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学資保険の平均的な契約金額の相場はいくら?保険料がおトクになる払い方も合わせてご紹介!

  • 2019.1.12
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お子さんの将来の学費に備える学資保険。無理なく積み立てるには、満期払戻金はいくらくらいに設定すればよいでしょうか。お得な支払い方法である“年払い”も紹介しましょう。また、気になる2人目、3人目の学資保険の契約金額はいくらで加入するべき?など、学資保険の“金額”にまつわるお話です。

学資保険って何?という方は、まず以下記事をご覧ください。

学資保険の契約金額はいくらがベスト?平均相場は?

「こどもの将来の学資にそなえるなら、学資保険よね!」と意気込んで契約しようとして、はて?と最初に悩むのが契約金額です。

学資保険の契約は、「受取学資金総額」を決めて、この金額を貯めるには保険料がいくら必要で、満期返戻金の受取は子供の18歳にして・・・と決まっていきます。

なにしろ初めてのお子さんの場合ですと、学資保険だって初めての契約。よそのご家庭がどんな契約をされているか参考にしたいですよね。

そこで、学資保険人気ナンバーワンのソニー生命の学資保険を参考にしてみました(ソニー生命ホームページ、2018年1月ネットエイジア調べ)。受取学資金総額の1位は、200万円、2位が300万円、3位が100万円です。

「あれっ?前に見た、かかる教育費とずいぶん差があるような・・・」本当に200万円で足りるのか問題

そうなんです!文部科学省などの調査によると、お子さんの教育費は、幼稚園から大学まで全部公立に通った場合で約550万円、全部私立になると、約1,800万円(出典:平成28年度子供の学習費調査より)なので、学資保険だけで全ての学資をまかなえるわけではなさそうです。

そうは言っても、学資保険に「入ってて良かった!」という声が多いのも事実です。というのも、大学入学前から入学時のまとまったお金が必要な際に、学資保険の満期金がどーんと入ると、とても安心です。この大学等の入学時辺りの教育費のピークを過ぎれば、通常の預金などで対応できるという側面があります。

また、全体の半分以上の学生が利用している日本学生支援機構の奨学金は、入学後に支給が始まります。入学時の支払いには間に合わないのです。月々の通学費などは、奨学金を頼りにする計画もアリかもしれません。

今は超絶低金利!運用期間が長い場合は、他の金融商品でも備えよう

学資全てを学資保険で賄うのは途中解約してしまう可能性が高い

学資保険の本来の目的の一つの「保護者に万一の場合でも学資に困らないように備える」と考えれば、学資保険で大学などの学資を全部まかなえる金額を契約するのが理想です。

ところが、現在はとても金利が低いので、契約金額を大きく、例えば400万円などに設定すると、毎月の掛け金が数万円になることも。それでは、掛け金の負担が大きすぎて、途中解約してしまう可能性が出てきます。

途中解約すると、“元本割れ”して掛け金より少ない金額しか返ってこないことになるかもしれません。損してしまっては、もったいないですね。

金利上昇の期待も含めて「銀行預金や投資信託」を併用するのもおすすめ

もう20年以上続いている低金利ですが、いつ金利が上がってくるかは誰にも分かりません。これだけの低金利ですと、さらに金利が下がるよりは、上昇するのでは?という期待もあります。

いざ金利が上昇してくると、学資保険など、契約時に低い金利で運用を固定した商品より、銀行預金や投資信託などで金利上昇の恩恵を受けられる商品の方が多くのリターンを生む可能性があります。

そこで、一番現金が必要な入学時に備えて学資保険を200万円で契約、その他の毎年かかる授業料などは銀行預金や投資信託などでより高いリターンを狙ってつみたて投資で備える。そんなハイブリッド型が安心かもしれません。

長期投資の場合、分散することでより高いリターンを得られる

投資の世界では、「卵は一つのかごに盛るな」といいます。かごがひっくり返ると、全ての卵が割れてしまうからです。お子さんの学費を考える際には、学資保険だけでなく、銀行預金や投資信託などで“分散投資”を行いましょう。これまでのデータでも、長期投資の場合は、分散することでより高いリターンを得ているようです。

投資優遇制度の「つみたてNISA」も活用しよう

また、投資信託を積立できる投資優遇制度の「つみたてNISA」にすれば、値上がり益に税金がかからず、最長20年間積み立てておくことができます。1年間の積立額上限は40万円です。お子さんのお名前で契約できる、ジュニアNISAもあります。次項では、積立期間と保険料支払い額の関係をチェックしましょう。

学資保険の保険料を安くするには、積立期間を短くするのがとっても有効って、知ってた?

受取学資金総額は同じでも、支払う保険料を安く抑える方法があります。それは、積立期間を短くして、積み立てたお金の運用期間を長くするのです。そうすると、リターンが大きく育ち、払った保険料を上回る受取学資金をもらうことができます。

保険会社は、お金が運用されている間に増えていくことが見込めるので、保険料を安く提供することができるのです。では、学資保険の保険料をどの位の積立期間に設定すれば、無理なく有利に積み立てられるのでしょうか。

保険料の節約は、払い方次第!①一番有利なのは一括払い

究極の短積立期間は、契約時に1度に払ってしまう一括払いです。また、積立期間の支払い回数を減らして年に一回だけ払う「年払い」も保険料を安くできます。

「赤ちゃんの誕生祝い、親戚あちこちからもらって嬉しい!」などの場合は、生活費に回すより、学資保険をどーんと払ってしまいましょう。その後の安心感が全然違います。

保険料の節約は、払い方次第!②先輩パパママに大人気!10年払込

「1回で払うって、気前のいい親戚とかいれば払えるかもだけど・・・」というご家庭がほとんどと思います。地道に積み立てることが王道ですよ。とはいえ、少し保険料は高めになってしまいますが、10年などの短期で払込を終わらせると安心です。あとはじっくり運用してもらって、満期を待つだけです。

保険料の節約は、払い方次第!③毎月払いで、コツコツ17年

払込の期間を長くすると、支払う月々の保険料は安くできます。家計に無理のない金額でコツコツ貯めていくのが基本ですから、一番理にかなったつみたて方法です。一番避けたい途中解約の危険も低いことになります。長い期間積み立てるので、嬉しい“貯金習慣”がしっかりと身につくという利点もあります。

2人目のお子さんの学資保険、いくらで契約するべき?兄弟は平等に?

最初のお子さんが生まれた際は、なんの迷いもなく加入した学資保険も、2人目の誕生の際は加入しようか迷うご家庭が多いようです。

毎日やりくりしていく中で、どうしても生活費や突発的な出費などが重なり、学資保険の支払いが「く、苦しい・・・」と思う場面があったかもしれません。

現在の低金利では、学資保険は解約すると元本割れするかもしれない商品です。2人目誕生となると、ご両親も少し経験を積まれて、“ちょっと大変な時もあるかもしれないな”と予想がつくようになります。

また、「本当に200万円で足りるのか」の項でお知らせしました通り、一家の家計全体から見て、学資保険にばかり資産が偏るのも考えものです。楽々保険料の支払いが可能なご家族は2人目も3人目も学資保険をバッチリかけても大丈夫ですが、「うちは上の子の時にちょっと苦しい時があったなぁ」というご家庭は、つみたてNISAや銀行預金等も検討してみてはいかがでしょうか。

投資信託の成績が良くて、「学資保険の満期返戻金より多くなった!」なんて嬉しいサプライズがあるかもしれません。

学資保険の金額に関するまとめ

学資保険の契約の際のキーポイントである、受取学資金総額の金額や、積立期間の考え方、他の金融商品のオススメをご紹介しました。嬉しいお子さんの誕生に合わせ、ご一家のライフプランを考えてみるのも楽しいかもしれません。ライフプランに合わせて積立預金や学資保険を考えると、ご家族で目標を共有できる大きな助けになります。

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