妙蓮寺駅から、ローカルな道を歩くこと10分。ひときわ目を引く青くて長い建物が、仲良し姉妹が営む「ikeda bakery(イケダベーカリー)」です。自宅の一部を改装した空間は、二人の家に招かれたような、優しい雰囲気。季節感あるディスプレイからは「小さなサプライズで人を喜ばせたい」という妹の智子さんの心意気が伝わります。

パンを焼くのは姉の知恵さん。きっかけは、友人が自宅で焼いてくれたパンに感動して。心を決めたら行動は早く、独学で研究を重ね「加えるイースト量を極限まで抑える、長時間発酵法」を習得。粉の旨みが生地に引き出されるパン作りです。2017年9月にお店を開業すると、パンは早くも地元の暮らしに溶け込みます。

母が子に作るようなやさしさのあるパン

週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー
ことりっぷ

知恵さんが生み出すのは、生産者がわかる良質な素材を使った、手間を惜しまないパン。でも素材名をうたいすぎないのは、食べ比べて素直においしいものを選んでほしいから。母が子に作るような気持ちを大切に、地元の風土に合った“手に取りやすく、食べやすいパン”を日々試行錯誤しています。

名物「キタノカオリ」の食パン

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厚切りで食べたい「食パン」(1斤335円)。メールでの事前予約がおすすめ

看板商品の「食パン」は、北海道産小麦「キタノカオリ」を使った特別感のある味。芳醇で甘みが強く、もっちり感が特徴。そのままでも食べやすい口溶けのよさに、ずっと買い続けるファンも多い。

素材の組み合わせ抜群♪ 多彩な週替わりパン

週に2日のお楽しみ♪ 横浜の住宅街で見つけた、仲良し姉妹が作る本格ベーカリー
「きなこドーナツ」(184円)。『今週のパン』は智子さんがインスタグラムで発信

週替わりでは、季節ごとに表情豊かな種類のパンが10種、約350個。中でも好評なのが「きなこドーナツ」。バターと卵を贅沢に使った生地を米油で揚げ、北海道産のきな粉をこぼれおちるほどまぶしたもの。店頭に出された瞬間、感嘆の声があがります。

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左から「チョコパン」(173円)。「シナモンロール」(205円)。見かけたらぜひ

他にも、品切れになることの多い自信作が、もっちりとしたカカオ生地にクーベルチュールチョコを包んだ「チョコパン」、シナモンシュガーを巻き込んだしっとり生地に、クリームチーズフロスティングを乗せた「シナモンロール」。どれも冴えた素材の組み合わせなのに、値段は驚くほど手ごろ。

目指すは 町の「寄り合い」パン屋

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右上)外には待ち合いスペースも。右下)お店のパンをイメージした「ブローチ」(各350円)

開店と同時に、立ち寄りスポットのように次々訪れる常連さん。いつも地元客の笑い声が絶えないのは、この店が「パンを通して会話を弾ませ、モノと人、人と人が繋がっていく、そんな時間を大事にしている」から。馴染みのなかったこの街まで、特別な場所にしてくれる「イケダベーカリー」。次の開店日を心待ちに、お店の扉を開けてみませんか。

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